この記事では、山形県 新高湯温泉 奥白布 吾妻屋旅館について、お風呂、お部屋、食事の詳細を解説します。
新高湯温泉は、明治35年開湯、西吾妻山の中腹、秘湯・白布温泉のさらに奥にあり、奥白布温泉とも称されます。
吾妻屋旅館は、新高湯温泉を源泉とする一軒宿で、日本秘湯を守る会会員、標高1126m(いいふろ)の静寂な山間で、5つの絶景露天風呂を楽しめる温泉旅館です。
この記事では、吾妻屋旅館がどんな宿なのか、今回宿泊したお部屋、自慢の絶景露天風呂、夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【山形県 新高湯温泉♨️吾妻屋旅館】5つの絶景露天風呂!標高1126(いいふろ)mにある日本秘湯を守る会の宿
山形県 新高湯温泉 奥白布・吾妻屋旅館に宿泊してきましたので、館内の概要、お部屋、お風呂、夕食と朝食までブログでご紹介します
新高湯温泉・吾妻屋旅館 基本情報
新高湯温泉とは
新高湯温泉は、明治35年開湯、西吾妻山の中腹、秘湯・白布温泉のさらに奥にあり、奥白布温泉とも称されます。
周囲には、天元台高原があり、少し降りたところに天元台高原ロープウェイもあります。
吾妻屋旅館は新高湯温泉を源泉とする秘湯一軒宿です。
吾妻屋旅館 基本情報
吾妻屋旅館 基本情報
新高湯温泉・吾妻屋旅館の公式ホームページはこちら。公式インスタグラムはこちら。
新高湯温泉の開湯は文政4年(1821年)、当館の祖先阿部又右衛門氏が入浴して病が治ったことに由来します。
その後、明治35年(1902年)、初めて旅舎を創業。現在の館主は五代目、創業100年以上の老舗旅館です。
自噴泉の自家源泉がある場所に建てられた、1km四方に他の建物がない一軒宿は、標高1126m(イイフロ)、山形県では姥湯温泉に次ぐ2番目の標高にあり、「奥州三高湯」の中では一番高い場所にあります。
周辺は豊かな自然に恵まれ、天元台湯元から1km(車で4分)。 白布温泉から約2km(車で約6分)となっています。
現在の吾妻屋旅館は、3階建て、全13室。
客室にトイレはなく、トイレは共用です。また、客室にはエアコンもありません。
食事は夕食・朝食いずれもお部屋でのお膳となります。
クレジットカードは利用できず、現金のみとなります。
WiFiはロビーにのみ用意されています。また、ドコモはじめ携帯の電波はほぼ繋がります(ソフトバンクがややつながりにくいようです)。
- 客室数:全13室
- 駐車場:無料(冬季は天元台湯元駐車場から無料送迎)
- チェックイン:14:10
- チェックアウト:10:00
吾妻屋旅館 場所
住所:〒992-1472 山形県米沢市関 湯 の 入沢 3934
TEL :0238-55-2031
【宿へのアクセス】
マイカー:東北中央道 米沢八幡原ICより 40分(22km)
山形新幹線:米沢駅前→路線バス40分→天元台湯元バス停より宿送迎車5分
吾妻屋旅館 客室
宿は木造2階建て、客室は6畳(1-2名)と10畳(2-4名)の和室で全13室、いずれもトイレ・エアコンはありません。
今回は1人泊のため、6畳の和室でした。
吾妻屋旅館 温泉
吾妻屋旅館の売りは、五つの絶景露天風呂
- 眺望露天風呂・・・最も大きいお風呂、米沢の象徴的山である「兜山(かぶとやま)標高1,199米」目線の眺望、天元台ロープウェイも眼下に見えます
- 根っこ風呂・・・樹齢250年の栗の木をくり抜いた「カブ型」と「ヨコ型」の湯船が並んでいます
- 滝見露天風呂・・・最上川源流の豪快な滝を眺めながら入れるお風呂。冬季(11月〜4月)は閉鎖されます
- 貸切大樹風呂・・・大樹を切り抜いた湯船のお風呂。空いていれば入ることができます
他に、総ヒバ造りの内風呂が男女各1つづあります。
露天風呂は全て混浴ですが、18:30 ~ 20:00の間は、全ての露天風呂が女性タイムとなっており、その時間帯、男性は内風呂のみ利用できます。
吾妻屋旅館 泉質
- 源泉名:新高湯温泉
- 泉質:含硫黄ーカルシウム・硫酸塩温泉
- pH:7.0
- 泉温:55.6℃
- 湧出量:毎分170L
- 源泉100%かけ流し
吾妻屋旅館では、現在日帰り入浴はできません。
お風呂については記事内で詳細に解説していますので是非御覧ください。
日本秘湯を守る会から予約
今回は日本秘湯を守る会のサイトから予約しました。
今回のプランは1泊2食スタンダード、【和室6畳お一人旅】、宿泊費は大人一人で17,000円でした。
山形県 新高湯温泉 吾妻屋旅館に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
宿の概要
山形県 米沢市中心部から吾妻山方面へ車で約30分、秘湯・白布温泉が見えてきました。
今回は、山形県 新高湯温泉 吾妻屋旅館をご紹介します。
新高湯温泉の開湯は文政4年(1821年)、吾妻屋旅館の祖先阿部又右衛門氏が入浴して病が治ったことに由来するとされています。
吾妻屋旅館は、5つの絶景露天風呂と山の幸の食事が自慢の、秘湯感たっぷりの温泉旅館です。
この記事では、自慢の5つの露天風呂を中心に、館内、お部屋、夕食と朝食まで、吾妻屋旅館の魅力をフルレビューします。
見どころたっぷりの記事となっていますので、ぜひじっくりとご覧ください。
白布温泉からさらに車で数分、天元台高原ロープウェイの湯元駅が見えてきました。吾妻屋旅館はここから舗装されていない道を進みます😅
なお、湯元駅までは路線バスが通っており、湯本駅からは宿の送迎が利用できます。
宿の歴史と概要をご紹介します。
山形と福島の県境に近い西吾妻山の中腹、磐梯朝日国立公園内、1km四方に他の建物がない最上川源流沿いの一軒宿、それが吾妻屋旅館です。
自噴泉の自家源泉がある場所に建てられた、吾妻屋旅館の標高は1126m(イイフロ)、山形県では過去に当チャンネルでもご紹介している秘湯、姥湯温泉に次ぐ2番目の標高にある温泉旅館です。
(創業当時の建物の写真)
吾妻屋旅館の創業は、明治35年(1902年)。何度も改築を重ねながら、古くからの歴史を守り続けています。
平成8年、改築前の写真(その後平成14年、改築)。
現在の吾妻屋旅館の館主は5代目、建物は3階建て、いずれも和室で全13室。5つの個性的な絶景露天風呂を楽しめる秘湯の温泉旅館となっています。
吾妻屋旅館は、日本秘湯を守る会会員。日本秘湯を守る会ではスタンプ帳を発行しており、10個集めると、1泊招待してもらえます。
館内紹介
歴史を感じる、エントランスから館内に入ってみましょう。
入ってすぐのロビーは、改築されていない、比較的古い建物。
築120年以上の地元民家から移築した栗の木の大黒柱
帳場(フロント)
秘湯を守る会の本やフェイスタオルなどが販売されています。
古い写真などの資料が飾られています。
お風呂は基本混浴のため、湯浴み着が売られていました^^
WiFiはロビーでのみ利用できます。また、ドコモはじめ携帯の電波はほぼ繋がります(ソフトバンクがややつながりにくいようです)。
冬には薪ストーブが焚かれるようです^^
談話スペース
ゴルゴ13^^
セルフでインスタントコーヒーをいただけます。
自販機もありました。
お風呂への通路にはたくさんのサインが!
チェックイン
ロビーで座ってチェックインです。
お風呂の説明、食事の時間の説明などをしてもらいました。
予約は宿への直接の電話または日本秘湯を守る会のWebサイトから可能です(いずれも秘湯スタンプをいただけます)。
今回の宿泊費は、お部屋の紹介の際にお見せします。
客室紹介
客室は全て和室で全13室。6畳または10畳の和室で、料金は決まっています。
いずれのお部屋も洗面、トイレ、エアコンはありません。この後、6畳と10畳の両方をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
お部屋の前の廊下には、共用のトイレと
洗面所が用意されています。
洗面にはドライヤーがありました。
お水は吾妻山の自然水です。とても美味しいお水です♪
307号室 6畳和室 お部屋レビュー
まずは今回泊まる6畳和室のお部屋です。
鍵はしゃもじの形^^
6畳和室です。
雨が降っていますが、晴れていれば、下の方に奥行きのある山の景色が見えそうです。
窓側からみたお部屋です。
布団は最初から畳んで置かれていました。
浴衣とアメニティバッグです。
巾着の中には名入りのフェイスタオルと歯ブラシがありました。
エアコンはありませんが、扇風機が用意されていました。
お茶菓子です。
ドレッサーのような鏡です。
テレビや金庫、電話などがあります。
お茶のセット。玄米茶です。
ポットと冷水もありました。
箪笥の中にハンガーラックがありました。
タオル掛けです。
壁にもハンガーラックがありました。
食事はお部屋でいただきます。
夕食は17:30から、朝食は8:00ころにお部屋に配膳をしてもらえます。
312号室 10畳和室 お部屋レビュー
続いてゆったり和室、10畳のお部屋です。
こちらのお部屋は角部屋ですので、窓が2面にありました👍
お部屋からの景色はこちらの方が良さそうです(雨が残念😭)
窓側からお部屋を見てみます。やはり6畳よりは広めで余裕があります。
クローゼットは独立しています。
お風呂のご紹介
お風呂をご紹介します。
【露天風呂】※男女混浴
①眺望露天風呂
②③根っこ風呂・・・樹齢250年の栗の木をくり抜いた湯船
④滝見露天風呂
⑤貸切大樹風呂・・・空いていれば入ることができます
【内湯】総ヒバ造りの内風呂が男女各1つづあります。
吾妻屋旅館には、貸切を含めて露天風呂が5つ、男女別の内湯が1つずつあります。このうち、洗い場があるのは内湯のみとなっています。
露天風呂は男女混浴ですが、「女性タイム」が設定されています。この時間は男性は外出禁止です^^
お風呂はそれぞれ離れた場所にありますが、この後全てのお風呂をご紹介します。
なお、吾妻屋旅館では、現在日帰り入浴はできません。
吾妻屋旅館 泉質
- 源泉名:新高湯温泉
- 泉質:含硫黄ーカルシウム・硫酸塩温泉
- pH:7.0
- 泉温:55.6℃
- 湧出量:毎分170L
- 源泉100%かけ流し
ヒバ造りの内湯 女湯
まずは、本館の奥にある内湯をご紹介します。お風呂の手前にトイレがありました。
内湯の入り口です。
女湯 内湯 脱衣スペースです。客室が13ですので、十分な広さです。
洗面です。
ドライヤーもあります。
源泉は「新高湯温泉」 pH7.1の含硫黄ーカルシウムー塩化物温泉、泉温は約50℃です。
加水・加温、濾過消毒なしの源泉100%掛け流しです。
内湯 女湯
鄙びた感じ、全体の木造りの雰囲気、素晴らしいです。
湯船は総ひば造り、4-5人くらい入れそうな広めのお風呂です。
ほぼ透明で無臭のお湯です。
洗い場にはシャワーはありません。
秘湯くまざさシャンプーがありました👍
内湯 男湯
続いて男湯です。
男湯 脱衣スペースです。
洗面です。
ドライヤー
男湯 内湯
女湯とほぼ同様ですが、全体がひば造りの鄙びた雰囲気、最高です。
湯舟は広さも女湯とほぼ同様です。
窓があり、外の景色も見えるようになっています。
洗い場も同様です。
源流滝見風呂
では、外にあるお風呂をご紹介します。
まずは最も遠い場所にある源流滝見風呂。
素晴らしい滝とお風呂に入るために、結構な坂を登らなくてはいけません😅
到着しました!^^
着替えのスペースはかなり狭め^^
源流滝見風呂 素晴らしすぎます!
湯舟は大きな石を使った岩風呂になっています。
奥には自然そのままの滝が見えています。
お風呂の脇は、川が急角度で豪快に流れています。
こちらの湯口から源泉がかなりの量注がれています。
完全に開放的な自然の中でお風呂に入ることができます👍
根っこ風呂、眺望露天風呂
続いて、宿の正面にあるこちらの「昇龍門」から下に降りてみます。
まずは「栗の根っこ風呂」
足場が悪いので注意しましょう😅
栗の根っこ風呂の着替えスペースです。ほぼ1-2人用ですね。
栗の根っこ風呂 どちらも栗の根をくり抜いて作ったお風呂です😳
片方は縦にくり抜いたようです。
もう片方は断面をくり抜いたようです。どちらも一人用ですね^^
景色はかなり良さそうです。
木の中を通したパイプから源泉が流れています^^
眺望露天風呂はさらに下にあります。
外からもお風呂が見えています。
眺望露天風呂の脱衣スペースです。他のお風呂と比べると少し広いようです。
1126m(いいふろ)の看板です。写真を撮ったりできますね^^
眺望露天風呂です。屋根はかかっていますが、周囲は完全に開放されていて、開放感も素晴らしいです。さらに・・
下の景色も素晴らしそうです(曇っているのが残念😭)
湯舟は最も大きく、10人くらい入れそうです。周囲の岩もいい感じです👍
源泉はこちらの湯口からかなりの量が掛け流しになっています。
貸切大樹風呂
最後に貸切風呂をご紹介します。
貸切風呂は、空いていれば入ることができます。
貸切風呂の脱衣スペースです。1-2人用になっています。
貸切風呂です。樹齢300年以上の栗の木をくり抜いたお風呂です。
細長いですが、2人くらいは縦に入れそうです^^
こちらの湯口から源泉がかけ流されています。
お部屋で夕食
夕食は朝夕ともにお部屋でいただきます。
最初に全て配膳されます。山の幸中心の豪華なお膳です。この山奥でこれほど豪華なお膳をいただけるのは最高の贅沢ですね♪
なんと米沢牛の陶板焼き!コンロで熱々、お肉も柔らかく、絶品でした^^
イワナの塩焼き 焼きたてのイワナ、身もふわふわで、これは最高でした♪
マスのお刺身。お刺身は海のものではなく、川の魚です。山に来たら山のものをいただく、これが最高の贅沢です。
お味噌汁はワラビ、タケノコ、油揚げなど
お蕎麦は山かけ
小鉢も山の幸オンパレード
ワラビ 近くの山で採ってきたものらしいですよ
フキの煮物。味付けもよく絶品!
ウドのごま和え
玉こんにゃく。山形名物ですね^^
お漬物
デザートはコーヒーゼリーです。
ご飯は山形のブランド米つや姫。とても美味しかったです。
ドリンクメニュー。品数は少なめですが、ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ソフトドリンクと一通り揃っています。
1杯目はビール。
ビールの後は、山形のワイナリー高畠醸造の白ワインをいただきました^^
夜の景色
夜の景色です。
お風呂も明かりがついていました(根っこ風呂だけは暗かったです💦)。
お部屋で朝食
お部屋で朝食です。こちらも一度に全て配膳されます。
豆腐とワカメのお味噌汁。
焼き鮭と昆布巻き シャケは柔らかく絶品でした^^
煮物 切り干し大根やきのこなど具沢山です^^
漬物は丸茄子、梅干し、きゅうり味噌漬けなど
お浸しは菊の花入り
納豆
味付き海苔
温泉玉子。黄身は少し固めでした。
朝もご飯はつや姫。お櫃で頂きましたが、全部いただきました^^
チェックアウト
フロントでチェックアウトです。
新高湯温泉 吾妻屋旅館 いかがでしたか?
まさに秘湯、5つの絶景露天風呂とひばの内湯、山の幸たっぷりの食事に大満足の宿泊でした。
これからも、いろいろなお宿をご紹介してまいりますので、引き続きご覧ください。
山形県 新高湯温泉 吾妻屋旅館 まとめ
- 白布温泉のさらに奥、山形県で2番目の標高にある新高湯温泉 吾妻屋旅館に宿泊しました。
- 5つの絶景露天風呂は、どれも個性的で素晴らしいお風呂でした。
- 山の幸中心の食事は素晴らしく、山奥での最高の贅沢をいただきました。
まさに秘湯、5つの絶景露天風呂とひばの内湯、山の幸たっぷりの食事に大満足の宿泊でした。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【山形県 新高湯温泉♨️吾妻屋旅館】5つの絶景露天風呂!標高1126(いいふろ)mにある日本秘湯を守る会の宿
本記事が、吾妻屋旅館の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
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