宮城県、遠刈田温泉、温泉山荘だいこんの花へ行ってきました。
遠刈田温泉は蔵王連峰の東麓に広がる温泉街で、福島の土湯温泉や宮城の鳴子温泉とともにこけしの生産でも知られる温泉街です。
温泉山荘だいこんの花は、2003年に一の坊グループの宿として新規オープンしました。約1万坪の森にたたずむ、すべて離れの18室の客室からなる宿で、14室が露天風呂(一部半露天)付きの客室という贅沢宿です。
今回はそんなだいこんの花の最高級客室のひとつ、温泉露天風呂付き客室「杉」に宿泊してきました。さらに、宿のご好意で、「つめ草」「おぼろ月」のお部屋と、大浴場(大風呂)とすべての貸切風呂も撮影させていただきました。
この記事では、だいこんの花がどんな宿なのか、露天風呂付き客室「杉」のお部屋と温泉露天風呂、大風呂と貸切風呂、豪華な夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【宮城県 遠刈田温泉♨️温泉山荘 だいこんの花】全18室離れの贅沢宿で本物のオールインクルーシブを楽しむ!
目次
- 遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花 基本情報
- 宮城県 遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
- 実際宿泊して良かった点、気になった点
- 宮城県 遠刈田温泉 温泉山荘 だいこんの花 まとめ
宮城県 遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花 温泉露天風呂付「杉」に宿泊してきましたので、客室露天風呂、大浴場・貸切風呂、豪華夕食と朝食、館内の様子までブログでご紹介します
遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花 基本情報
一の坊リゾート
一の坊リゾートは、宮城県内で、オールインクルーシブ温泉リゾートを展開しており、現在宿泊施設としては以下の4つがあります。
- 作並温泉 ゆづくしSalon一の坊
- 松島温泉 松島一の坊
- 遠刈田温泉 温泉山荘 だいこんの花
- 遠刈田温泉 ゆと森倶楽部
作並温泉 ゆづくしSalon一の坊については別の記事にしていますので、ぜひあわせて御覧ください。
https://www.travelcamper.work/sakunami-ichinobo/
遠刈田温泉とは
遠刈田温泉は、宮城県側の蔵王連峰東麓に広がる温泉街で、開湯は約400年前の西暦1600年頃とされています。
江戸時代から、蔵王連峰、刈田岳登山の宿場町として栄え、近年では周辺のスキー場や付近の高原地帯などへの観光客の宿泊ないし日帰り入浴として人気です。
福島の土湯温泉や宮城の鳴子温泉とともにこけしの生産でも知られています。
遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花 基本情報
公式ホームページ
遠刈田温泉、温泉山荘だいこんの花の公式ホームページはこちらです。
だいこんの花のコンセプトは
「この居心地が ちょうどいい」
宿の名前「だいこんの花」の由来は、普段から自然に寄り添っている農家さんではないと見ることができない大根の花のように、ゆっくりと宿の自然に触れて満喫してもらいたいという意味があるようです。
(だいこんの花公式ホームページより)
一の坊グループということもあり、だいこんの花も基本的なプランはオールインクルーシブとなっています(食事なしの素泊まりプランもあります)。ラウンジの利用や、ダイニングの飲食だけでなく、貸切風呂も料金に含まれていて、すべての宿泊客が同様のサービスを受けることができます。
館内は、4つの無料貸切風呂(通り雨、雪待ち、星の林、朝かぜ)、1つの大浴場(大風呂ぎんやんま)、母屋(フロント)、ラウンジ(どんぐりコテージ、小とりサロン)、セレクトショップMikkeから構成されています。
- 客室数:全18室
- 駐車場:完備(18台、無料)
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:11:00
遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花 場所
住所:〒989-0916宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉北山21-7
TEL :0570-04-1155
【アクセス】
自家用車:東北自動車道 村田ICから約30分
JR:白石蔵王駅よりタクシーないしレンタカーで約40分(送迎はありませんが、定額タクシー7,200円の手配可能です→要問合せ)
温泉山荘だいこんの花 客室
客室は、上記5つのエリア(月の下に眠る、山に遊ぶ、せせらぎを聴く、林をそよぐ、野を愛でる)に12棟計18室用意されています。
18室の内14室が露天風呂(ないし半露天風呂)付き客室となっています。基本的には平屋ですが、一部の客室はメゾネットタイプ(2階建て)になっています。
今回宿泊したのは「杉」(42平米+テラス露天風呂付き)です。
温泉山荘だいこんの花 温泉について
温泉山荘というだけあり、お風呂は非常に充実しています。
貸切風呂は無料で4つ
- 通り雨
- 雪待ち
- 星の林
- 朝風
それぞれ離れたところにあります。下でお見せしますが、全て自然の中にある非日常を感じられる驚きのお風呂となっています。
大浴場はぎんやんま。こちらは内風呂と露天風呂があります。
源泉は自家源泉「蔵王濁川の湯」
- 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉、pH7.0)
- 効能:慢性婦人病・慢性皮膚病・火傷・切り傷・疲労回復等
(だいこんの花 ホームページより)
となっています。
なお、大浴場・貸切風呂は掛け流しですが加水・循環濾過・消毒ありとなっています(客室のお風呂は加水のみとなっています)。
今回の宿泊プランの紹介
公式ページで予約
今回は公式ホームページから予約しました。
今回のプランは
1泊2食付きオールインクルーシブ
林をそよぐ「杉」 / 露天風呂付き離れ (禁煙)
というプランでした。
宿泊費は1泊2日、2食付き、1名で91,400円でした。
宮城県 遠刈田温泉 温泉山荘だいこんの花に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
だいこんの花の概要〜母屋
遠刈田温泉は宮城県側の蔵王連峰東麓に広がる温泉街で、開湯は約400年前とされています。
だいこんの花は、宮城県でオールインクルーシブ温泉リゾートを展開している一の坊グループの宿で、全18室のうち14室が露天風呂付き客室という贅沢宿です。
今回は、だいこんの花でもっとも高級な露天風呂付き客室「杉」に宿泊しました。さらに大浴場と全ての貸切風呂、一部客室を追加で撮影させていただきました。途中可愛い訪問者も見ることができましたよ^^
この記事では、満足度の高いオールインクルーシブサービスを中心にだいこんの花の詳細を解説しますので、是非最後までご覧ください。
温泉山荘だいこんの花は創業2003年、約1万坪の森にたたずむ、全て離れの18室の比較的新しい宿となっています。
だいこんの花のコンセプトは「この居心地がちょうどいい」。宿の名前には、ゆっくりと宿の自然に触れて満喫してもらいたいという意味があるようです。
母屋のエントランスです。
はいってすぐに、自然散策のためのレンタル自転車がありました。
フロントロビーです。とても開放的になっています。
母屋や客室では吹き抜けで梁が見えるようになっており、素晴らしい雰囲気を出しています。この太い梁は山形から取り寄せた樹齢約180年の金山杉(かねやますぎ)という一本杉とのことです。
フロントロビーはショップ(セレクトショップMikke)になっており、地元蔵王の特産品や、こけし、工芸品など多彩なものが売られていました。
こちらのショップは通販もしているそうですよ。
かなりさまざまな商品があり、みているだけでも楽しめます。
母屋の奥にはさらにくつろげるスペースが広がっており、宿泊客の憩いの場になっています。
この時はひな祭りの前だったので雛壇が飾られていました。
こちらの手前にある囲炉裏では、夕方玉こんにゃくが振る舞われていました。
ミニライブラリがありました。
こちらのカウンターでは夕食と朝食の際、デザートが振るまわれていました。
ロビーで座ってチェックイン
チェックインはフロント前の切り株のテーブルで行いました。
夕食と朝食は母屋のとなりのダイニング「コの字」です。
夕食は17:30〜18:30、朝食は8:30〜9:15のフリータイム入場となっています。
母屋の囲炉裏で16:00〜17:00の間、玉こんにゃくが振る舞われます。
母屋をでてすぐのところにはどんぐりコテージがあります。こちらでは溶岩浴(岩盤浴)ができます。また15:00〜17:00の時間限定でビールが振る舞われます。
そのおくには小とりサロンというラウンジがあり、こちらは湯上がり処のようになっており、ソフトドリンク、コーヒー、アイスなどが無料でいただけます。
どんぐりコテージと小とりサロンは後でご紹介します。
大風呂(大浴場)「ぎんやんま」と4つの貸切風呂があり、貸切風呂については予約不要、空いていれば入ることができます。
温泉露天風呂付き客室「杉」お部屋レビュー
今回は14室の露天風呂付き客室のうち最も高級な客室のひとつ「杉」に宿泊しました。また、宿のご好意で空いている他のお部屋も2つ撮影させていただきましたので、是非ご覧ください。
こちらが杉の表札です。
キーおよび木製のキーホルダーです。
こちらが玄関です。畳敷きで、床の間のようなスペースがあり、和を感じられます。
盆栽がありました。
お部屋は約42平米、一間に見えますが、奥の方にはもう一部屋ありますが、後でご紹介します。
まずは奥のテラスまで行ってみます。
こちらが「杉」のテラスです。かなり広いウッドデッキになっており、季節や時間の移ろいを感じながら自然に浸るひとときを過ごせます。
左側に露天風呂、右にはもう一つのお部屋の窓が見えます。
露天風呂はお部屋のものとしては十分な広さで、石造りになっています。
手前には枕木があり、ここに寄りかかって正面の林の景色を見ることができます。まさに贅沢なプライベート空間となっています。
左側はこんな感じです。向こう側には隣のお部屋があります。
お湯はpH7.0のナトリウム-塩化物・炭酸水素・硫酸塩泉となっています。無色透明、無臭で、触感にも特徴はありません。
温度調整のための加水はされていますが、消毒・循環なしのほぼ源泉100%掛け流しとなっています。
無色透明で肌に優しい低刺激性。やわらかな肌に整い、保湿効果とクレンジング効果をバランスよく含んだ化粧水のような「美肌の湯」とのことです(ホームページより)。
お風呂に入るとこんな景色が広がっています。本当に開放的で素晴らしいです。
デッキにはくつろげそうなチェアも用意されています。
窓側からお部屋を見てみます。
座り心地のようさそうなチェアとオットマン付きのチェアがあり、奥にはベッドがあります。
手前は板の間、奥は畳敷きになっています。
上を見上げると、屋根は天井まで吹き抜けになっており、梁が見えるようになっています。こちらの梁は、山形県から取り寄せた樹齢180年の杉を利用しているとのことです。
ベッドはシモンズ製のマットレス。とても寝心地が良かったです^^
この辺のベッドの台や、荷物置きなどは、創業当時の大工さんが手作りで作ってくれた木工家具とのことです。角も丸くなっていて、手作りの温もりを感じられます^^
さらに奥には茶室のようなお部屋が・・・
ふみ月という名前のお部屋です。
お部屋は4畳半の琉球畳の和室となっており、床の間と書斎のようなスペースがあります。
天然木で作られた書斎はとても雰囲気がありますね^^。
こちらからテラスが見えます。
こちらはリビングのミニバーです。
冷蔵庫にはソフトドリンクからビール、スパークリングワイン、日本酒などが入っていますが、オールインクルーシブということで全て無料でいただけます。これは嬉しいですよね^^
冷蔵庫の上の棚にはコーヒーバッグ、ティーバッグや茶碗、スナック菓子などがありました。
コーヒーバッグやティーバッグは「だいこんの花」オリジナルとなっています。
こちらはスナック菓子、もちろん無料でいただくことができます。
小さめのテレビがありました。
テーブルには、「オールインクルーシブドリンクメニュー」があり、こちらのドリンクを無料でお部屋に持ってきてくれます。まさにオールインクルーシブ、すごいサービスです^^
だいこんの花について説明します。
創業は2003年で全18室、宮城県の一の坊グループの一つで、基本的にすべてオールインクルーシブサービスとなっています。
お部屋の飲み物はもちろん、母屋、どんぐりコテージ、子とりサロンも含め、全ての施設で全ての宿泊者が同様のサービスを受けることができます。
素泊まりのプランもありますが、その場合もオールインクルーシブのサービスは同様に受けることができます。
ちなみに、だいこんの花がオールインクルーシブを採用したのはコロナ禍になってからとのことでした。
貸切風呂は4つあり、空いていれば無料で利用できます。いずれ劣らぬ素晴らしい貸切風呂でした。全て撮影できましたので、後ほどお見せします。
大風呂「ぎんやんま」も撮影させていただきましたので後ほどお見せします。
お部屋は18室、通路でつながっていますが、どのお部屋も仕切りで完全に分かれており、ほぼ離れのようになっています。
お部屋でwifiが利用できます。通信速度も160Mbpsと、かなり速いです。
こちらが洗面です。現在だいこんの花では、水回りを中心に順次リニューアル中とのことですが、こちらのお部屋は新しい水回りとなっているそうです。
大きめのシンクが2つあり、開放的な洗面になっています。
ドライヤーはダイソン。
アメニティはクシ、歯ブラシ、コットンセットなど。
「北麓草水」という女性用のクレンジングセットがありました。
タオル掛けはホットハンガーになっています。
扉のない開放的なトイレです。最新式のウォッシュレット付きのトイレでした。
浴衣やパジャマ、足袋などがあります。
浴衣にはだいこんの花の柄が、パジャマにもだいこんの花の刺繍がされていました。
上には陣羽織とフリースがあり、このフリースにもしっかりと刺繍がされていました。
下には湯かごがありました。
外に出る前にシャワールームがありました。
シャンプー類のブランドはPROVINSCIAというホテル用のブランドです。
こちら側からテラスに出ることもできます。
「つめ草」と「おぼろ月」のお部屋紹介
今回、宿のご好意で、空いているお部屋も見学させてもらいましたので、少しだけご紹介します。
野を愛でる 半露天風呂付き客室「つめ草」
まずは半露天風呂付き客室のつめ草をご紹介します。
つめ草の広さは約54平米。だいこんの花のお部屋では唯一半露天風呂付き客室となっています。
ベッドはシモンズ製で、和室二間と広縁のお部屋構成となっています。
こちらも書斎のようなスペースが有りました。
屋根も同様に吹き抜けになっていて、一本杉の梁が見えています。
広いデッキと、奥の方にブランコがあるのが特徴ですね。
こちらがお部屋の温泉半露天風呂です。寒い時期は露天風呂のお部屋ではなく、あえてこちらのお部屋を選ぶというのもいいかもしれません。
月の下に眠る 露天風呂付き客室「おぼろ月」
続いておぼろ月をご紹介します。
おぼろ月は全面畳敷きで広さは約53平米。
寝室も広く、小上がりのようなスペースがあります。ベッドはシモンズ製です。
広縁のようなスペースです。
テラスはとても広く、上が完全に開放されていて、まさに森林の中のテラスとなっています。
こちらが露天風呂です。本当に森の中の露天風呂になっていて、開放感は最高です^^
敷地を一周してみます
さて、1万坪と言われる敷地を一周してみます。
母屋やことりサロンなどのラウンジはすべて屋根付きの木製(ないし石)の廊下で繋がれており、すべて大工さんの手作りです。
自然そのままを楽しんでもらいたいということで、建築の際、重機は使用せず、川や樹木にはなるべく手を加えず、そのままの地形を残して建てられた宿となっています。
そのため、お部屋はもちろん、貸切風呂や大浴場そして廊下からも山、川、林の自然の景色を楽しむことができます。
こちらは星見台。雪が覆っていますが、晴れた日は満点の星空が見えるそうですよ^^。
ラウンジ「小とりサロン」と「どんぐりコテージ」
オールインクルーシブ温泉リゾート、一の坊グループの魅力は、温泉はもちろんですが、ラウンジなどの施設が充実している点です。
だいこんの花にはリスや鳥を見ることができる小とりサロンと溶岩浴やビールをいただけるどんぐりコテージの2つのラウンジがあります。
小とりサロン
まずは母屋から出てすぐのところにある小とりサロンをご紹介します。
右側には大風呂(大浴場)があることから、湯上がり処としても利用しやすいラウンジとなっています。
小とりサロンです。森林に向かって椅子とテーブルが配置され、森林の景色を見ながらドリンクやアイスなどがいただけます。
自然を目の前に感じられるラウンジになっています。手前にあるお皿には朝になるとリスや小鳥がひまわりの種を食べに来ます。その様子は後ほどお見せします。
椅子、テーブルの他に、奥の方には畳の小上がりがありました。
屋根はお部屋と同様に吹き抜けになっています。
蔵王名物、こけしが展示されていました。
スナックも用意されていました。
ドリンクもいろいろ用意されています。他にコーヒーもあります。
アイスキャンディーやカップアイスも豊富にありました。
こちらはマカロンをアレンジしたスイーツです。
通常のコーヒーと、コールドクレーマがありましたので入れてみました。
水出しのクリーミーなコーヒーです。
森の溶岩浴 どんぐりコテージ
小とりサロンの少し奥には溶岩浴、どんぐりコテージがあります。
どんぐりコテージでは15:00-17:00の間、生ビールが無料でサービスされていますので、その時間で行ってみましたよ^^
こちらがどんぐりコテージの入り口です。
溶岩浴は地元から採取された熔岩石を敷き詰めたお部屋での岩盤浴です。エステのメニューも用意されています。
大きな吹き抜けのコテージになっており、窓の外にはミズナラの木の下に広がるテラスがあります。
薪ストーブの柔らかな炎をともす、木の香りただようラウンジとなっています。
こちらが岩盤浴のお部屋です。壁に寄りかかったり、下に座ったりして、遠赤外線効果で体をじんわりと温めることができます。
アンチエイジング効果やデトックス効果が期待できるとのことですよ^^
ティーや水も用意されています。
そして15:00-17:00のハッピーアワーには、嬉しい生ビールがいただけます。
溶岩浴後に汗をかいた後の生ビール、最高ですね^^
大風呂「ぎんやんま」
だいこんの花には大浴場(内湯・露天風呂)がひとつと貸切風呂が4つあります。まずは大浴場(大風呂)をご紹介します。
以下、大浴場、貸切風呂いずれも撮影の許可を頂いています。
大風呂 ぎんやんまは小とりサロンから外に出たところに入り口があります。この暖簾をくぐると・・
手前に女湯、奥に男湯がありました。
大風呂 ぎんやんま 男湯
こちらが男湯の脱衣スペースです。全体が木造りで温もりのある印象です。18部屋だけですので、広さも十分ですね。
洗面です。シンプルな洗面になっていますね。
こちらが男性の大浴場、内湯です。湯舟は十分な広さの石造りで、上は木で縁取られています。
洗い場も複数用意されています。
奥のガラスから外の景色が見えて、窓を開ければ半露天のようになります。
お湯はお部屋のお風呂と同様のpH7.0の塩化物・炭酸水素・硫酸塩泉ですが、大浴場は加水・濾過消毒されています。
こちらは露天風呂です。全体が石造りで、広めの雰囲気のある露天風呂になっています。
屋根はかかっておらず、完全に開放されています。
これだけ開放的な露天風呂であれば、虫や木の葉もたくさん入ってきそうですね。メンテナンスも大変そうです。
大風呂 ぎんやんま 女湯
ぎんやんまの女湯です。
こちらが女湯の着替えスペースです。男湯とほぼ同様ですが、レイアウトは少し異なっています。
洗面もほぼ同様ですね。
大風呂 女湯内湯です。男湯と同様に、石造りの湯舟で上に木が縁取られています。
やはり窓を開けると半露天のように利用できます。男湯と違って、露天風呂が見えています。
お湯は同様です。
女湯の露天風呂です。内湯から直接出ることもできますが、脱衣室から出ることもできます。
女湯 露天風呂です。石の湯舟で、男湯よりだいぶ大きくなっています。こちらも雰囲気がいいですね^^
屋根は半分くらいかかっています。外は見えないようになっていますね。
だいこんの花 4つの無料貸切風呂
だいこんの花には4つも無料の貸切風呂があります。そしてそのどれもが野天ともいえる露天風呂で、開放的で素晴らしいものになっています。2つは脱衣所が屋内にあり、2つはなんと脱衣所含め全て屋外となっています。
貸切風呂は予約は必要なく、宿泊者は空いていればいつでも無料で利用できます。18室のみですので、混んでいることはあまりなく、ほとんどの場合はどれか一つは空いていると思われます。
一つずつご紹介しますので是非参考にしてみてください。
貸切露天風呂 朝かぜ
こちらは貸切風呂 朝かぜ。
入り口のところにある札を裏返して、ドアの鍵を閉めて入ります。
貸切風呂ですので、脱衣スペースは2−3人分となっています。
洗面もありました。
こちらはシャワールーム。
露天風呂 朝かぜ。上は完全に解放されていて、お風呂の正面も森林となっています。まさに自然の中の野天風呂となっています。
湯舟は2−3人程度の広さで、石造りとなっており、上には木が縁取られています。
貸切風呂の泉質は大風呂と同様となっていて、無色透明無臭となっています。
貸切風呂 星の林
朝かぜの隣にある貸切風呂 星の林です。
こちらも朝かぜと同様に札を裏返して入ります。
着替えのスペースやレイアウトも朝かぜとほぼ同様です。
洗面もシンプルになっています。
完全に外のお風呂ですので、雨や雪の時はこの笠が重宝します^^
シャワールームがありました。
こちらは周囲が塀で囲まれています。ただ、上はやはり完全に野天になっていますので、解放感は十分ですね。
貸切露天風呂 星の林。湯舟はほぼ全体が石造りとなっています。
一箇所だけ枕木のような木があって、寝そべったようにして入ることができます。ここから上を見上げると素晴らしい景色が見られそうです。
源泉は他のお風呂と同様です。
貸切風呂 通り雨
残り2つの貸切風呂、通り雨と雪待ちはメインの通路からは外れた通路を通って行きます。
まさに原生林と川沿いにある野天風呂となっています。
この分岐の右側が雪待ち、直進が通り雨となります。
通り雨の看板です。「入浴時には竹ざおを閉めてください」とあります。
なんとこちらの竹ざおを閉めて通せんぼすると入浴中ということになっています。徹底して自然を利用していますね^^
さらに奥へ進みます。冬なので周囲がよく見えますが、夏はどんな感じなのか想像がつきません^^
こちらが入り口です。
なんとこちらは脱衣スペースまで含めて全て外にあります。なんてワイルドなんでしょう!
笠は必須ですね^^
貸切風呂 通り雨。奥には森林、右側には川、まさに大自然を感じられるお風呂になっています。これは素晴らしい!
湯舟は小さめで、石造りとなっており、上は木で縁取られています。
お湯は他のお風呂と同様です。
なんといってもこの林の景色と・・・
川が見えるのが素晴らしいですね〜
入ってみました^^。入るまでは寒かったですが、入れば極楽です^^
貸切風呂 雪待ち
もう一つの屋外露天風呂、雪待ちです。通り雨と同様に竹ざおが入浴中のしるしです。
雪待ちの入り口です。
こちらも通り雨と同様、着替えスペースまで屋外となっています。
こちらのお風呂は川に最も近いお風呂と思います。
貸切露天風呂 雪待ち。周囲には薪が積まれていて独特の雰囲気です。そして、上は完全に解放されていて、川の音もよく聞こえます。
お風呂は小さめの石造りになっています。お湯がでる部分の石が特徴ありますね。
他のお風呂と同様の無色透明なお湯になっています。
母屋の囲炉裏で玉こんにゃく
母屋の囲炉裏では、時間限定(今回は16:00-17:00)で玉こんにゃくの煮物が振る舞われていました。もちろんオールインクルーシブで無料です。
こちらがつくりたての玉こんにゃくです。熱々でした^^
ミシュランガイド宮城4つ星プラス お楽しみの夕食
夕食はダイニング「コの字」でいただきました。夕食の時間は17:30-18:30の間であれば、好きな時間に来ても大丈夫なフリータイム制となっています。これは、時間を決めてそこに合わせる必要がないように配慮してくれているためとのことです。
ミシュランガイド宮城4つ星プラスの食事にワクワクが止まりません♪
こちらがエントランスです。やはり木の温もりを感じられるレストランとなっています。
左には自家製の果実種、奥にはワインセラーが見えます。
こちらは料理長特製の果実種 作った時期と飲み頃が書いてあります。
こちらはワインセラー。
こちらが食事会場です。半個室のようになっていますが、食事会場はお部屋の数と同じ18部屋あるそうです。
メニュー「嬉し、里山料理」です。
こちらがメニューです。メインは仙台牛サーロインステーキ。
ドリンクメニューです。オールインクルーシブですので、ドリンクはこちらのメニューから好みのものを選ぶことができます。
ワイン、ビール、日本酒、焼酎、特製の果実酒そしてソフトドリンクと、豊富なメニューでした。
一部有料のドリンクも用意されていました。
最初に出てきたのは、メジマグロの出汁に自家製の大根をいれたスープ。胃に優しい、薄味の上品な逸品です。
「伊勢海老と香味野菜のサラダ」蔵王産のハーブと宮城の伝統野菜、仙台曲がりネギを使用したドレッシング。
仙台曲がりネギは、あえて曲げて作ることでネギにストレスをかけて、甘くした野菜とのことです。
伊勢海老の身がしっかり入っていて、とても贅沢なサラダです^^
「天然鯛の潮仕立て」鯛とメジマグロの出汁に、セリとネギの香りが混じっていい香りのするお吸い物。大きな鯛の身が入っていました。
【だいこんの花 早春の名物料理】柔らかく煮込んだ牛ほほ肉と根菜の吟醸シチュー
大きな牛ほほ肉がとても柔らかく煮込まれていました。ごろごろの根菜は体が温まりますね^^ シチューは吟醸酒の酒粕を使用しているそうです。
「河豚白子入り茶碗蒸し」茶碗蒸しも河豚もとろっとろでした^^
「たらば蟹ウニ焼き」お皿に入りきらないくらい大きくて身の詰まったタラバの足の上にウニを乗せて黄身醤油を塗って焼き上げた贅沢な逸品。カラスミは自家製とのことです。
高級な海産2つの海産の組み合わせは至福でした^^ メインと言ってもいいでしょう。
お口直しには、自家製の冬人参を使用したシャーベット
本日のメイン料理「仙台牛のサーロインステーキ ちぢみほうれん草のソテー、ラディッシュ」
塩は仙台味噌を粉末にした「ミソルト」と塩釜の伝統製法「藻塩」。
焼き加減もちょうどよく、ジューシーな最高のお肉でした^^
ご飯は蔵王さんのひとめぼれ
お味噌汁はなんと伊勢海老のあら汁。伊勢海老の出汁が最高でした^^
「自家製あさ漬け」調理場で毎日漬けているそうです。
さらに夜食ということで「笹だんご」をいただきました。中にあんこが入っているお団子です。
そしてデザートは母屋のデザートコーナーでいただきます。りんごのクラフティ、ココアのムース、キンカンのゼリーとフルーツからお好みで選ぶことができます。
鯛、たらば蟹、ウニ、伊勢海老、そして仙台牛と、贅沢すぎる食材に加えて、自家製の大根やにんじん、玉ねぎなど、全てがメイン料理でもいいくらいの、これ以上ない最高の満足感が味わえる食事でした。
夜のだいこんの花
夜、お部屋の前はこんな感じでライトアップされていました。とてもいい雰囲気で露天風呂に入ることができますね^^
貸切風呂は12:00までですが、こちらもライトアップされていました。
朝食の前にリスに会えました^^
小とりサロンの外に設置されているエサの台には、朝になるとニホンリスがやってきます。今回は2匹のリスと、小鳥も来ていました。
7時〜8時くらいの朝食の前の時間にほぼ毎日見ることができるそうです。
いつまでもみていられるような、とても癒されるリスの食事風景でした^^
朝食も会場で
朝食も夕食と同じくダイニングレストラン「コの字」です。時間は8:30〜9:15のフリータイムとなっていました。
ドリンクやサラダ、スープはハーフバイキングで好みでいただくことができます。
ドリンクは自家製トマトジュース、にんじんとオレンジの搾りたてジュース、蔵王ホエイMOLKから選ぶことができます。
今回はにんじんとオレンジの搾りたてジュースをいただきました。
こちらはスープです。
サラダとフルーツもお好みでチョイスできます。
朝食です。お膳は右から細大根の煮物、豆腐、ホタテの生姜煮、三点盛りは佃煮、牛しぐれ煮、ヨーグルト、しじみの味噌汁。
料理長特製の焼き立てだし巻き玉子(ほうれん草入り)。
きちじの塩焼き、仙台名物笹かまぼこと大根おろしが添えられています。
こちらは削りたての鰹節。ご飯のお供にということでした。
全体です。朝からこだわりのある、とても贅沢な食事をいただくことができました^^。
食後、母屋では森のコーヒータイムということでハンドドリップで淹れてくれたコーヒーをいただくことができます。
チェックアウトが11:00ですので、朝食の後ゆっくりと貸切風呂やお部屋のお風呂に入ることもできますね^^
チェックアウト
チェックアウトはフロントで行いました。一の坊クラブのポイントが利用できました^^。
温泉山荘 だいこんの花 いかがでしたか?
オールインクルーシブのシステム、離れのお部屋、自然の中のお風呂、贅沢な食事とこれ以上ないのではというくらいのとても満足感の高い宿泊でした^^
これからもいろいろな宿をご紹介して参りますので、是非引き続きご覧ください。
実際宿泊して良かった点、気になった点
今回、温泉山荘 だいこんの花に宿泊しましたが、良かった点や気になった点など上げてみたいと思います。
宿泊してよかった点
オールインクルーシブシステムが素晴らしい
やっぱり一の坊グループのオールインクルーシブは最高でした。
小とりサロン、どんぐりコテージと2つのラウンジのようなスペースがあり、貸切風呂も全て無料、食事の際の飲み物やお部屋の飲み物も無料と、すべての宿泊者がフルサービスを味わえる満足度の高い宿泊ができます。
お部屋のお風呂、貸切風呂どれも開放感が最高!
1万坪の自然の中の宿だけあって、お部屋のお風呂も貸切風呂もまさに野天風呂、川や森林の大自然を全身で感じられる最高の体験ができます。
これまでに入浴した露天風呂の中でも最高と言っていいお風呂でした〜^^
夕食も朝食も大満足
すべての食事がメインになるくらいの食材で、最高の贅沢を味わえる食事でした。オールインクルーシブのお酒も種類が豊富で楽しめます。
気になった点
宿泊費は少々高めですね・・・
今回の宿泊費は1泊2日、2食付き、2名でなんと204,100円でした!
非日常的な、とても贅沢な宿泊が味わえますが、なかなか手が出しにくいお値段かもしれませんね・・・
貸切風呂は野天のため、寒い時期は注意
上で紹介していますが、貸切風呂はいずれも野天ですので、天候によっては全く入れない可能性もありますね。
宮城県 遠刈田温泉 温泉山荘 だいこんの花 まとめ
- 遠刈田温泉のだいこんの花 露天風呂付き客室「杉」に宿泊しました
- オールインクルーシブのシステムが素晴らしかったです
- お風呂もお部屋、貸切、大浴場全てが自然を感じられる素晴らしいものでした
- 食事も非常に満足感が高かったです
ラウンジの利用など、オールインクルーシブであるだけでなく、離れのお部屋、自然の中のお風呂、贅沢な食事とこれ以上ないのではというくらいのとても満足感の高い宿泊でした^^
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【宮城県 遠刈田温泉♨️温泉山荘 だいこんの花】全18室離れの贅沢宿で本物のオールインクルーシブを楽しむ!
ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。