この記事では、山形県、赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守についてお風呂、お部屋、食事の詳細を解説します。
赤湯温泉の開湯は約930年前(1093年)の平安時代後期とされ、奥洲統一を担った源義家に同行していた弟義綱に発見されたとされる歴史ある温泉です。
上杉の御湯 御殿守は、かつて米沢藩主、上杉家の別荘だったとされる宿で、「赤湯御殿」として380余年の歴史ある老舗宿です。
今回は、2022年春にリニューアルした温泉付き特別室『薊』に宿泊しました。
この記事では、上杉の御湯御殿守がどんな宿なのか、今回宿泊したお部屋、お風呂、夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【山形県 赤湯温泉♨️上杉の御湯 御殿守】米沢藩主 上杉鷹山ゆかりの宿は全てが最高すぎた!2022年リニューアル温泉付特別室に宿泊
山形県 赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守 温泉付き特別室に宿泊してきましたので、館内の概要、お部屋、お風呂、夕食と朝食までブログでご紹介します
赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守 基本情報
赤湯温泉とは
赤湯温泉は山形県南陽市にある小さな温泉町で、山あいにある温泉地が多い山形県では珍しく、町の中に14軒の温泉旅館と3つの公衆浴場が点在しています。
赤湯温泉の開湯は約930年前(1093年)の平安時代後期とされ、奥洲統一を担った源義家に同行していた弟義綱に発見されたとされる歴史ある温泉です。
兵士が戦いで傷ついた体を湯に浸したところ、たちどころに傷が治り、血で真っ赤に染まったことが赤湯温泉の由来となったと言われています。
その後、伊達領時代を経て上杉領となり、米沢藩時代には殿さまが入る箱湯として保護されるとともに、藩公認の遊興の場所として栄え、上杉鷹山も湯治に訪れました。
赤湯温泉には「森の山源泉」「森の山2号源泉」「湯川原源泉」の3つの源泉があり、平安時代から今も変わらずこの地を訪れる人々を癒し続けています。
赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守 基本情報
上杉の御湯 御殿守 基本情報
赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守の公式ホームページはこちら。
上杉の御湯・御殿守は寛永11年(1634年)創業、米沢藩主・上杉家の別荘「赤湯御殿」として380年以上の歴史と伝統を守る宿です。
「御殿守」という名は、上杉家赤湯御殿の用人(守番)の役職名「御殿守(ごてんのもり)」から命名されました。
明治天皇や宮崎駿監督などの著名人も訪れたとされる、名宿となっています。
全12のお風呂と、温泉付きの客室もあり、館内で湯巡りを楽しむことができます。
日本「さくら名所100選」にも選ばれている烏帽子山が宿のすぐ後ろにあり、桜祭りの時期には宿から見事な桜を楽しむことができます(今回は桜の時期を狙って宿泊しました!)
- 客室数:全31室
- 駐車場:無料(80台 予約不要)
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:10:00
上杉の御湯 御殿守 場所
住所:〒999-2211山形県南陽市赤湯989
TEL :0238-40-2611
【宿へのアクセス】
自家用車:東北自動車道 南陽高畠ICより約5分
JR:JR奥羽本線赤湯駅(無料送迎バスあり、要予約)
上杉の御湯 御殿守 客室
お部屋は全31室、10畳バストイレ付の客室が主で、特別室と通常和室があります。特別室の一部は、2022年にリニューアルされました。
- 特別室・・薊 + 桔梗、山吹、梅、椿、藤、狭霧、千歳
- 通常客室・・笹舟、更科 / 嵯峨、和室
今回宿泊したのは2022年春にリニューアルした特別室「薊」です。
上杉の御湯 御殿守 館内施設
豊富なお風呂の他に、館内には、資料室を始めとして宿泊中に楽しめる施設が豊富です。
- 資料室「甲胄の倉」・・・戦国時代の甲冑が展示されています。甲胄体験も人気です。
- 資料室「時の倉」・・・上杉家に関する資料が展示されています
- 飲泉所「亀の湯」・・・なんと赤湯温泉の飲泉ができます。
- パワースポット「龍穴洞」・・・昔、冷蔵庫代わりにも使われていた横穴式井戸。中には二頭の龍神が祀られています。
- 民話の部屋・・・地元に伝わる民話を楽しみながら、懐かしいラムネを楽めるお部屋です。昔の遊び体験もできます。
- 談話室「朧(おぼろ)」・・・オーディオによる演奏会場、ライブラリのようなスペース。コーヒーもいただけます。
- 屋上テラス「十間ロングベンチ」・・・桜の時期は最高の景色が広がります。
上杉の御湯 御殿守 温泉
上杉の御湯 御殿守の特徴は、様々な趣向の湯舟の豊富さ。大浴場は離れのような場所にありますが、いろいろな湯舟を楽しむことができます。
なんとこちらの大浴場だけで湯舟が11もあります!男女入れ替え制ですので、チェックイン日とチェックアウト日で入れば全部のお風呂に入ることができます。
その他に、貸切風呂があります(50分 2,750円)。
- 源泉名…赤湯温泉
- 泉質…含硫黄、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
- 泉温…60.4℃
- PH値…7.3
上杉の御湯・御殿守では以前は日帰り入浴もできましたが、現在は休止中です。
お風呂については記事内で詳細に解説していますので是非御覧ください。
今回の宿泊プランの紹介
楽天トラベルで予約
今回は楽天トラベルで予約しました。
今回のプランは◆21時間ステイ&貸切風呂&お部屋に地ビール♪【22年春◇東館】温泉付き特別室『薊』『桔梗』
宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で109,890円(大人40,700円x2、子供70%)でした。
山形県 赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
赤湯温泉までの道のり
今遠くには、赤湯温泉、桜の名所「烏帽子山(えぼしやま)」が見えています。この時は、桜が満開でした。
今回は山形県、赤湯温泉、上杉の御湯・御殿守をご紹介します。
赤湯温泉は山形県南陽市にある小さな温泉街で、開湯は約930年前(1093年)の平安時代とされる歴史ある温泉です。
その昔、兵士が傷ついた体を湯に浸したところ、湯が血で真っ赤に染まり傷が癒えたことが赤湯温泉の由来と言われています。
上杉の御湯 御殿守は、かつて米沢藩主、上杉家の別荘だったとされる宿で、「赤湯御殿」の湯守を務めたとされる歴史ある老舗宿です。
外観はホテル風の旅館ですが、館内は小さな博物館のようになっており、至る所で歴史を感じられる素敵なお宿になっています。
この記事では、上杉家の歴史を守り続ける御殿守の魅力を余す処なくご紹介します。見どころたっぷりの記事となっていますので、是非最後までじっくりとご覧ください。
宿の概要
上杉の御湯・御殿守の創業は1634年(寛永11年)。
「為せば成る、為さねば成らぬ・・・」という言葉を残した、米沢藩主、上杉鷹山が別荘として利用した、380年以上の歴史と伝統を守る宿で、明治天皇も訪れたとされる、名宿です。
「御殿守」という名は、赤湯御殿の守番の役職名から命名されました。
館内には、歴史の展示だけでなく、全12のお風呂と、温泉付きの客室もあり、湯巡りを楽しむことができます。
また、桜の名所、烏帽子山が宿のすぐ後ろにあり、桜祭りの時期には見事な桜を楽しむことができます(今回は桜の時期を狙って宿泊しました!)
一枚板の立派な御殿守の表札と
家紋が素敵なお城のようなエントランス、ここからが、上杉家の歴史に触れる旅の始まりです^^
入るとすぐに、上杉家の家紋がお出迎え。
こちらは上杉家伝統のおもてなし「お着き酒」。
まずはこちらをいただきましょう^^
こちらはフロント。
坂村真民氏「二度とない人生だから」。隣にはトトロの暖簾^^
こちらはロビーラウンジ。チェックインはこちらで行いました。
南陽市はワインが名産、地元産ワインの試飲ができます。
チェックイン
ロビーラウンジでチェックインです。ウェルカムドリンクはなんと「ごぼう茶」
白い浮遊物がありますが、まさに生のごぼうから出来たような濃厚なごぼうの出汁スープでした^^。 とても美味しかったですよ。
タブレットで情報を確認してチェックイン終了です。
今回は桜祭り初日の4月8日の宿泊でした。桜を狙っての宿泊でしたが、たまたま満開!今年は例年より2週間近く満開が早かったとのことでラッキーでした♪
浴衣のサイズについて説明を受けます。
浴衣コーナーから自分で持っていくこともできます。
女性用の色浴衣は有料ですが、レンタルも可能です。
お部屋までは案内をしていただきました。
温泉付き特別室「薊(あざみ)」お部屋レビュー
今回のお部屋は321号室、温泉付き特別室「薊」です。2022年にフルリニューアルされた客室です。
こちらがキーホルダーとキーです。
足を踏み入れると一見して新しく、新築の匂いがします^^
廊下のライトはセンサーライトになっており、自動的に点灯します。
トイレはとても広く、清潔です。もちろんウォッシュレット付き。
お手洗いのスペースも広く取られています。
洗面はお風呂の脱衣スペースも兼ねていて、十分な広さがありますね。
洗面は見た目シンプルですが、とても高級感がありますね。
男性用、女性用の化粧品はどちらもPOLAのものが用意されていました。
こちらは髭剃りと歯ブラシ。
ドライヤーはパナソニックでした。
上のカゴは湯カゴのように利用できます。下にはタオルがあります。
フェイスタオルには特にロゴはありませんでした。
こちらはお部屋のお風呂です。もちろんお湯は最初から満たされていて、浴室には硫黄の香りが漂っています。
お湯は源泉100%で掛け流しをされています。
こげ茶色の石と、上には檜が縁取られた湯舟になっており、とても高級感がありますね^-^
窓は2方向に取られており、開けることはできませんが、とても明るくなっています。ブラインドが掛かっていますが、開けると、桜も見えるようです。
洗い場も用意されています。
シャンプーはフランスのメーカーElla Bacheというブランドでした。
こちらがお部屋です。奥にある板のままで入れると16畳もある大きな和室になっています。夜はこちらにお布団を敷いてもらえます。
かなり広いですね^^
窓からは、遠くの山の景色が見えています。左側には少しだけ桜も見えますが、実は別のお部屋から見事な桜が見えますので、そちらは後でお見せします。
暖房はエアコンではなくてオイルヒーターでした。
窓側から見るとこんな感じです。とにかく新しくて広い!
床の間もしっかりと用意されていて、和を感じますね〜^^
テレビはかなり大型です。
こちらはクローゼット。羽織がかけられています。
下には足袋がありました。
真ん中にはテーブルと座椅子。
お茶菓子はお饅頭とラフランスゴーフレット、つや姫せんべいです。
さらにもう一つお部屋がありました。リビング側から入ると高級なマッサージチェアが目の前に現れます。
こちらのお部屋はフローリングで、狭めのお部屋になっています。
奥には水場がありました。
グラスとカップ
こちらはミネラルウォーター(出羽三山の水)。
コーヒーメーカーもありました。
冷蔵庫には「月山ビール」が2本ありましたが、こちらはビール付きのプランです。
そしてこちらのお部屋のすごいところは、この景色です!満開の桜^^
こちらの山は「桜の名所100選」に選ばれている烏帽子山という山で、千本桜とも言われる桜の名所です。ソメイヨシノだけでなく、色とりどりの桜で楽しめますね^^
今回は桜の開花時期をある程度予想して予約したのですが、まさかここまでピッタリと満開に泊まれるとは思ってもいませんでした^^
お部屋にはソファがあり、こちらからも山の景色を見てくつろぐことができます^^
御殿守について解説
上杉の御湯 御殿守について解説をします。
客室は全31室、北館、東館、南館、西館と分かれていますが、今回のお部屋は東館3階の「薊」です。
御殿守の特徴は、全部で11と言われる大浴場の湯船とともに、館内にあるさまざまな施設です。特に、上杉鷹山公をはじめとした甲冑の倉と時の倉の展示は必見です!
施設がすごいだけでなく、さらにサービスも素晴らしく、お着き酒やワインティスティング、ケーキバイキングなど、これでもかというほどのサービスぶりです。
施設とサービスについては、以下ご紹介してまいりますのでぜひご覧ください。
お部屋でWiFiが利用できます。通信速度は30Mbpsでした。
お風呂のご紹介
御殿守自慢の大浴場をご紹介します。
大浴場へ行く途中も、さまざまな施設や展示があり楽しめますよ^^
大浴場までの道のり
大浴場は1階フロントの奥にあります。大浴場へ行くまでの道のりにも、いろいろと楽しめる施設がありますのでご紹介します。
こちらは赤湯温泉の効能書きです。泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉です。
大浴場は西湯と東湯があります。この後それぞれご紹介します。
お風呂までの廊下は結構長めで、壁はギャラリーのようになっています。
廊下に入ってすぐのところに、「民話の部屋」があります。
こちらでは、18:00までの間、冷たいラムネをいただけます。子供に帰ってお風呂上がりのラムネもいいですね!
奥のプロジェクターには御殿守の民話が映し出されています。
民話らしいグッズも飾られていますね^^
時間内に一度は立ち寄りたいお部屋です。
民話の部屋の隣には、岩盤浴がありました。
さらに奥に進んでいくと・・・
トトロの絵が見えてきましたよ^^
こちらの絵は、ジブリ作品で知られる宮崎駿さんが御殿守に訪れた際、大浴場の「龍神の湯」に感激して、書き上げてくれたそうです。トトロが湯船に浸かっていますね^^
さらに奥へ進みます。手前に西湯、奥に東湯が見えてきました。
こちらは2つのお風呂の間にあるおやすみどころ「壱中庵」。
ウォーターサーバーがありました。
大浴場の石に使われている北投石のサンプルが展示されていました。
通路の壁には絵画や写真、
上杉家「赤湯御殿」の屋敷図や
年表などが飾られています。
大浴場 東湯
さて、それではメインの大浴場です。お風呂は「東湯」と「西湯」に分かれており、深夜に男女入れ替えとなります。
以下大浴場については特別に撮影許可をいただいています。
まずは東湯(撮影時女湯)です。
こちらが東湯の脱衣スペースです。お部屋の数が31ですので、ロッカーも十分な数ですね。
洗面は4つあります。
お部屋と同様にPOLAの女性用化粧品が用意されていました。
ドライヤーはパナソニックです。
こちらは東湯のお風呂の配置図です。内湯を含めて5つの湯船があります。
泉質は、源泉名が「赤湯温泉」、含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉、pH7.3とほぼ中性です。源泉温度は60.4℃となっています。いずれのお風呂も源泉100%掛け流しとなっています。
無色透明で、ほんのりと硫黄の香りがする上品な硫黄泉で、温泉であることを感じられながらも、とても入りやすいお湯という印象です。
東湯 内湯です。下には石が敷かれていて、全体にとてもいい雰囲気の大浴場になっています。
奥には大きな岩がありますね^^
湯舟は、10人くらい入れそうな石造りの広い湯船で、とても高級感があります。そして外には露天風呂が見えていますね^^
洗い場も十分に用意されています。
シャンプーはDHCでした。
湯舟の脇に、石でできた将棋盤がありました。これはちょっと面白いですね^^
露天風呂全体です。かなり広いスペースの中に、4つのお風呂が用意されています。
こちらは「北投石露天岩風呂」。北海道の日高の青石でつくった岩風呂で、天然記念物玉川産「北投石」が入っています。最も大きな湯船で、とても雰囲気のある岩風呂になっています。
こちらは「子守り石」ということで、小さな子供も入れるようになっています^^
「念ずれば花ひらく」(坂村真民)と刻まれた大きな石が鎮座しています。
こちらは「原石風呂」重さ40トン、日本最大級の大きな石がくり抜かれています。大人2人くらいは入れそうですね。
ここから上を見上げると、見事な桜が見えました^^。桜は一時的ですが、開放感は素晴らしいですね。
奥に見えるのは檜風呂の「枡風呂」。源泉100%かけ流しです。
そして御殿守のメインのお風呂はこちらの日本一大石くり抜き風呂「龍神の湯」です。
この大石は南蔵王の山麓から取り寄せたそうで、原石の重量は100トン以上、高さ5メートル。上の1/3を切り取って内部をくり抜いたそうです。
こんな大きな石、どうやって持ってきたんでしょうね(^^;)
奥には「龍神の湯」と書かれたこれまた大きな石と、右には龍を形どった石もあります。
そして宮崎駿さんのサイン入りの、トトロが龍神の湯に入っている絵が飾られていました。こちらの絵は、龍神の湯に感激した宮崎駿さんが宿泊時に書き上げてくれたそうですよ。
館内にはところどころでトトロの絵が展示されていますので探してみるのもいいかもしれません^^
大浴場 西湯
もう一つの大浴場、西湯(撮影時男湯)をご紹介します。
入り口には花の飾りと、ロッカーがありました。
着替えスペースの広さは同じくらいですが、奥にスペースがあります。
洗面も同様ですね。
こちらはお部屋と同じ、男性用の化粧品です。
西湯には、さらにドレッサーのようなスペースが奥の方にありました^^
西湯の説明図です。こちらは内湯を含めて6つのお風呂があります。
大浴場 西湯 内湯です。東湯と同様、大型の岩がいい雰囲気を出しています。
こちらも石造りの大型の湯船になっていますが、全体の色が白っぽいので見た目が東湯とは違う印象です。
源泉掛け流しで、お湯がドバドバと溢れています。すごい湯量です^^
こちらには上がり湯も用意されています。
さらには飲泉まで!硫黄泉ですが、中性に近く無色透明ですので、飲泉も可能なお湯になっています。消化器や便秘に効能ありとのことですよ^^。
洗い場も同様に十分用意されていますね。
こちらは西露天岩風呂。
群馬県三波石や福島県の鮫川石でつくった岩風呂で、こちらも天然記念物玉川産「北投石」が入っています。
「源泉樽風呂」直径2.8m、全体が木製で上に石で縁取られた大きな樽風呂です。源泉100%かけ流しです。
こちらは「蒸し風呂」。床下に天然記念物玉川産「北投石」を配した「ミストサウナ」です。スチームサウナのため、温度はそれほど高くありません。
壁には宮崎駿さんのサイン入りトトロの絵がありました^^。
「青森ヒバ丸太風呂」。樹齢450年の青森ヒバを使用しています。歴史と浪漫を感じられるお風呂です。
「不忘の湯」こちらも蔵王から取り寄せた重さ30トンの大石くりぬき風呂です。
こちらも上を見上げると桜が見事です^^
西湯の全体はこんな感じです。
リラクゼーションルーム
お風呂を出たところに、リラクゼーションルームがありました。
マッサージ機がずらりと並んでいます。
貸切風呂 御殿乃湯
御殿守には貸切風呂が1つあります。今回借りることができましたのでご紹介します。
料金は50分で2750円です。
こちらが貸切風呂「御殿乃湯」。門構えも立派です^^
こちらは脱衣スペースです。
洗面がありました。ドライヤーも用意されています。アメニティは特にありませんでした。
こちらが貸切風呂です。家族風呂としてはかなり広めの、石造りのお風呂です。腰掛け部分には蔵王石、下の方は十和田石が使用されています。
ほんのりと硫黄の香りがする上品な硫黄泉という感じです。
奥には中庭のような景色があり、「月結びの石」(おむすびの中に月=ライト?)がありました。
こちらから源泉が100%でかけ流しになっています。
洗い場は2つ用意されていました。
シャンプーは大浴場と同様DHCでした。
ベビーソープもありましたよ^^
入ってみましたが、とても広くて贅沢感がありましたよ。
こちらのお風呂は50分で2750円ですが、今回は貸切風呂付きのプランでしたが、事前予約が可能ですので、希望される方は予約してみてはいかがでしょうか?
館内外を散策
館内はまるで博物館のように様々な展示やおもてなしが用意されています。一つずつご紹介します。
飲泉 亀の湯
大浴場を出たところに飲泉スペース「亀之湯」があります。
最初は冷たい水が出ていますが、数十秒すると暖かくなり、飲み頃の温度になったら頂きます。
見た目は無色透明、味は少しだけ塩味です。結構硫黄臭があるので、好みは分かれるかもしれません。
地元産ワイン 試飲コーナー
ロビーラウンジには、ワインの試飲コーナーが有りました。
山形、特に赤湯には複数のワイナリーがあり、こちらでは山形産ワインの試飲ができます(16:00-18:00)。
今回はこちらのラインナップ。日替わりで変わるようです。
赤2本、白2本のワインが用意されていました。
全部試飲してみます^^
辛口のワインから、甘めのワインまであるので、お酒の苦手な方も楽しめると思います^^
談話室 朧(おぼろ)
エントランスの脇には談話室があります。
こちらは音楽を聞きながら飲食もできる喫茶のようなスペース。
夜にはケーキのサービスもあります。
テーブルがゆったりと配置されていて、大人の雰囲気です。
大きなスピーカーと本棚が見えます。
こちらは今では希少な真空管アンプ。いい音出てましたよ^^
本棚には書籍がたくさん^^。
売店
エントランスを入ったところに売店があります(8:00-18:00)。
こじんまりしていますが、品揃えは豊富です^^
山形のブランド米、つや姫、雪若丸。
山形県産フルーツのジャム
つや姫を使ったせんべいなど、地元の特産品が豊富でした。
売店の向かいには、上杉鷹山公の時代の棒杭市(ぼっくいいち)と呼ばれる販売の仕方を模したコーナーもありました。
こちらにはおつまみが販売されていました^^
屋上テラス「十間ロングベンチ」
屋上テラスへ行ってみます。エレベーターが開くと見事な桜が目に入ります^^
桜の時期はお花見テラスとなっています。カフェが朝の8:00-10:00となっており、その時間はコーヒーをいただくことができます。
こちらから屋上に出ることができます。
十間ロングベンチです。低めのデッキの様になっていて、たしかにかなり広さがありますね^^。テーブルも用意されています。
何と言ってもこちらから見える烏帽子山の桜が圧巻です。宿のすぐ裏に桜の名所があるのは素晴らしいですね!
烏帽子山でお花見
妻と娘がお花見へいってきました。
正面には日本一の大鳥居があるのですが、別の登り口から行ってみました^^
上につくまでは結構な階段を登らなくてはいけません😅
こちらには出店がたくさんありました。
娘が「みずあめ」を買っていました😊
それにしても満開の素晴らしい桜です。
こちらが表参道の大鳥居。裏山から切り出された岩を使った、継ぎ目がない石造りの大鳥居としては日本一の大きさとのことです。
さらにこちらは「鳥居の桜」。立派なしだれ桜です。
こちらは「ご神木の桜」こちらも立派な桜です。
烏帽子山から街を見るとこんな感じ。
衣装室 甲胄の倉
さあ、館内にはまだまだ見どころがありますよ。
エントランスから入って正面の奥に、資料室があります。
まずは「甲胄の倉」です。
こちらは衣装室になっていて、こちらの衣装を着付け体験できます。
資料室 時の倉
こちらは時の倉。御殿守のメインの展示室です。
上杉家に関する資料が展示されています。博物館のような、かなり本格的な資料館です。
上杉鷹山の甲胄や直江兼続の「愛」の兜など、マニアの人にはたまらないかも^^
家系図がありました。上杉謙信に始まって、だいぶ下の方に鷹山がありました。
こちらは上杉景勝の甲胄。
毘沙門天の像です。
特に戦国時代の武将などが好きな方には楽しめるスペースになっていますね^^
こちらは甲胄体験コーナー。
資料室の前はラウンジのようなスペースになっています。
そして、さらにこちらから外に出ることができます。
パワースポット 龍穴洞
まだまだありますよ。とにかく見どころたくさんの宿ですね^^
こちらの足湯用タオルを持って外に出ましょう。
中庭は広めの日本庭園のようになっています。とても落ち着きますね^^
そしてここを右に行くと、龍穴洞と花見の足湯があります。
こちらの細い通路を奥へ行くと・・
龍穴洞があります。横井戸の形になっていて、昔はこの井戸の水を利用していたそうです。
狭い入り口から入ると、奥が真っ暗ですが・・・😱
少し奥まで行くと、明かりがつきました^^/
奥は少し広い空間になっており、パワースポットの雰囲気^^
この龍は「山龍」と「水龍」で、2つの龍をあわせて「絆の龍」と称されています。
確かに2匹いますね^^
??こちらの箱は?
中には御札が入っていました。
「あっぱれ、フロントへもっていけば宝と交換できるぞ」と書いてあるではありませんか!こちらは後でフロントへ持って行ってみます^^
花見の足湯
さらに奥には花見の足湯への階段があります。
石の階段は結構段数がありますね
こちらが花見の足湯です。こちらも大きな石をくりぬいた湯舟になっていて、足湯にしては贅沢な雰囲気です。そして・・
足湯からはこんな素晴らしい桜を見ることができます。間近に見る桜は圧巻です^^
こちらの石も坂村真民氏の詩が刻まれています。
奥には御稲荷さんがありました。
先程龍穴洞でゲットしたお札を交換に来ました。
こちらのパワーストーンをいただきましたよ^^
こちらはアイスサーバー。暖簾の「愛す」の愛の字は直江兼続の兜にある「愛」の字と同じですね^^
さらに御殿の間というスペースもありました。
御殿守の歴史が刻まれています。
こちらのお部屋はお食事処として利用されているようです。
お楽しみの夕食
夕食は食事会場「赤湯八景」でいただきました。
個室のお部屋がずらりと並んでいます。
今回のお部屋は「白龍湖」
広めの和室にテーブル席です。窓からはライトアップされた桜が少し見えます。
コースターはなんとトトロ♪
子供のお膳です。
こちらは子供のお刺身。器が豪華♪
こちらも子供のお膳。なめこの味噌汁です。
こちらは山形のワイナリーのワインリスト。
ドリンクメニュー。日本酒、ワイン、ウィスキー、焼酎、ビールと一通りそろっています。
大人の食事のメニューです。山形牛2品が目を引きます^^
テーブルの配膳です。中央は前菜、そして左右にはお肉が!^^
そしてこちらは山形牛石焼。こちらもうまそうです(^^♪
【前菜】ホタルイカ・おかひじき酢味噌、ふきのとう筍和え、セロリ金平・天豆はさみ揚げ、カレイ西京焼き、サーモン手毬寿司
【鍋物】山形牛すき焼き お肉もやわらかく、絶品でした~♪
【刺身】カンパチ、鯛、メカジキ 中央にあるのはカルパッチョのソース
お刺身はお醤油ではなく、ワサビと共にカルパッチョでいただくスタイル。どれもさっぱりしたお魚でカルパッチョと合っていましたよ。
【揚げ物】桜マスとホタテの甘酢ソース マスもホタテも揚げられた後に甘酢ソースがかけられていて、身はやわらかいながらも、サクサクコリコリの食感を楽しめました^^
【酢の物】黄菊、ジャバラキュウリ、ウルイ、わらび、カニ棒 レモンソースで
カニと野菜類をレモンソースでさっぱりといただけました。
【焼物】山形牛石焼き
【食事】山形米つや姫、ハマグリのお吸い物、漬物
お吸い物は薄味の上品な味わい。大根や人参も見た目も楽しめる逸品でした。
【デザート】赤湯ワインゼリー、焼き芋、イチゴのアイス
このワインゼリー飲めるくらいやわらかいゼリーで、イチゴやキウィが入っていてこれまた絶品でした^^
最後に新品のコースターを3枚いただきましたよ^^
食後はケーキバイキング
こちらの談話室で、19:00-21:00の間、ケーキをいただけるということで行ってきました^^
ケーキバイキングの時間は19:00-21:00、お部屋へ持って行って頂きます。食事のあとに立ち寄るとちょうどいいですね^^
さすがバイキングというだけあって、いろんな種類のケーキがありました。
こちらの3個のケーキを頂きましたよ^^
夜の景色
食事の後、リビングには布団が敷かれていました。
敷ふとんの厚さは十分です^^
夜、再度烏帽子山へ行ってみました。日本一の大鳥居、キレイにライトアップされています♪
奥には烏帽子山八幡宮がありました。
周囲の桜もライトアップされていて、夜桜も楽しめます。
素敵な景色です♪
御殿守の夜の景色です。
朝の景色
早朝、なんと雪が降り、その後晴れました。桜が一層キレイに映えて見えています^^
朝は屋上の花見カフェへ行ってみます。
朝はコーヒーのサービスがありました。朝から花見をしながら美味しいコーヒーをいただくことができます^^
個室で朝食
朝食は8:00です。夜と同じお部屋です。
朝から豪華な食事です^^
マットは「春の歳時記」 山形の四季の見どころが描かれています。
湯豆腐は焜炉で熱々をいただけます^^
左はわらびの煮物、山形名物玉こんにゃく、右はほうれん草のおひたし、下は鮭とサバの焼き魚。
こんにゃくはイカの出汁が染みていい風味^^
テリーヌ、ソースは梅肉ソース
糧物(かてもの) 下が「ひょう」たべられる雑草、黄色は「茎たち」、青い器は「うど」
雑草とはいえ、クセがなく食べやすかったです^^
秘伝豆の納豆 大粒の納豆は納豆好きにはたまりません^^
お漬物
定番の温泉玉子。柔らかいトロトロの温泉玉子でした。
お味噌汁はなめこ。
朝食のご飯は雪若丸 粒が大きく、弾力のあるお米です。
山形名物芋煮汁。醤油ベースで牛肉が使われています。芋は甚五右ヱ門芋、室町時代から400年以上続く佐藤家の家宝として伝わる里芋 粘りが強く、とろける食感が特徴です。
本当に柔らかくてとろけるような里芋でした~^^
こちらは子供用のお膳です。
朝のデザートはフルーツヨーグルト
チェックアウト
フロントでチェックアウトです。
飴をいただきました^^
上杉の御湯 御殿守 いかがでしたか?
上杉家の歴史とともに、満開の桜を含めた様々なおもてなしで楽しむことができる素晴らしい宿泊でした。
これからも色々な宿をご紹介してまいりますので、引き続きご覧ください。
山形県 赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守 まとめ
- 上杉家380年の歴史と伝統を守り続ける宿です
- 2022年にリニューアル後の温泉付きのお部屋に宿泊しました
- 全部で11の湯船がある大浴場は圧巻で、特に龍神の湯はトトロの絵とともに見応えがありました
- 今回は桜が満開で、桜の景色、館内とも目一杯楽しめました^^
上杉家の歴史を守りつつ、満開の桜を含めた様々なおもてなしで楽しむことができる素晴らしい宿泊でした。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【山形県 赤湯温泉♨️上杉の御湯 御殿守】米沢藩主 上杉鷹山ゆかりの宿は全てが最高すぎた!2022年リニューアル温泉付特別室に宿泊
ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。