宮城県、鎌先温泉、時音の宿 湯主一條へ泊まってきました。
鎌先温泉は約600年の歴史ある温泉で、「傷に鎌先」といわれる「奥羽の名湯」です。
時音(ときね)の宿 湯主一條は戦国時代、今川義元に仕えた一條市兵衛(いちじょう・いちべえ)が創業した老舗旅館で、木造4階建ての本館は国の有形文化財に指定されています。
今回は湯主一條の半露天風呂付客室 湯主スイートに宿泊してきました。
この記事では、湯主一條がどんな旅館なのか、湯主スイートのお部屋と客室露天風呂、そして宿自慢の豪華な夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【宮城県 鎌先温泉♨️時音の宿 湯主一條】登録有形文化財の宿で大正時代へタイムトリップ!
目次
宮城県 鎌先温泉 湯主一條 半露天風呂付き湯主スイートに宿泊してきましたので、客室露天風呂、豪華夕食と朝食、館内の様子までブログでご紹介します
宮城県 鎌先温泉 湯主一條 基本情報
鎌先温泉とは
鎌先温泉は、宮城県白石市にある温泉で、開湯はなんと正長元年(1428年;室町時代)といわれる「奥羽の名湯」です。
白石の木こりが鎌の先で岩の隅を打ったところ温泉が湧き出たことから、「鎌先温泉」という名がつけられたとされ、多くの人を癒やし治してきたことから「傷に鎌先」と言われてきました。
鎌先温泉 湯主一條 基本情報
公式ホームページ
鎌先温泉 湯主一條の公式ホームページはこちらです。
湯主一條のコンセプトは「タイムトリップ」、テーマは「一條の森」。
大正時代から昭和初期にかけて建てられた木造一部4階建ての本館は大正時代にタイムスリップしたかのような趣で、2016年3月、国の登録有形文化財に指定されました。
この本館は一條の森から切り出してきた木材で、 釘を一本も使うことなく、宮大工の手によって建築されました。
本館、別館、木造別館とありますが、スイートルームのある別館は2008年に大幅にリニューアルされました。
- 客室数:全24室
- 駐車場:完備(50台)
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:11:00
湯主一條 場所
住所:〒989-0231宮城県白石市福岡蔵本鎌先1-48
TEL :0224-26-2151
【ホテルへのアクセス】
自家用車:東北自動車道 白石ICから車で約15分
JR:東北新幹線 白石蔵王駅から送迎あり(約20分 要予約)
湯主一條 客室
客室数は全24室、お部屋の種類は8種類あります。
- 一條スイート
- 湯主スイート
- セミスイート洋室
- セミスイート和洋室
- モダン和洋室
- 和洋室
- 和室(2種類)
となっています。
今回宿泊したのは555号室、湯主スイート(温泉半露天風呂付き)です。
73㎡(和室8畳/寝室リビング12畳) となっています。
(公式ホームページより)
湯主一條 温泉について
湯主一條の源泉は2つあり、「洞窟の湯」と「薬湯」。それぞれ泉温は10℃、28℃と低温のため加温されています。
薬湯、貸切風呂、お部屋のお風呂は源泉100%かけ流し。洞窟の湯の大浴場は循環ろ過・消毒されているようです。
泉質はほぼ中性(pH7.4)、ナトリウム-塩化物 硫酸塩泉。
今回の宿泊プランの紹介
宿の公式ページで予約
今回は旅館の公式ページで予約しました。
今回のプランは
憧れのスイートで過ごす 【ワンランク上】 宿泊style
最上級のおもてなし半露天風呂付客室 湯主スイート
というプランでした。
宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で134,810円(大人2名103,700円/人、子供31,110円)でした。
宮城県 鎌先温泉 湯主一條 湯主スイート 半露天風呂付き離れに宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
湯主一條の概要と館内
今回の記事では、宮城県 鎌先温泉 湯主一條をご紹介します。
一條は本館を含めた複数の施設が国の登録有形文化財に指定されている老舗宿です。
この記事では、歴史を感じられる一條の森といわれる素晴らしい雰囲気の館内からお部屋、お風呂、食事までご紹介します。
駐車場~宿までは車で送迎
一條は白石市の山間部にあり、JR東北新幹線では白石蔵王駅、在来線では白石駅から送迎してもらうことが出来ます。
自家用車の場合、湯主一條の駐車場は宿と少し離れたところにあり、到着時連絡することによって送迎してもらえます。
湯主一條の駐車場です。すぐに迎えに来てもらえますので、到着してから連絡してもいいでしょう。
こちらの車に乗せてもらって宿へ向かいます。1-2分で到着します。
道中、運転手さんから概要を簡単に説明してもらいながら、急坂を登って宿へ向かいます。
一條の看板とともに、左には本館の古い建物が見えてきてワクワクしますね^^
個人的にこのような歴史を感じられる宿が大好きです。この後、温泉や宿の歴史の詳細とともに、一條の森をたっぷりとご紹介してまいります。
今から約600年前の室町時代、木こりが鎌の先で岩の隅を打ったところ温泉が湧き出たことから、「鎌先温泉」という名がつけられました。
「傷に鎌先」と言われ、600年近くにわたり多くの人々の傷を癒してきた「奥羽の名湯」です。
一條本館の概要
時音(ときね)の宿 湯主一條は戦国時代、今川義元に仕えた一條市兵衛(いちじょう・いちべえ)が創業した老舗旅館で、木造4階建ての本館は2016年、国の有形文化財に指定されています。
登録有形文化財とは、建築後50年以上を経過し、歴史的に価値があると認められた建造物となります。
こちらが宮城県最大級の国登録有形文化財、一條本館です。木造一部4階建てとなっており、裏山の「一條の森」から入手した良質な木材を使用し、大正時代に建築されました。
くぎを一本も使わずに、4階までの通し柱を使用した工法で宮大工により建てられたとされています。
木材もガラスも大正時代のものがそのまま残されており、窓ガラスには独特の歪みが見られます。
こちらの本館は、宿泊はできませんが、現在もお食事処として実際に使用されています。
本館側から宿泊施設である別館側へ歩いて行ってみます。
上に見える渡り廊下は「時の橋」。モダンな別館側から大正時代の本館側へタイムトラベルする橋となります。
時の橋は2か所にあり、食事の階数によりわたる橋が変わってきます。今回私たちは上の橋を渡りましたが、実際に橋を渡るところは後ほどご紹介します。
こちらが旧一條の入り口となっています。全体が非常に歴史を感じられる素晴らしい建築物になっています。
これほどの大型建造物を保存するために大変な努力が必要であることは容易に想像できますね。
一條 館内の概要
お部屋があるのは一條別館となります。
湯主一條は全24室。別館は開放感のあるモダンなつくりになっており、本館とのコントラストがいい感じです。
エントランスです。木造りで、重厚な雰囲気のエントランスとなっています。
中に入ってすぐ目に入るのが、女将さんこだわりの生け花です。少し後でご紹介します。
エントランスからロビーです。本館まであわせて、「一條の森」と称されており、その入り口となります。とてもいい雰囲気で宿泊者を出迎えてくれますね^^
こちらは女将さんこだわりの生け花。今回宿泊した時はとても珍しい「冬あじさい」のお花を見ることが出来ました。
季節によって変わっているようですので、気になる方は湯主一條のホームページから女将さんのブログをチェックしてみてください^^。
こちらもこだわりの波動スピーカー。スイートルームのお部屋にも同じものがありました。
お庭の見える開放的なロビーラウンジです。和と洋が融合したとても居心地のいいスペースになっています。こちらでチェックイン手続きを行いました。
蔵にあったという欅の箪笥をはじめとした飾りが目を楽しませてくれます^^
こちらの着物は、東日本大震災で被災した方からの寄贈品とのことです。
旧一條の絵も飾られていました。歴史を感じさせますね。
こちらは一條家の家紋です。
仙台箪笥の上に展示されていて、展示スペースのようにも見えますが、こちらは小さなショップになっています。
色浴衣のレンタルがありました。
地元・白石や宮城県のお土産、お茶菓子や
フレグランス、小物など、様々なグッズが販売されています。
こちらにはおしゃれなマスクなどがありました。
バー、都路里(つじり)。こちらは夜来てみましたので後でご紹介します。
自販機コーナーがありました。
お部屋にも浴衣はありますが、廊下にも様々なサイズの浴衣が用意がされていました。
湯主一條 温泉半露天風呂付客室555号室 湯主スイート
チェックイン
チェックインは、ロビーラウンジでウェルカムドリンクをいただきながら。その後お部屋まで案内していただきました。
スイートルームは木造別館3階にあり、一條の中では最も奥にあるお部屋の一つです。途中階段の上り下りが結構ありますので、足の不自由な方はご注意ください。
半露天風呂付客室 湯主スイート
今回宿泊したお部屋をご紹介します。
こちらが木造別館3階、スイートルームのフロアです。奥には露天風呂付客室の一條スイートがあります。
3階ですが、お部屋は555です(ちなみに一條スイートは777です)。
木製のキーホルダーが付いていました。
お部屋の玄関です。リビングとベッドルームには扉が無く、開放的なスペースとなっています。
まずは洗面です。奥にはガラス越しに内湯が見えています。
広いスペースになっており、内湯の隣にはトイレ、そして右にはドレッサーがあります。
こちらは洗面です。POLAの女性用と男性用の化粧品が揃っています。
歯ブラシやクシ、コットンセットなどが袋に入っていました。
こちらは内湯です。内湯は温泉ではありません。かなり広いお風呂になっており、高級ホテルのバスルームのようです。そして左にはバラが・・
こちらは生バラで、お風呂に入れることが出来ます。これは嬉しい気づかいですよね^^
シャンプー類もちょっとおしゃれですね^^
半露天風呂にはシャワールームはありませんので、お部屋で体を洗う場合にはこちらで洗うことになると思います。
トイレは一般的なウォッシュレット付きのトイレとなっています。
ドレッサー。シンクがあり、ダイソンのドライヤーもあります。
こちらで使用されている石は、宮城県大倉山でしか採取されない伊達冠石といわれる石で、磨くと黒光りする大変希少な石です。
館内では、玄関の踏み石や、ペン立て、一條スイートの露天風呂などにも使用されているそうです。
タオル掛けは温熱式になっています。
リビングの和室です。琉球畳のようなきれいな畳で広さは8帖になっています。
窓からは庭園の景色となっています。奥には温泉神社が見えます。
窓側からリビングを見てみます。奥のベッドルームまで仕切りはなく開放的なスイートルームとなっています。
空気清浄機はAir Dog、テレビも画面は小さ目ですが、下にスピーカーのついたテレビとなっています。テレビの下にはDVDプレーヤーがありました(DVDのレンタルもできます)。
クローゼットには湯カゴ替わりのバッグ、セーフティボックス、タオルがありました。
引き出しには「鎌先」のロゴ入りの浴衣、作務衣のような部屋着。
足袋と陣羽織。
こちらは冬用のフリースのような上着。寒い時期にこれは嬉しいですね^^
ハンガーには厚手のハンテンがかかっており、こちらは子供用のカワイイ袢纏です。
こちらはベッドルームです。お部屋のスペースとしてはこちらが広くなっています。
床には宮城県産「赤松」の無垢材が使用されています。
ベッドはシモンズ製のクイーンサイズのベッドが2つ。あらかじめ宿に伝えておけば、2つをくっつけて、ハリウッドツインのような使い方もできます。
ネスプレッソのコーヒーメーカーもありました。
こちらは「波動」スピーカー。エントランスにあったものと同様のものとなります。
単体で15万円くらいするそうです。
テレビは小さ目のものでした。
下の引き出しにはレンタルDVDの品目がありました。
こちらはカップやグラスです。
。
冷蔵庫にはミネラルウォーターのボトルがありました。そして上のお皿は・・
お茶菓子が冷やされていました。とても美味しかったですよ^^
テーブルの上にはipad。こちらで館内の案内を見ることが出来ます(一般のウェブサイトなどは見ることが出来ません)。
こちらが登録有形文化財である本館のマップです。大正時代に建てられた一條を象徴する本館は現在はお食事処として利用されており、宿泊はできません。
こちらは館内のフロアマップです。通常の客室があるのは「別館」で、スイートルームは「木造別館」となります。スイートルームを含めた別館は2008年にフルリニューアルされたそうです。
一條本館を正面に見ることが出来るお部屋は和室10畳の111-115、211-215のお部屋とのことです。もし「本館ビュー」が希望の場合にはこちらのお部屋をとるといいかもしれませんね^^。
大浴場は図では上下の端にあり、上にあるのが露天風呂のある「洞窟の湯」、下にあるのが薬湯「鎌先の湯」となっています。
お部屋でwifiが利用できます。通信速度も60Mbpsと十分でした。
湯主スイート 半露天風呂
温泉の成分表があったので、解説します。一條には薬湯といわれる「鎌先の湯」と「洞窟の湯」の泉質の異なる2つの源泉があります。
お部屋のお風呂、貸切風呂、大浴場は「洞窟の湯」で、こちらは入浴後肌がツルツルになるお湯と評判です。
洞窟の湯は、泉温が10.7℃と低く、冷鉱泉と言われますが、ある程度以上効能のある成分が入っている場合には温度が低くても温泉の範疇に入ります。
半露天風呂については、加温はもちろんされていますが、加水・ろ過・消毒はされておらず、源泉100%かけ流しとなっています。
こちらが湯主スイートの半露天風呂です。
奥には大型の一枚窓があります。こちらは開けることはできませんが、冬であれば外気を遮断できるのでむしろ好都合かもしれませんね。窓を通してみる雪景色はまるで一枚の絵を見ているようです。
右側に見える小窓は開けることが出来ます。
冷鉱泉ですが、お湯は適温に調整されており、とてもいい温度でした。
お湯の感触は若干ツルツルする感じの、無色透明無臭のお湯で、とても透明感があるきれいなお湯でした。「つや肌の湯」というのも納得です^^
妻がバラ風呂に入ってましたよ^^
湯主一條 貸切風呂
つづいて湯主一條の貸切風呂(家族風呂)をご紹介します。
貸切風呂は1か所のみで、1日2組限定で、空いていれば24時間利用可能です。料金は1日で1650円とお得です^^
こちらが貸切風呂の脱衣所です。家族風呂ということで、数人程度での使用を想定しているものと思われます。
洗面のアメニティはいろいろ揃っていました。
こちらが貸切風呂となります。湯舟はタイル張りで、大きさも大人1人+子供程度の大きさになっています。洗い場やシャンプー類もしっかり用意されています。
イメージ的には少し大きめの自宅のお風呂のような感じですね^^
湯主一條 大浴場
上でご紹介した通り湯主一條には離れた場所に大浴場が2か所あります。それぞれ源泉が異なり、一つは鎌先の湯、もう一つは洞窟の湯となっています。
今回は撮影許可をいただきましたので、以下ご紹介します。
大浴場 薬湯 男湯
薬湯は、「傷に鎌先」と言われ、600年近くにわたり多くの人々の傷を癒してきた「奥羽の名湯」とされています。
右が男湯、左が女湯です。まずは男湯をご紹介します。
こちらが脱衣所です。
温泉の成分表です。源泉は鎌先の湯、ほぼ中性(pH6.8)のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となっています。特徴は泉温が27.8℃と洞窟の湯ほどではありませんが、かなり低めの点です。
加温はされていますが、加水・濾過・消毒はされておらず、源泉100%かけ流しとなっています。
こちらが薬湯、男湯です。広さは5-6人程度の広さで、石とタイルの湯舟になっています。
お湯は無色透明・無臭で、特につるつるするような特徴もありません。
くもりガラスになっており、外の景色は殆ど見えません。洗い場は3つ用意されています。
大浴場 薬湯 女湯
女性の脱衣所です。男性と比べると少し狭くなっています。
こちらが女性の薬湯です。男性の湯舟より少し小さくなっており、やはり石とタイル張りになっています。お湯は同様です。洗い場は3つ用意されていますね。
湯上がりどころ
薬湯の前には湯上がりどころがありました。比較的広いスペースになっており、真ん中に畳敷きの腰掛けがあります。
下にはこけし、上には宿の歴史の写真や表彰の盾などが展示されています。
こちらはライブラリです。
飲み物などは用意されていませんでした。
大浴場 洞窟の湯 男湯
つづいて男女の洞窟の湯をご紹介します。男性は2階、女性は3階にあります。
こちらは男性の脱衣所です。比較的広めになっていますね。
こちらが洞窟の入り口です。昔、手彫りで洞窟を掘っていたところ冷鉱泉が湧き出でたというまさにその場所が今も温存されています。
こちらが男性の大浴場、内湯です。5-6人程度は入れそうな湯舟で、下はタイル張りで上に木が縁取られています。
お湯はお部屋のお湯と同様の源泉の洞窟の湯、無色透明無臭の冷鉱泉です。大浴場は循環ろ過・消毒されています。
洗い場は4つありました。
こちらは男性の露天風呂です。石と岩で出来ていて、大きさはそれほどではないものの、雰囲気十分ですね。
屋根はかかってはいますが、開放感は十分です。ただ、仕切られているので、外の景色は殆ど見えません。
大浴場 洞窟の湯 女湯
こちらが女性大浴場の脱衣所です。男性とほぼ同様となっています。
湯上がりの冷水も用意されていました。
こちらが女性大浴場、内湯です。男性の大浴場より若干小さい印象で、石とタイルの湯舟になっています。3階にありますので、若干景色も異なっています。
洗い場は5つありました。
こちらが女性の露天風呂です。石のお風呂で上に木が縁取られています。
周囲は雑木林のようになっています。
森の晩餐 大正時代へタイムトラベル
夕食は登録有形文化財である本館の個室料亭「匠庵(しょうあん)」でいただく森の晩餐です。お部屋まで迎えに来てくれました。
これから3階の「時の橋」と言われる渡り廊下を通って大正時代の料亭へタイムスリップします。
時の橋、入り口は自動ドアになっています。
渡り廊下の途中から本館を見てみます。明かりが灯っていい雰囲気です^^
個室料亭「匠庵(しょうあん)」です。説明をしていただきながら、お部屋まで案内してもらいます。歪んだガラス、ミシミシする廊下、薄暗い障子の明かり、まさに大正時代を感じられ、全てが感動的です。
こちらがお部屋です。和室ですが、テーブル席となっています。
証明は薄暗く調整されており、障子を通して外の気配がします。部屋の隅には火鉢がありました(火はついていません)。
おそらく以前はお部屋として使われていたのではないかと思われます。床の間と棚があります。
天井には裸電球が。
夕食は「森の晩餐」、ミシュランガイド宮城で三ツ星を獲得した和食会席です。
テーブルには食前酒と前菜が用意されていました。
夕食のメニューです。メインの一つ、焼物は、仙台牛黒毛和牛ひれステーキと鰆のケンチン焼きから選択します。また鍋物は霜降り滋養豚、鰤、てっちりから選択します。
今回は焼物はステーキと、鰆を一つずつ、鍋は滋養豚とてっちりを選択しました。
コースターは一條のオリジナルとなっていました。
ドリンクメニューです。
こちらは丸森の地ビール「丸森タンゴ」。丸森は宮城県南の地名です。
ワインも豊富です。今回は白ワインのボトルもお願いしました。
もちろん日本酒もあります。
こちらはノンアルコールの炭酸系。
こちらは丸森タンゴ。お米で作った地ビールです。
お子様膳です。左上から巻きずし、豚肉の冷しゃぶサラダ、焼き肉、フルーツ、グラタン、卵焼き、煮魚、刺身、唐揚げなど。
【前菜】カリフラワー葛寄せ(チーズ)、真鱈昆布締め、レンコンごま酢和え、あけび山椒味噌がけ、雪だるま(芋寿司)、助子煮こごり、炙りチーズ、海老芋黄身衣揚げ、アンコウ友和え、春菊おひたし
【お椀】レンコンの海老包み
【お造り】鉄刺し(ふぐのお刺身)
【蓋物】ニシン奉書巻き
【焼物】仙台黒毛和牛ひれステーキ メイン料理の一つです。
【焼物】鰆(さわら)の献珍焼(けんちんやき) 献珍焼というのは、野菜などを焼魚などで巻いたものです。
今回、追加でフォアグラ大根を頼んでみました。
こちらがフォアグラ大根です。上に大きめのフォアグラ、下には柔らかく味のしみた大根が重なっています。
【鍋物】霜降り滋養豚の鍋 醤油スープ 選択した鍋です
【鍋物】てっちり鍋 もう一つはふぐ鍋を選びました。お造りといい、ふぐ尽くしですね^^。こちらの残り汁はさらに雑炊になります。
【お食事】ゴボウご飯
【留め椀】すいとん汁 すいとんは珍しいですね。
【お食事】こちらはてっちり鍋を頂いた後に作ってもらえる雑炊です。これも絶品でした^^
【水菓子】チーズケーキ、りんごコンポート、イチゴソースがけ
夜の一條
夜、外へ出てみました。
ちょっと暗くはなっていますが、夜も「匠庵」が比較的遅くまでライトアップされており、いい夜景が見られました。
ロビーもいい雰囲気になっていました^^
バー都路里(つじり)
夜はバー都路里へ行ってみました。
こけしなどの工芸品が飾られていて、一部は購入も可能でした。
店内です。ロウソクの灯りがいい雰囲気になっていますね^^
ドリンクメニューです。
夜の時間を過ごせるラウンジがあるのはとても嬉しいですね^^
朝食も「匠庵」で
朝食は、夕食の際にあらかじめ洋食と和食を選ぶことが出来ます。今回は洋食と和食を一つずつ選びました。
朝食もお迎えに来ていただいて、時の橋を渡ります。
朝は雪が少しだけ降っていました。
タイムトリップしてきました^^。明るい時の雰囲気も素晴らしいです。
朝食です。同じお部屋でいただきます。
朝食もかなり豪華です。
洋食のメニューです。
こちらは和食のメニューです。
こちらが洋食です。
こちらが和食。和食のほうが小鉢が多いですが、サラダやヨーグルトは共通メニューとなっています。
【和食】手延べ温麺(うーめん)。地元白石の名産です。
【洋食】クロワッサンもトーストもパリパリでメチャウマでしたよ^^
パンのお供にはいちじくのジャム、ベリージャム、ホイップクリーム、オリーブオイルが用意されていました。
【和食】ササニシキ。なんと一條の菜園で収穫したお米とのことです。
【洋食】白石竹鶏ファームの卵を作ったチーズオムレツ
【和食】料理長手作りの出来たて豆腐 お豆腐がプルップルでしたよ^^
【洋食】コーンスープ。下ではロウソクがついていて常に熱々です
【和食】お豆腐かまぼこ(宮城名産)、銀鱈幽庵焼き、塩鮭 こちらもなんとしたにロウソクがありました。
【和食・洋食】自家製ヨーグルト 丸森のはちみつ
【洋食】フルーツ
コーヒー 面白いカップで、上がクローバー、下がハートの形をしています。
チェックアウト
チェックアウトはロビーラウンジで行いました。
靴を温めてくれていました。嬉しい気遣いですね^^
女将さんも気さくに話しかけてくれます。
実際宿泊して良かった点、気になった点
今回、鎌先温泉 湯主一條に宿泊しましたが、良かった点や気になった点など上げてみたいと思います。
宿泊してよかった点
登録有形文化財の一條の森が最高
やはりなんと言っても登録有形文化財の本館、そして坂を登って、別館のお部屋、時の橋を通っての食事という一連の流れは、個人的にはとても気に入りました。
特に歴史的建造物である本館に実際に入って食事ができるのは素晴らしいと思います。
食事が素晴らしい
抜群の雰囲気の本館でいただく食事、その内容も素晴らしいものでした。
当日選べる焼き物やお鍋、地元や一條菜園でとれた新鮮な食材、そして一品一品説明しながら配膳してくださるスタッフの気遣い、もちろん味も含め最高でした。
おもてなしが最高
駐車場から別館まで来るまで説明してもらいながらの移動、到着して女将さんの出迎え、ロビーでのウェルカムドリンクを頂きながらのチェックイン。
食事の際はスタッフの方の案内をいただきながら時の橋を渡り、チェックアウト後は女将さんはじめ皆さんで歓送、と素晴らしいおもてなしを頂きました。
気になった点
館内は若干階段のアップダウンがあります
宿泊施設である別館は、細長い作りになっており、お部屋によっては階段を複数上り下りしなくてはいけません。
足の不自由な方や高齢の方は入り口に近い客室のほうが良いかもしれませんね。
宮城県 鎌先温泉 湯主 一條 まとめ
- 湯主 一條 半露天風呂付き客室、湯主スイートに宿泊しました
- 登録有形文化財の一條本館を含めた一條の森の雰囲気は最高です
- 料理含めおもてなしは素晴らしかったです
- 半露天風呂付きのお部屋は広く、使い勝手も良かったです。バラ風呂も良かったですね
歴史を感じられる、一條の森は最高でした。これほどの施設を保存し、そして体験させてくれる一條のスタッフには感謝です^^。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【宮城県 鎌先温泉♨️時音の宿 湯主一條】登録有形文化財の宿で大正時代へタイムトリップ!
本記事が、鎌先温泉 湯主一條の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。