栃木県、那須温泉 御宿なか田に泊まってきました。
那須温泉郷は日光国立公園内にあり、多くの源泉があることから那須七湯と呼ばれる名湯です。
御宿なか田は那須高原の静かな別荘地にひっそりと佇む客室数四部屋の小宿で、すべてのお部屋で2つの異なる源泉のお風呂が楽しめる贅沢宿です。
この記事では、御宿なか田がどんな宿なのか、今回宿泊したお部屋と客室の内湯と露天風呂、豪華な夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【栃木県 那須温泉♨御宿なか田】たった4部屋!驚きの究極プライベート宿!
栃木県 那須温泉 御宿なか田に宿泊してきましたので、お部屋の2種類の温泉、夕食と朝食、館内の様子までブログでご紹介します
栃木県 那須温泉 御宿なか田 基本情報
那須温泉とは
那須温泉郷は、約1390年前に発見されたと言われ、多数の厳選があることから那須七湯としてすでに江戸時代には知られていました。その後さらに複数の源泉が発見され、現在は那須十一湯と呼ばれています。
平成15年の調査では、旅館、ペンション、寮、保養所などの宿泊施設は349軒、収容数21,943人で、年間約490万人の方が那須温泉郷に宿泊しています。
那須温泉 御宿なか田 基本情報
公式ホームページ
御宿 なか田の公式ホームページはこちらです。
御宿なか田は那須高原の別荘地の静かな自然の中にひっそりと佇む、全室展望風呂・露天風呂付の源泉掛け流し(循環併用型)の小さな宿です。
コンセプトは〈一日限定4組のおもてなし〉。
- 客室数:全4室
- 駐車場:完備
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:12:00
温泉宿としては珍しく、チェックアウトが12:00というのも嬉しいですね^^
御宿 なか田 場所
住所:〒325-0301栃木県那須郡那須町湯本713-23
TEL :0287-76-6886
【ホテルへのアクセス】
自家用車:東北自動車道 那須ICから約20分
JR:東北新幹線 那須塩原駅よりタクシーで約30分(守子坂~御宿なか田までは送迎可能)
御宿なか田 客室
なか田の特徴はなんといってもお部屋がなんと4部屋のみと言う点です。
さらに、全室が2階建のメゾネット仕様、硫黄泉の露天風呂と単純泉の内湯、さらにはサーマルルーム(岩盤浴)がついていると言う超贅沢仕様。階段を降りると(寝室は下の階にあります)宿側も一切出入りしない完全プライベートスペースとなっています。
今回宿泊したのは「かえでの間」というお部屋です。
御宿なか田 温泉について
なか田には大浴場や貸切風呂はなく、お部屋の温泉のみとなっていますが、それぞれのお部屋に2つ泉質の異なるお風呂がありますので十分ですね^^
泉 質 単純硫黄温泉(硫化水素型)
泉 温 54.4℃
pH値 6.0
※ 加温、循環あり、加水なし
泉 質 単純温泉(中性低張性高温泉)
泉 温 62.1℃
pH値 7.1源泉掛け流し(循環併用型)
1日約5tを源泉掛け流し
※加温、循環あり、加水なし
今回の宿泊プランの紹介
楽天トラベルで予約
今回は楽天トラベルで予約しました。
今回のプランは1泊2日の通常プランで、お部屋の希望は予約時に2つまでできますが、第一希望を「いちょう」、第二希望を「かえで」としました。
宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で74,660円(大人28,600円、子供17,160円(休前日)でした。
栃木県 那須温泉 御宿なか田に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
那須温泉 御宿なか田の概要
御宿なか田は那須高原の静かな別荘地にひっそりと佇む客室数四部屋の小宿です。
全室が2階建のメゾネット仕様で、下の階は宿側も一切出入りしない完全にプライベートなスペースとなっています。
エントランスです。古き良き日本の小宿といった雰囲気です。
お部屋の名前がついた階段上の靴箱がおしゃれです。
ロビーの真ん中には囲炉裏がありました。使ったような形跡もありますが、今回の宿泊時は使われてはいませんでした。
お部屋はこんな感じで4部屋の入り口が川側を向いて並んでいます。
天井は梁が剥き出しになっていて雰囲気があります。
宿のご主人の趣味という素敵なカラーの影絵がところどころに飾られています。
御宿なか田 かえで お部屋レビュー
今回のお部屋は一番奥にある「かえでの間」です。
キーホルダーは木彫りでした。
御宿なか田 上階
こちらが上階となっています。広さはタタミ6畳と周囲に板の間があって全体で8帖程度で、ダイニングテーブルがあります。
チェックイン手続きはこちらではなく、荷物を運んでもらった際に渡される記入表に記入して、後で取りに来てもらうスタイルでした。
こちらの階段から下の階へ行くことができます。
上の階からの景色は道路ビューです^^。
そしてこちらのお部屋の特徴の一つはこちらの扉の奥にあります^^。
なんと岩盤浴です。しかも寝そべられるスペースが2つあります。
お部屋の中は熱くはなく、少し暖かい30度?くらいに調整されていて、テレビもあり、ゆっくりと岩盤浴ができるようになっています。
こちらは「溶岩浴」ということで、湯布院と阿蘇の火山岩を使った岩盤浴とのことです。
こちらは最初からある程度温かく調整されています。
こちらはベッド型の岩盤浴。ゲルマニウムやトルマリンを使った石になっています。
温度調整ができるベッドになっていました。
テレビとDVDのデッキがありますので(DVDはフロント前で借りることができます)、映画でも見ながらゆっくりと岩盤浴ができます。
妻がYouTubeを見ながらストレッチをしていました^^。
御宿なか田 下階
下の階に降りてくると、障子の仕切りと奥には洋室があります。
右手にはトイレがありました。ウォッシュレット付の一般的なトイレですが、面白いのは、反対側にもう一つ扉があります。こちらの扉からトイレを通って洗面に行けるんです。
奥の扉を開けるとこんな感じで和室や洗面側からアクセスできます。これはなかなか便利ですね^^
こちらはベッドルームです。6帖程度のフローリングとなっていて、ダブルサイズくらいの大型のベッドが2つあります。
こちらのベッドはシモンズ製とのことです。全体は和風の雰囲気ですが、しっかりとベッドルームがあるのは嬉しいですね。
冷蔵庫にはビール類やソフトドリンクが入っていますが、こちらは有料となります。
こちらが冷蔵庫内の料金表です。
なお、館内に自販機はありませんので、ドリンクやつまみはあらかじめ購入して持ち込むのがいいかもしれません。
お部屋全体です。6帖程度の洋室と和室で構成されています。
クローゼットはなく、ハンガーが外に出ています。
下にはバスタオル、作務衣のような部屋着(浴衣はなし)、フェイスタオルなどアメニティ、足袋がありました。
フリースのような上着もありました。
洋室側からみた和室です。奥に露天風呂が見えています。まずは露天風呂をご紹介します。
こちらがお部屋の露天風呂です。一見してわかる乳白色の綺麗なお湯と、結構強めの硫黄の匂いが広がっています^^。
泉質は弱酸性(pH6.0)の硫黄泉です。
白い御影石でできた湯船は、一人ならかなりゆっくりと入れます。二人でも十分に余裕があるでしょう。
周囲は木造りの壁やウッドデッキのようになっていて、雰囲気も十分です。
奥の竹筒からは、循環はされているものの、源泉がそのまま流れています。お湯は運び湯のようですので、源泉掛け流しというわけではありません。
上には透明な屋根はかかっているものの、奥は完全に解放されていて、開放感は十分ですね。
お部屋の露天風呂としては素晴らしいと思います。
入浴するとこんな感じに見えます。よく見ると白というよりはほんのりと青っぽい色のお湯です。
温泉好きにはたまらないお風呂となっています。
露天風呂の奥には渓流が流れていて、少し乗り出すとこんな景色がみられます。平地からみる景色としてはなかなかの絶景です。
川の向こうは主に紅葉樹の林となっていて、緑や紅葉の時期もよさそうです。
川の手前は道のようになっていますが、お部屋の露天風呂があるので、こちらに出ることはできません。
ウッドデッキは小さめですが、木製のチェアがあってこの景色を見ながらくつろげます。
そしてこちらが内湯の檜風呂です。
なんとこちらも温泉となっていて、こちらはほぼ中性(pH7.1)の単純泉となっています。色は無色透明で無臭なのですが、外の硫黄泉の匂いが強くて硫黄の匂いが漂っています^^。
奥側には窓があって、開けると半露天風呂のようにもなります。
1つのお部屋に硫黄泉と単純泉のお風呂がある宿というのは初めてです^^。おそらくかなり珍しいのではないかと思います。
ちなみに御宿なか田では、4部屋全て同様に硫黄泉の露天風呂と単純泉の内風呂が用意されており、さらに湯船の材質がお部屋ごとに異なるという贅沢な仕様になっています。
以下それぞれのお部屋のお風呂をご紹介します。
こちらは「いちょう」。岩風呂の露天風呂と信楽焼の内湯になっています。
実はこちらのお部屋をリクエストしていたのですが、願い叶わずでした^^。
こちらは「さくら」。檜風呂の露天風呂と、石風呂の内湯です。
こちらは「けやき」。檜の露天風呂と岩(石)風呂の内湯です。
お部屋は全体が木造りでとてもいい雰囲気となっています。洗い場もしっかり用意されています。
檜風呂に入浴するとこんな感じです。窓を開ければ十分に開放的になります。
シャンプー類は資生堂のKNOLLというブランドでした。
窓側からお部屋を見たところです。リビングと寝室、ダイニングが分かれていてスイートルーム仕様ですね。
立派なテーブルと座椅子です。
テレビは比較的小さめで、下にはDVDのデッキがありました(DVDはレンタルもあります)。
こちらのポットは冷水と、飲料用のお水が分けられていました。
お茶菓子とコーヒー、ティーバッグなどが用意されていました。
こちらは洗面です。シンプルなシンクひとつの洗面になっています。
ドクターシーラボの化粧品がありました。その他は歯ブラシ、ドライヤーが用意されていました。
御宿なか田のチェックインは15:00ですが、チェックアウトは12:00とゆったり過ごせます。
食事の時間は決まっていて、夕食は18:30、朝食は8:30となっています。ブランチ(朝食と昼食を兼ねたような食事)は9:15となっていますが、ブランチが希望の場合はあらかじめ伝えておく必要があります。
温泉の泉質は、硫黄泉がpH6.0の単純硫黄泉。
内湯はpH7.1の単純泉となっています。
お部屋でwifiが利用できます。通信速度も110Mbpsとかなり速いです。
お楽しみの夕食
夕食は上階のダイニングでいただきます。最近は和室でもこういった形でダイニングテーブルを用意するお宿が多いですね。おそらく足の不自由な方などに配慮しているのだと思います。
こちらはお品書き。メインは和牛のステーキです。
ワインは農民ロッソをチョイス。
最初から食前酒、前菜、先付、煮物椀、小鉢が配膳されていました。
【前菜】左からタラの芽の天ぷら、胡桃(メニューにはありません)、ローストビーフ、鮭の南蛮漬け
【先付】ホタルイカの酢味噌和え
【煮物椀】ニラ真薯椀 にら真薯(かまぼこのようなもの)の上に、スモークされた豆腐、エビ、アスパラなどが乗っています。
【小鉢】湯葉刺し
【焼魚】さわらの西京漬け
【強肴】蒸桜鰤・小松菜・ネギ 焼いてあるブリをさっぱりした味付けの春野菜で和えた一品。
【蒸物】空豆の赤飯蒸し 赤飯のもちもちした感じと餡のとろりとした食感が合わさって絶妙な口当たりでした^^
【中皿】トマトのチーズ焼き こちらは煮込んだトマトにモッツァレラチーズを挟んだトロトロの食感。実は真ん中には焼いたカニが乗っています。
【口直し】りんごと大根の甘酢和え さっぱりシャキシャキのお口直しです^^。
メインとお食事が一緒に出てきました。
【メイン】和牛のステーキ 大きめのヒレ肉で柔らかく脂身も少なく、絶品でした^^。ご飯と一緒に食べられたのもよかったです。
【デザート】オランジェ(ぶんたんの皮をチョコレートコーティングしたもの)、いちご、キウィ
御宿なか田 朝食
朝食も同じくダイニングで和食膳をいただきました。
こちらは大人の朝食膳。豪華です♪
こちらは子供の朝食膳。基本的に大人と変わりませんが、魚がアジだけになっています。
こちらは厚焼き玉子。とてもボリュームがあってフワフワ^^
こちらは大人の焼き魚。カマスとアジの豪華な組み合わせ。
ベーカリー・ペニーレイン BAKERY PENNY LANE
チェックアウトが12:00のため、朝食後も十分に余裕があります。御宿なか田から歩いて10分くらいのところに、大人気ベーカリー・ペニーレインがありましたので、行ってみました。
ペニーレインの周囲には他にもペンションや喫茶店のようなお店があります。こういったお店が集まっているのは那須らしいですよね^^。
こちらがペニーレインです。
ちなみにペニーレインのお店の名前はビートルズの曲名にちなんでいます。ビートルズ好きのオーナーの趣味が高じてお店の名前から内装までビートルズ一色にしてしまったそうです。
もともとのお店は那須ですが、現在は栃木・茨城に複数店舗展開しています。最近では2022年5月に東京のソラマチに新店舗をオープンしています。
お店は大人気で、到着したのは9時過ぎでしたが、10時を過ぎたあたりで入場制限がされていました。
店内はまさにビートルズ一色。オーナーのコレクションが所狭しと飾られています。BGMはもちろんビートルズです。
店内にもイートインコーナーがありますが、外にも開放的な飲食スペースがあります。コーヒーなども用意されていて、晴れている時はパンを購入後こちらでいただくこともできます。
外から内への入り口にはビートルズの名曲、IMAGINEの文字が。
一番人気はこちらのブルーベリーブレッド。食パンのようなパンにブルーベリーが練り込まれています。
私のオススメはこちらのアップルパイ。焼き林檎を包むフワフワで大きなパイ生地がサクサクで最高です^^
チェックアウト
チェックアウトはお部屋で行いました。支払いは現金のみですのでご注意ください。
栃木県 那須温泉 御宿なか田 まとめ
- 全4室の超プライベート宿御宿なか田に宿泊しました
- お部屋に硫黄泉と単純泉の2つのお風呂があり、温泉付きならたまりません
- 食事も質量共に大満足でした
- ベーカリー・ペニーレインが近所なので、チェックアウトまでの時間で行ってきました
おそらく日本でもかなり珍しい、お部屋で2つの源泉の露天風呂と内風呂(半露天)を楽しめるお宿で、岩盤浴もあり大満足でした。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【栃木県 那須温泉♨御宿なか田】たった4部屋!驚きの究極プライベート宿!
本記事が、那須温泉 御宿なか田の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
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