宮城県仙台市、仙台の奥座敷秋保温泉、茶寮宗園へに宿泊してきました!
宗園は高級旅館の多い秋保温泉でも最高峰の高級旅館として有名で、特に今回予約した離れの露天風呂付き客室「月影」は一般の旅行代理店のサイトにもなかなか出てこない、超高級なお部屋です!
この記事では、茶寮宗園の基本情報、ベールに包まれた宗園内の様子と、温泉露天風呂を含めたお部屋、夕食と朝食についてフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
仙台秋保温泉の最高級宿!茶寮宗園 離れ温泉露天風呂付客室「月影」フルレビュー
目次
宮城県仙台市 秋保温泉 茶寮宗園 離れ温泉露天風呂付き客室「月影」に宿泊してきましたので、宗園の全貌、部屋の内部、豪華夕食、朝食とあわせてブログレビューします
秋保温泉 茶寮宗園 基本情報
秋保温泉とは
秋保温泉(あきうおんせん)は、宮城県仙台市太白区秋保町湯元に位置する温泉街です。
宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに奥州三名湯の1つとして知られ、また古くは「名取の御湯」と呼ばれ、兵庫県の有馬温泉や愛媛県の道後温泉と並んで「日本三名湯」の1つに数えられました。
秋保温泉自体には大きな観光スポットはありませんが、仙台市内から至近であり、多数の高級ホテル、コンベンションセンターなどを備えることから、宿泊客数は宮城県第一位を誇ります。
秋保温泉 茶寮宗園 について
公式ホームページ
仙台・秋保温泉 茶寮宗園の公式ホームページはこちらです。
約8,000坪の敷地に、美しい日本庭園と、数寄屋風建築の本館と離れを構えています。
(公式ホームページより)
- 客室数:26室
- 駐車場:40台
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:11:00
場所
住所:〒982-0241宮城県仙台市太白区秋保町湯元釜土東1
TEL :022-398-2311
茶寮宗園は秋保温泉のほぼ中央に位置しています。
東京からは新幹線で2時間弱+タクシー・バス30分で到着します。
仙台駅からの送迎サービスもあるようですが、要問い合わせです。
茶寮宗園 客室
客室は本館客室が1階と2階の16室、離れが10室あり、離れの多くは露天風呂付き客室ですが、それぞれ値段、間取り、景色が異なり個性的なお部屋になっています。
(公式ホームページより)
- 離れ・・・旭、東雲、早乙女、郭公、霧壺、月影、蓬莱、泰山、敷島、嵯峨
- 本館 1階・・・朝霧、桂花、銀月、公華、光月、左近、紫水、紫鳳
- 本館 2階・・・白妙、玉籠、玉桜、豊月、松波、三笠、八千代、夕霧
となっています。当然ながら、離れのほうが高額です。
茶寮宗園 温泉について
- [泉質] ナトリウム・カルシウム塩化物泉
- [効能] 胃腸病 外傷 筋肉痛 など
宗園は3本の源泉を有しており、部屋付きの露天風呂には無濾過の源泉がかけ流しになっています。なお、大浴場のお湯は透明です。
- 大浴場・・・別館
- 露天風呂・・・別館
- 部屋付き露天風呂
が用意されています。いずれも温泉です。
エステ・リラクゼーション
フェイシャル、ボディトリートメントのエステと、リラクゼーションとしてマッサージのサービスがあります(有料)。
茶寮宗園 その他の設備
- ティーラウンジ
- ラウンジ
- ナイトクラブ
- 宴会場
- 会議室
- 売店
- モーニングコール
- 宅配便
となっています。
今回の宿泊プランの紹介
電話でホテルに直接予約
今回予約した月影を含むいくつかの部屋は、予約サイトには出てこないようで、電話での直接予約のみとのことでしたので、今回は電話予約としました。
宿泊費は1泊2日、家族4人(大人3人、子供1人)で145,310円でした。GoToキャンペーンの適用で56,000円引きとなりました。
休前日(金曜日)とはいえ、高級旅館の中の(ほぼ)最高級のお部屋だけあってなかなか高額ですね(^^;)。
茶寮宗園 離れ露天風呂付客室「月影」 実際に宿泊しました!お部屋や温泉、豪華な食事をご紹介します
茶寮宗園 お迎え~チェックイン
車が到着すると出迎えてくれます
宗園に車で到着しました。石でできた大きくて立派な門が迎えてくれます。
この門構えからすでに高級旅館の雰囲気がプンプンしていますね^^
車が到着すると、どこで見ていたのか、ホテルの方が出迎えてくれました。
なにか武家屋敷にでも入ってきたような雰囲気がありますね^^
エントランスです。仲居さんに荷物を運んでもらいます。
仲居さんもしっかり着物を着ており、和風の雰囲気がもりあがります。
こちらの仲居さんが、当日のチェックイン、夕食、翌朝の朝食、チェックアウト後の見送りまですべて担当してくださいました。
入り口で検温と消毒があります。残念ながら、今では日常の風景になりましたね^^;
お部屋でチェックイン
メインロビーの廊下を通って離れへ向かいます。
ここから真っ直ぐ進んで突き当たりには・・・
どうでしょう、この景色。
大窓の中に木々が絶妙に配置されて、まるで額縁に入った風景がのような光景です。
宗園では廊下の窓が全体に大きくて、このように一枚の絵のような風景がいたるところで見ることができます。
離れまでの畳敷きの廊下を奥に進むと、今回宿泊する「月影」がありました。
まずはお部屋の中でチェックインです。水ようかんをいただきまながらのチェックインとなりました。
時間がゆったりと流れます。
お部屋はたくさんあるので後でご紹介します。
そして抹茶です。
この後ようやく書類にサインをしてチェックイン終了です。
茶寮 宗園 お部屋の紹介
純和風のお部屋と見事な庭園
すでにここまでで、一般の旅館とは違う雰囲気が十分ですが、お部屋はさらに豪華仕様になっていますので以下ご紹介します。
こちらが今回宿泊した「月影」です。
離れは全10室となっていますが、月影はその中で「泰山」の次に高額なお部屋になっており、ホームページ上からみる部屋の間取りでも2番目に広いお部屋になっています。
と、いうことで、秋保の最高級宿、宗園の2番目に高級なお部屋ということで御覧ください^^
入り口です。
畳敷きの廊下に格子戸のエントランス、まさに和室の雰囲気です。
鍵は一般的な鍵で、ひょうたん型のキーホルダーがついていました。
玄関です。昔の金持ちの家はこんな感じだったのかしらっていう感じの純和風です。
入り口脇にある湯沸所(ミニバー)です。
ポットと茶器がおいてあります。
その下には冷蔵庫があり、ミネラルウオーター4本とビール2本、ウーロン茶が入っています。
ミネラルウオーターだけ無料とのことでしたが、これだけの高級旅館ですので、ビールとウーロン茶も無料にしてほしかったですね~。
たいした問題ではないのですが、無料か有料かではやはり気分的に違いますからね。
トイレです。
男性用が別にあります。このあたりも設計上の古さが感じられますね。
トイレはとても広く、ウォッシュレットも当然ついています。
こちらはダイニングスペースと寝室となった最も広い和室です。
食事用の椅子とテーブルは都度置いてくれました。
床の間に飾られた花と掛け軸が象徴的です。
露天風呂を含めすべてのお部屋からお庭の景色、しかもベストな景色が見られるような工夫がされていて、とても素晴らしかったです。
こちらのお部屋の障子を開けると、隣の洋室とつながっていました。こちらのお部屋はまたあとでご紹介します。
もうひとつの小さめの和室です。
こちらのお部屋の役目としては、着替え用ないし、多人数の際のサブのお部屋といったところでしょうか。2人での宿泊であれば使わないスペースかもしれません。
今回は4人での宿泊でしたので、こちらにも分割して布団を敷いてもらいました。
クローゼットがありました。
浴衣と陣羽織、足袋などが用意されていました。
浴衣は特に特徴のない一般の浴衣のようでした。
その隣には、4畳程度のスペースが有ります。
こちらのお部屋、庭園を一望できる大窓がある和室があり、茶室のような雰囲気でした(茶器はありませんでした)。
こちらは洋室です。ソファーが置かれており、ベランダにでることができます。
まわりが障子に囲まれていますので、おそらく以前は和室だったのではないかと推測されます。
ベランダに出てみます。
右手にはこの客室の露天風呂がみえて、さらにその奥には最高級のお部屋、泰山のお部屋の一部がみえます。
手前を流れる小川はおそらく敷地内を一周していると思われます。
ちなみに、露天風呂が庭園側に向いている関係上、敷地内を歩くのは禁止ということでした。
ベランダからは庭園がこんな感じで見えます。
伊勢神宮の茶庭や成田山新勝寺を手掛けた職人さんが作り上げた庭園だそうで、どの部屋からもベストな風景が見られるように工夫されているようです。
ウッドデッキ調のベランダはこちらが広くなっています。
こちらがわからは隣の部屋の屋根などが見えます。
奥には「茶室」が見えますね。
暗い写真ですが、玄関から入ってお風呂に行く前の部屋はこのような姿見が置かれていて、昔の武家屋敷を思わせるような佇まいです。
以上、和室4部屋と洋室、ベランダ、洗面とお風呂というとても豪華な間取りでした。
夕食後はお布団を敷いてくれました。
ひのき内風呂と陶器の露天風呂
さて、お楽しみの檜の内風呂と陶器の露天風呂へ行ってみます。
どちらも素晴らしいお風呂でしたので是非御覧ください。
こちらがお風呂の前にある洗面です。
シンクは2つあり、広さも十分ですね。
アメニティです。
歯ブラシやクシ、綿棒セットなど、ひととおり一般的なものと、男性用、女性用の化粧品が置かれていました。
タオルはバスタオル、フェイスタオルともに宗園のロゴマークが入っていて高級感がありますね。
こちらが内風呂と露天風呂です。
手前側が檜の内風呂、奥が陶器の露天風呂になっています。その奥には庭が見えますね。
こちらが檜の内風呂です。
総檜でできており、意外に新しいので、ときどき入れ替えているのかも知れませんね。
奥の蛇口からは源泉が出るようになっていて、手前の蛇口は水が出ます。
こちらは洗い場です。
シャワー、シャンプー等ひととおり揃っています。
こちらが露天風呂です。屋根は見えませんがほぼ完全に開放されています。
露天風呂と内風呂は源泉100%とのことで、少し濁っています。匂いはわかりませんでした。
温度もちょうどよく調整されていて(源泉は65℃とのことです)、とても入りやすいお風呂でした。
お風呂からはこのような景色が見えます。
計算されたような、ほぼ完璧な庭園の景色ですよね^^
大浴場について
今回は大浴場も入ってみました。以下写真は公式ホームページからの引用です。
大浴場もとてもいいお風呂で、人数の割には十分な広さがありました。
薄暗い感じで、間接照明がいい雰囲気を出していました。
大浴場の露天風呂もとても良かったです。
岩風呂でしっかりと露天になっており、周りには紅葉が植えられていて、おそらく紅葉の時期は素晴らしいのではないかと想像されます。
茶寮 宗園の食事
お部屋での夕食
一般のお部屋は会場食だったようですが、今回宿泊した月影ではお部屋食を用意してもらいました。
食前酒は宮城の地酒「大和蔵」でした。
こちらがメニューとなります。
手書きのメニューで、月替りなのか「令和二年 九月」と書かれています。
前菜です。菜七種として、
春菊としいたけのおひたし、焼きホッキ貝、いくらとおろし、自家製チーズかまぼこ、イカのおすし、サーモンと大根の市松、レンコンの小豆煮の7品。
向付。鯛の昆布締め、菊花押。
椀盛。アイナメと松茸のお吸い物。
お造り。ウニとマグロ、鯛とのどぐろ、イカとアマエビ、フグの煮こごり。もみじおろしとポン酢でいただきます。
メイン料理の一つ、黒毛和牛と秋野菜(ナス)です。
こちらは肉が一枚巻きになっており、少しボリュームが有りすぎる印象でした。
温物。にんにくスープと茶碗蒸し。
鶏肉や銀杏、しいたけなどが入った茶碗蒸しの上ににんにくスープがかかっていて絶品でした。
メイン料理のもう一つはアワビのやわらか煮です。この周りのスープはなんとフカヒレスープです。
ご飯は鯛茶漬けでした。鯛の身と海苔のお茶漬けです。お新香と一緒にいただきました。
これもめちゃうまかったです。
デザートはメロンとヨーグルトでした。
朝食もお部屋でのお膳でした
お部屋の布団でゆっくりと寝た後は、朝風呂に入って、その後お楽しみの朝食です。
朝食の前に、搾りたてのオレンジジュースを頂きました。
こちらが大人用の朝食メニューです。
サラダ、焼き鮭、めかぶ、梅干し、大根おろし、焼海苔、笹かまぼこ、野菜の煮物など朝食らしいメニューが並びます。
子供用の朝食です。
大人用との違いは、左上のオムレツとソーセージくらいです。
アツアツの湯豆腐もありました。
朝のデザートはオレンジとナシでした。
朝食から贅沢な時間を過ごすことができました。
ホテル内を散策
ホテル内を少し歩いてみます。
それほど広い敷地ではありませんが、窓からの景色をじっくり見て歩くと宗園の館内設備と庭園の素晴らしさがわかると思います。
お部屋を出ると畳の廊下が続きます。
離れのお部屋はフロントのある棟とは別棟になっており、このような畳を通じてつながっています。
歩いていると、とにかく窓が一枚窓で大きいことに気が付きます。
そこを振り向いてみると・・・
このような額縁がついた庭園の絵のような景色が至るところで見られます。
いくつか写真でご紹介しますが、すべてをご紹介することはできませんので、もし泊まりになる場合には是非ゆっくりとご覧になることをオススメします。
こちらは本館側の池がある庭園です。
ガラス、メチャクチャ大きいですよね^^
本館ロビー側へ通じる廊下です。
フローリングがとてもきれいで、高級感が素晴らしい。何度も通りたくなります^^
さきほどの廊下を右に曲がると、ラウンジがあります。中に入ってみました。
ラウンジからエントランス側を見た景色です。
間に池があって、やはり素晴らしい庭園の景色が広がります。
ラウンジのとなりには売店があります。
一般的なお土産はあまり売られておらず、工芸品のようなものが主でした。
こちらはフロント側のロビーです。
このときは連休前で満室とのことでしたが、廊下~ロビーを通じてほとんど宿泊客と会うことはありませんでした。
廊下にある書です。
大浴場に続く廊下です。
こちらも両側の窓が大きくて素晴らしい景色を両側に見ることができます。
チェックアウト~お見送り
チェックアウトはお部屋で手続きをしました。
その後、チェックインを担当してくれた仲居さんに見送って頂いて、今回の宗園の宿泊は終了しました。
実際宿泊して良かった点、気になった点や予約の際に気をつけたい点
今回、秋保温泉の茶寮宗園に宿泊しましたが、良かった点や気になった点など上げてみたいと思います。
宿泊してよかった点
額縁に飾られた絵のような庭園が最高
上でもご紹介しましたが、宗園の館内を歩いてみると、大きな窓から見える庭園の景色がまるで大きな一枚の絵の様になっており、まるで美術品のようです。
お好きな方は是非時間をとってゆっくり鑑賞することをオススメします。
露天風呂、内風呂ともにとても良かった
庭園が見渡せる露天風呂、半露天のような檜の内風呂、どちらもきれいでとても良かったです。
源泉そのままのため、少し濁って温泉ということがわかるのも良かったですね。
お部屋での食事
夕食、朝食ともにお部屋で仲居さんが一品一品持ってきてくれて、丁寧に説明をしてくれます。
お部屋でゆっくり食べることができ、質量ともに十分に満足できた食事でした。
チェックインからチェックアウトまで一人の仲居さんが担当してくれた
出迎えてくれた仲居さんがお部屋でのチェックインからチェックアウトまですべて担当してくれました。
他のスタッフは見ることはありましたが、お部屋に直接入ったのは一人だけです。お布団を敷くのも、テーブルを用意するのもすべてお一人でやっていただきました。
新型コロナが心配な現状と、プライベートが守られるという点で、宗園にしかない価値を提供しているように思われました。
気になった点
全体に和室中心で間取りが古め
お部屋は和室中心の構成で、広さは十分ですが、和室が4部屋など少し無駄なスペースが有るように感じました。
このような旅館では伝統も魅力の一つと言えますが、間取りなどは少し改善できるのでは?と思いました。
予約の際に気をつけたい点
今回は離れ露天風呂付き客室の月影でしたが、この部屋を含め、最高級のお部屋のいくつかはリピーターが中心のためか、楽天や一休などの予約サイトには出てこない場合があります。
予約サイトには出てこなくても(あるいは満室表示であっても)、開いている可能性はありますので、電話で確認してみることをオススメします。
秋保温泉 茶寮宗園 離れ露天風呂付き客室「月影」まとめ
- 秋保温泉は、仙台市中心部に最も近い温泉街です
- 今回は秋保温泉の最高級宿といわれる茶寮宗園の離れ温泉露天風呂付客室「月影」に宿泊しました
- 宗園が高級である理由のひとつは、館内から見える庭園にあるということがわかります
- 和室中心の広い間取り、客室付き温泉露天風呂と檜内風呂、お部屋での食事も大満足でした
初めての宿泊でしたが、高級旅館が多い秋保温泉のなかでも、宗園が最高級である理由がわかったような気がします。確かにこれほどの庭園をもつ宿は他には無いと思います。
また、チェックインからチェックアウトまで、一人の仲居さんが担当するプライベート感(+感染対策)も素晴らしいです。
もしこちらにお泊りになるときは、是非十分に時間をとってお風呂と料理、館内散策を満喫することをおすすめします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
仙台秋保温泉の最高級宿!茶寮宗園 離れ温泉露天風呂付客室「月影」フルレビュー
本記事が、秋保温泉 茶寮宗園の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
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