この記事では、岩手県、須川温泉 須川高原温泉についてお風呂、お部屋、食事の詳細を解説します。
須川温泉は、「須川知らぬは生涯の損」とも言われる秘湯で、秋田・岩手・宮城の三県にまたがる栗駒山の北麓、標高1,126メートルにあり、毎分6,000リットルも湧出する湯量たっぷりの温泉です。
須川高原温泉は、大露天風呂が有名な須川温泉を代表する温泉で、日本秘湯を守る会の会員宿です。
今回は、冬季閉鎖直前の紅葉絶景の須川高原温泉へ行ってきました!
この記事では、素晴らしいお風呂を中心に、今回宿泊したお部屋、夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【岩手県 一関温泉郷♨️須川高原温泉】コバルトブルーの大露天風呂が予想外の◯◯風呂に!【日本秘湯を守る会】
岩手県 一関温泉郷 須川高原温泉に宿泊してきましたので、館内の概要、お部屋、お風呂、夕食と朝食までブログでご紹介します
須川高原温泉 基本情報
須川温泉とは
須川温泉の歴史は古く、開湯は1100年以上前の平安前期とされています。
須川温泉は、秋田・岩手・宮城の三県にまたがる栗駒山の北麓、標高1,126メートルにあり、毎分6,000リットルも湧出する湯量たっぷりの温泉です。
泉質は日本でもまれな強酸性の緑礬(りょくばん)泉で、古くから湯治客が多く、東北大学医学部の温泉治療にも利用されてきた「薬泉」です。
須川高原温泉 基本情報
須川高原温泉 基本情報
須川高原温泉の公式ホームページはこちら。公式インスタグラムはこちら。
須川温泉は、秋田と岩手の県境の岩手県側にあり、秋田県側には同じ源泉を利用した栗駒山荘という宿があります。
須川の「最高」は、絶景や数多い花々を「観る最高」、湧き水の流れ、沢や川のせせらぎ、
エゾハルゼミの蝉時雨、岩つばめ達のさえずりを「聴く最高」、清々しい樹木の中に漂う硫黄泉の香りを楽しむ「嗅ぐ最高」、岩手・宮城・秋田3県にまたがる宿にちなんだ食事を「味わう最高」、湯川沿いに登るトレッキングや登山、そして蒸し風呂や明礬・緑礬泉の4つの湯に「触れる最高」
須川の大自然が五感すべてに語りかけ、そのすべてを満たしてくれる先にある「最高の笑顔」それこそが「最高」の須川高原温泉。
(須川高原温泉ホームページより)
須川高原温泉は、昭和33年国民保養温泉地の指定を受けています。また、岩手県では3宿のみの「日本秘湯を守る会」の会員宿。日本秘湯を守る会の公式サイトまたは宿への直接予約でスタンプをいただけます。
大露天風呂前には栗駒山登山口があり、少し登ると、毎分6,000リットルとも言われる、須川温泉の源泉が湧き出しています。
須川高原温泉のシンボルともなっている大日岩ですが、2008年の岩手・宮城内陸地震で山の三分の一が崩れ、当時旅館の名物となっていた千人風呂も同時に倒壊してしまったとのことです。
栗駒山周辺の道路は、雪のため11月~5月にかけて冬季閉鎖となるため、須川高原温泉もそれに合わせて冬季は閉鎖となります。今回は冬季閉鎖1週間前の紅葉絶景の時期に行くことができました(実際宿泊時は夜間閉鎖となっていました(^^;))
- 客室数:全36室
- 駐車場:200台 無料
- チェックイン:16:00
- チェックアウト:10:00
- クレジットカード:利用可
須川高原温泉 場所
住所:〒021-0101岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46林班ト
TEL :0191-23-9337
【宿へのアクセス】
自家用車:東北自動車道 一関ICから約80分
鉄道:東北新幹線 栗駒高原駅より車で約90分
須川高原温泉 客室
客室は全36室。全室和室で、旅館部はトイレ付き、自炊部はトイレ共同です。
旅館部
入室人数 | Aタイプ | Bタイプ | Cタイプ | Dタイプ |
---|---|---|---|---|
1名様 | 17,380円 | 16,280円 | 15,180円 | 14,080円 |
2名様 | 15,730円 | 14,630円 | 14,080円 | 12,980円 |
3名様 | 15,180円 | 14,080円 | 13,530円 | 12,430円 |
4名様 | 14,630円 | 13,530円 | 12,980円 | 11,880円 |
5名様 | 14,080円 | 12,980円 | – | – |
入湯税150円別
Aタイプ「10畳間西向き、日当たりの良いお部屋です」
Bタイプ「10畳間、景観は期待できませんが、ベッドご用意しております」
Cタイプ「8畳間、裏側、2階のお部屋です」
Dタイプ「8畳間、裏側、1階のお部屋です」
自炊部
素泊まり ※消費税・入湯税含
入室人数 | 1泊目 | 2泊目 | 3泊目以降 |
---|---|---|---|
1名様 | 6,000円~ | 5,000円~ | 4,000円~ |
2名様 | 5,000円~ | 4,000円~ | 3,000円~ |
※浴衣・布団付き タオルや洗面用具は付いておりません
お子様料金について
料金 | |
---|---|
大人の方と同じお食事+布団付き | 大人の70% |
子供用お膳またはお子様ランチ+布団付き | 大人の50% |
布団のみ | 大人の30% |
お子様ランチのみ | 3,150円 |
(以上、公式サイトからの引用です)
今回宿泊したのは和室A10畳のお部屋です。
須川高原温泉 温泉
須川高原温泉の4つの温泉はいずれも明礬(みょうばん)泉ないし緑礬(りょくばん)泉と呼ばれる、硫黄泉です。強酸性のため、肌や粘膜への刺激はあるものの、源泉温度も低めで濃厚な硫黄泉の効能は抜群で、温泉治療にも利用されてきたほど。
- 泉質…含硫黄・鉄ーナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
- 泉温…50.5℃
- PH値…2.2
加水・加温・循環ろ過消毒無しの、源泉100%かけ流しです。
- 天然蒸気ふかし湯「おいらん風呂」
宿の裏手から100メートルほど登った先にある、小さな木造の小屋にある〝蒸し風呂〟。一人用の、スペースにゴザを敷いて利用します。 - 大露天風呂「大日湯」
須川高原温泉の名物のお風呂です。30~50人ほど入れる大きさの浴槽に、青白い絵の具のような濃厚な源泉がたっぷり。男女に分かれており、女湯の正面には、大迫力の奇石「大日岩」が鎮座します。夜はライトアップも。 -
大浴場「須川の湯」
館内にある、男女別の内湯です。木造りの浴場で、20人ほどが入れる内湯のほか、露天風呂を備えています。 -
中浴場「霊泉の湯」
自炊棟にある、男女別の常時高温浴(45度程)を楽しめるお風呂です。
須川高原温泉では日帰り入浴も可能です。
- 受付時間:6:00-21:00(大浴場は9:00より入浴可)
- 入浴料:700円(大浴場・露天風呂両方で1,000円)
公式サイトから予約
今回は公式サイトで予約しました。
今回のお部屋はAタイプ、301号室。広めのタイプのお部屋で眺望が最もいいお部屋とのことでした。
宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で42,400円でした。
岩手県 須川高原温泉に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
紅葉の栗駒山のはずが・・とんでも無いことに
今回は、岩手県、一関温泉郷、須川高原温泉をご紹介します。
「須川知らぬは生涯の損」とも言われる、須川温泉の開湯は、なんと1100年以上前の平安前期とされています。
須川高原温泉は、大露天風呂が有名な、須川温泉を代表する温泉で、日本秘湯を守る会会員です。
周辺の道路は、雪のため11月~4月にかけて冬季閉鎖となるため、須川高原温泉もそれに合わせて冬季は閉鎖となります。
この記事では、須川高原温泉の自慢のお風呂を中心に、館内・お部屋・食事までフルレビューします。
さて、今回は10月下旬の、栗駒山の紅葉のピークを狙って予約をしました。周囲の木々は、徐々に色づき始めていて、紅葉の絶景宿に期待がかかります。
ところが・・・
この後、とんでも無いことになります・・
予約の際に、宿の方から冬タイヤで来てくださいね、と言われたので、宿泊の1週間前にスタッドレスタイヤに変えて準備は万端です。
そして宿泊3日前「凍結の恐れがあるので夜間通行止めになりました。早めに来てくださいね」と連絡が入ります。
さらに宿泊当日、「雪が降ってきたので気をつけて来てください」と連絡をいただきました。
まあ、10月だから、雪はすぐ融けるだろうと思いつつ、栗駒へ向かいました^^
このゲートの先が夜間制限区域です。この先は、宿泊者しか通ることができません。
ここから数キロで須川高原温泉ですが、この先が長かった・・(^^;)
道中は素晴らしい紅葉です。これは期待大ですね(^^♪
ところが、やっぱり雪が降ってきましたよ・・
雪はどんどん積もってきて、気温も下がり、本格的な積雪に・・
ということで、本来は紅葉の温泉をお見せする予定でしたが、こうなってしまってはしょうがありませんので、10月の積雪という、レアな雪景色の須川高原温泉を、このあとたっぷりとご覧ください^^
須川高原温泉に到着しました。
宿の概要
須川高原温泉は、栗駒山の北麓、標高1,126メートルにあり、秋田県側の栗駒山荘とともに、須川温泉を源泉とする宿となっています。
良好な泉質と、優れた効能が認められ、昭和33年には国民保養温泉地の指定を受けています。
部屋数は全36室、右には露天風呂、奥が旅館棟、左が自炊棟となっています。
宿の脇には栗駒山の登山口があり、少し登ると、毎分6,000リットルとも言われる、須川温泉の源泉が湧き出しているのを見ることができます。
須川温泉の自慢は、なんといっても、にごり湯の強酸性の硫黄泉。自慢の大きな露天風呂や、大浴場については、このあとたっぷりとご紹介します。
立派な看板のある、こちらのエントランスから中に入ってみましょう。
ロビーは広く開放的になっています。チェックイン時には登山客の方がたくさんいました^^
こちらはフロント。
須川高原温泉は岩手県では3軒のみの「日本秘湯を守る会」会員。いただいたスタンプは最後にお見せします^^
フロントには、お部屋で利用できるアメニティが置かれていました。
こちらはラウンジのようなスペース。
子供用のスペースもありました。
昔の写真がたくさん飾られてギャラリーのようになっています。
フロントから右に進むと、売店、食堂、左側には旅館棟への通路があります。
日帰り客も多いためか、ロッカーがずらりと並びます。
山の洋服屋さん
売店です。
広めの売店で、かなり品揃えは豊富でした。売店については後でご紹介します。
食堂の前に、自販機コーナーがありました。
チェックイン
フロントでチェックインです。
お部屋や館内、お風呂、食事の時間などを説明していただきました。
今回のお部屋はAタイプ、1泊2食、家族3人で約42,400円でした。この料金で十分に充実したお部屋、お風呂、食事をいただけましたので、ぜひ最後までじっくりとご覧ください。
須川高原温泉 301号室「ひめこまつ」お部屋レビュー
今回のお部屋はこちらの301号室「ひめこまつ」。角部屋で、最も景色のいいお部屋とのことでした。
キーホルダーです。鍵は一つだけでした。
入ったところです。右奥がお部屋、左に洗面とトイレがあります。
こちらは洗面です。シンプルな洗面で、ハンドソープのみ用意されています。
トイレはウォッシュレットなしです。
お部屋です。まずは奥の窓から景色を見てみましょう。
こちらからは目の前に旅館のシンボルとも言える「大日岩」が見えます。下の方には小さく赤い鳥居も見えますね。そして、この斜面を源泉が降りて来ているので、湯気もすごいです。
雪のために、奥の方の山の景色はほぼ見えません。明日は晴れる予報ではありますが、果たしてどうなりますやら・・・
お部屋の全体です。こちらのお部屋は、10畳Aタイプのお部屋です。その中でも、角部屋で、景色が最もいいお部屋とのことです。
全体の雰囲気、所々にある装飾が、昭和レトロを感じさせる素敵なお部屋です(^^♪
こちらのオシャレな小窓からは・・
大日岩と源泉が流れるところが目の前に見えています。
小型のテレビとポット、金庫など。
中央にはテーブルと座椅子が三脚ありました。
バスタオルとフェイスタオルはあらかじめ人数分用意されています。浴衣については、廊下から選んで持ってくるスタイルです。
テーブルの上にはお茶のセットがありました。
お茶菓子は南部せんべいのお菓子である雪せんべいと、ごぼう茶がありました。
須川高原温泉について解説
須川高原温泉について解説をします。
以前は70部屋以上あったようですが、現在は自炊棟と旅館棟、あわせて36部屋となっています。
お部屋は和室中心ですが、一部ベッド付きの洋室があります。
自炊棟はトイレ共同となっています。
客室はAタイプ〜Dタイプがあります。料金はあらかじめ固定で設定されています。
Aタイプは10畳の和室で、景色・日当たりのいいお部屋となっています。Bタイプはベッドがありますが、景色が期待できないお部屋となっています。C/Dタイプは和室8畳のお部屋です。
子供料金は大人の70%またはそれ以下となっています。
こちらは自炊部の料金です。素泊まりですが、1泊6,000円/人〜とかなりリーズナブルな料金です。
上記の基本料金に、曜日や時期によって多少料金が追加されるシステムになっています。
須川高原温泉は日帰りでの入浴も可能です。大浴場と露天風呂は入浴料金が別になっており、それぞれ700円、どちらにも入ることができる共通券は1,000円となっています。
今回のお部屋は廊下の突き当たり、角部屋の301号室でした。
なお、今回のお部屋ではWiFiは利用できませんでした。また、携帯の電波は弱いですが、つながります(docomo)。
大浴場はお風呂が3つあり、他に蒸し風呂があります。貸切風呂(1,000円/時間)もあります。
大浴場については後ほどたっぷりとご紹介します。
源泉名は須川温泉、pH2.2、含硫黄・鉄・ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉、泉温は51度となっています。
湧出量はなんと毎分6000リットル。単独の源泉としてはかなり多いと思います。
廊下を歩いていくと・・
フロント連絡用の電話と・・
WiFiがありました。お部屋までは電波は届かず、廊下の機器の周囲のみでWiFi接続が可能です。
WiFiの通信速度は15Mbpsでした。
貸し出しの浴衣もお部屋にはなく、廊下にあるこちらの浴衣を利用します。
お風呂のご紹介
須川高原温泉の自慢は豊富なお風呂。硫黄泉の素晴らしい泉質のお風呂が複数あります。
以下、お風呂については撮影の許可をいただいています。
中浴場
中浴場は自炊棟の中にあるお風呂です。
中浴場は源泉に最も近いお風呂であることから「霊泉の湯」と称されます。
一旦階段を上って、さらに下って、その後さらに少しのぼります。
こちらが霊泉の湯です。男湯が手前側、女湯が奥にあります。
男湯女湯はほぼ同様なので、男湯のみご紹介します。
脱衣スペースです。最も古めのお風呂で、脱衣スペースもそれほど広くはありませんね。
洗面がありました。ドライヤーも用意されています。
石造りの広いお風呂で、手前にはすのこ、壁と天井は木造りになっていていい雰囲気です(^^♪
こちらのお風呂は最も古いお風呂で、源泉に近いことから、お湯の温度も45℃程度と最も高温のお湯になっています。
熱いせいか、他のお風呂の方が魅力があるせいか、いつ来てもほとんど入っている人はいませんでした。
お湯は確かに熱め、硫黄の匂いが濃厚です^^。色は薄い乳白色になっています。
シャワー付きの洗い場が1つありました。
貸切風呂
貸切風呂は外の露天風呂の隣の棟の中にあります。2つのお風呂があり、どちらかを選ぶことができます(1,000円/時間)。
こちらの朝霧のお風呂は44℃設定の熱め設定のお風呂です。
こちらの夕霧のお風呂は42℃設定とのことで、こちらの方が入りやすそうです。今回はこちらのお風呂をご紹介します。
こちらが貸切風呂の脱衣スペースです。家族風呂ですので、狭めになっています。
こちらが貸切風呂、夕霧です。
石造りのお風呂で、家族風呂としてはかなり広めの湯舟です。こちらのお湯は濃厚な乳白色で、入った瞬間、硫黄の香りが広がります。
窓がありますが、開放すると半露天風呂のような感じになります。
シャワー付きの洗い場も1つ用意されています。
大浴場(須川の湯)
続いて大浴場 須川の湯 をご紹介します。
入り口の脇のところにあった「仙人水」、湧き水です。
新鮮さには間違いはございませんが、その他は一切責任を負うことができませんので・・(^^;)
飲んでみましたが、クセのない普通のお水でしたよ!
大浴場(須川の湯) 男湯
まずは男湯をご紹介します。
男湯の脱衣スペースです。日帰り客も来るためか、かなり広めになっていますね。
有料のコインロッカーがありました。
小さめの洗面はシンプルです。
ドライヤーが用意されています。
こちらからお風呂に行ってみます。
大浴場 男湯 内湯です。気温が低いため、湯気でかなり曇っています^^;
床や壁が木造りになっていて、いい感じです(^^♪
20人くらい入れそうな、とても広い湯船になっています。
湯舟自体は石ですが、周りには木が縁取られています。内側に少し段差もあります。
お湯は透明に近い白色です。硫黄の匂いが濃厚です^^
洗い場もたくさん用意されています。
シャンプーとボディソープが用意されています。
シャワーブースもあります。硫黄の匂いを流したい方にはいいかもしれませんね。
奥には露天風呂がありました。こちらも10人以上入れそうな広い湯船で、木で縁取られています。
周囲は木で囲まれていて、上はよしずに覆われています。開放感としてはそれほどあるわけではなく、外の空気と触れられるお風呂と言った感じです。
大浴場(須川の湯) 女湯
続いて女湯です。入り口は男湯の隣にあります。
脱衣スペースはほぼ同様です。
洗面も同様ですが、ベビーベッドがありますね。
大浴場 女湯 内湯です。大きさ、作りは男湯とほぼ同様です。
見えにくいですが、奥に湯口が見えています。かなりの量がかけ流されています。もちろん100%掛け流しです。
こちらが女湯の露天風呂です。
こちらも男湯とほぼ同様になっています。
奥から源泉が掛け流しになっています。
露天風呂(大日湯) 9x9mの浴槽!
暗くなって来て、吹雪のようになって来ました(^^;
露天風呂へ行くには一旦外にでて、少し歩く必要があります。
露天風呂のある棟です。緑の衝立の奥がお風呂ですが、湯気がすごいです(^^
看板があります。左に行くと源泉と栗駒山の登山口があります。源泉については後ほどご紹介します。
こちらが入り口です。
入り口を入るとすぐに受付があります。
日帰り客用の券売機です。
ロッカーや靴箱があります。
手前が男湯、奥が女湯。男の文字が手書きなのが面白い^^
大露天風呂 大日湯 男湯
露天風呂 男湯の脱衣スペースです。部屋数に比べて、かなりの広さとカゴの数が多いのは、日帰り客が多いためでしょうか。
洗面が2つありました。
ドライヤーも用意されています。
右側にトイレと、正面には雨よけの「けさ」があります。
こちらが露天風呂 大日湯 男湯です。
湯けむりで見えにくいですが、9x9mの大露天風呂で、 このお風呂に入るためにはるばるやってきました^^
奥までくると、大日岩が見えて来ます。雪景色の大日岩はなかなかレアな体験のようですよ(^^♪
湯舟がの底が白いので、見た目かなり青白く見えていますが、お湯自体は薄く濁っている程度です。
それにしてもこれほどのお風呂に入れるのは最高ですね!
入り口の部分は木造りのデッキのようになっています。奥には洗い場がありますが、見えませんね(^^;
こちらに洗い場が3つ用意されていました。シャワーはありません。
大露天風呂 大日湯 女湯
続いて奥にある女湯です。
脱衣スペースはほぼ同様です。
洗面も同様に用意されています。
ドライヤーもありました。
「かさ」も用意されています。
女湯の大露天風呂です。大日岩を見る角度が違うため、女湯からはほぼ正面に岩が見えています。
お風呂の広さなどはほぼ同様です。
支配人からお話を伺いました
ロビーのギャラリーを見ていたら、支配人から声をかけられ、いろいろお話を伺うことができました。
源泉は裏の山の比較的低いところから湧き出ており、源泉温度は53℃とのことです(以前は51℃だったそうです)。
比較的低温であることから、加水も不要で、新鮮で濃厚な硫黄泉を利用できるそうです。
昔は温泉としてお湯に入るのではなく、写真のような蒸し風呂小屋が多数立っていたそうです。
須川高原温泉の蒸し風呂「おいらん風呂」はその当時の風習を残した特別なお風呂とのことです。蒸し風呂については、残念ながら、今回は雪のため体験することができませんでした(T_T)
「須川温泉大略之画図」なんと1805年(文化2年)のマップがありました。この頃は、蒸し風呂小屋がたくさんあったようです。
源泉を見に行ってみました
妻と一緒に源泉が出ている山を見に行ってみました。
源泉は90m先で湧いているようです。
湯気が出ている部分には温泉が流れ込んでいます。
流れて来ているのは源泉です。毎分6000Lという非常に豊富な湧出量のため滝のようになっています。
須川温泉の源泉は緑礬泉と呼ばれる緑色に沈着するお湯になっています。
こちらの奥に、温泉神社があるのですが、雪のため行けませんでした。
見えにくいですが、鳥居とほこらが見えています。
上の方に来ると、湯の花が沈着して底が白くなっています。硫黄の匂いも濃厚です^^
こちらの看板には源泉が毎分6000L沸いていて、日本10位と書かれています。
この景色が見たかった^^!源泉が上から流れていく様は壮観です。
売店のご紹介
売店をご紹介します。営業時間は7:30-18:00です。
お菓子などのお土産
地元のお菓子屋さんのおせんべい
須川温泉オリジナルの入浴剤
自炊棟がありますので、カップラーメンなども豊富です。
こちらは源泉そのままの湯の花。入浴剤と異なり、本物の温泉を味わえます^^(浴槽によっては痛める可能性もありますのでご注意)
地元のアイスクリームの名店「ポラーノ」のカップアイスが売られていました。
来る途中にありましたが、並んでいましたので、こちらでいただけるのは嬉しいですね^^
須川岳オリジナルTシャツ
稲庭うどんがたくさん売られていました。通常の綺麗にカットされたものだけでなく、切り落としの少々珍しいものもありましたよ^^
おつまみも豊富です。
一般のドリンク類もいろいろありました。
夕食
お楽しみの夕食の時間です。夕食会場は1階ですが、結構距離があります。
こちらがレストランです。
広い会場に、余裕を持ってテーブルが配置されています。
奥にも座席がありました。かなりの席数ですが、日帰りのランチにも対応するためかもしれません。
食事はお膳で最初にある程度配膳されるスタイルです。ここに、鮎の塩焼き、茶碗蒸し、ご飯と味噌汁がつきます。
お品書きはありませんので、以下わかるものだけ記載します。
前菜です。左にあるのは栗です。
きのこ
なめこと菊・山菜の和え物
煮物です。
前沢牛の陶板焼き。さすが一関ですね^^
こちらはちゃんこ鍋とのことです。鶏肉が入っています。
デザートはブドウでした。
まず飲み物は秘湯ビールをいただきました。
お味噌汁です。豆腐と、山で取ってきたと思われる大きななめこが入っていました。
こちらはご飯。
鮎の塩焼きです。これはめちゃうまでした^^
次のワインは岩手産の白ワインをチョイス
茶碗蒸しです。具はエビ、鶏肉、ギンナンのみのシンプルな茶碗蒸しです^^。
夜の景色
食事の後、お部屋には布団を敷いていただきました。
敷布団はマットレス1枚で、寝心地はやや硬めでした。
夜からは晴れる予報でしたが、まさかの吹雪でした(^^;。10月なのに驚きです。
窓には雪が積もり、障子の外側は天然の冷蔵庫のよう(^^;
お部屋のストーブではあまり暖まらなかったので、ファンヒーターをお借りしました。
翌朝まで通行止めです。予定は9:00までとなっていますが、実際には11:30まで止まっていたので、困りました(^^;
エントランス前はライトアップされていました。
大日岩もライトアップされていますが、湯気が凄すぎて、よく見えません^^
朝の景色
翌朝は晴れました(^^/。ただ気温が低いため、雪は溶けず・・
奥に見える黒い屋根は秋田県側の栗駒山荘です。
こちらは3階の展望スペースです。
展望スペースからも今日は素晴らしい景色が見られました。
朝食
朝食は、同じレストランでバイキング形式です。
サラダのコーナー。サニーレタスやベビーリーフは自家菜園とのことです。
きんぴらごぼう
ナスとインゲンの煮浸し
納豆、めかぶ、漬物などのコーナー
厚焼き卵、焼き鮭、海苔など、朝食らしいメニューが並びます。
湯豆腐もありました。
お味噌汁とご飯です。
こちらはパンやコーヒーのコーナー
飲み物はオレンジジュース、牛乳
コーヒーです。
こんな感じで盛り付けてみました^^
チェックアウト
フロントでチェックアウトです。
須川高原温泉、いかがでしたか?
予想外の大雪はありましたが、須川高原温泉の雪景色と雪見風呂を堪能できるレアな素晴らしい宿泊でした。
最後に、秘湯スタンプをいただきました。
道路閉鎖の解除が11:30と遅かったため、宿でいただいた入浴券で栗駒山荘の日帰り入浴に行ってみることにしました。
ここから秋田県です。
こちらが栗駒山荘です。
栗駒山荘の特徴は、こちらの絶景のお風呂。雪景色でしたが、堪能してまいりました^^
11:30ころ、ようやく通行止めが解除されました。
雪が降っていない下の方の紅葉は、素晴らしかったですよ(^^/
岩手県 須川高原温泉 まとめ
- 栗駒山麓、岩手と秋田の県境にある、須川高原温泉に宿泊しました
- 紅葉の絶景を期待していましたが、予想外に雪見風呂になってしまいました
- リーズナブルなお値段で、素晴らしい温泉を堪能できるお宿です
予想外の大雪でしたが、硫黄泉に入りながら、雪景色と雪見風呂を堪能できるレアな素晴らしい宿泊でした。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【岩手県 一関温泉郷♨️須川高原温泉】コバルトブルーの大露天風呂が予想外の◯◯風呂に!【日本秘湯を守る会】
本記事が、須川高原温泉の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
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