太平洋フェリー「いしかり」を利用して、仙台から車をフェリーで名古屋まで運んできました!
時間はかかりますが、wifiも使えますし、料理も充実、大浴場があり、個室利用と満喫しました。なにより驚くべきはその料金です。
車の輸送費込で新幹線での仙台→名古屋よりも安く済んだのですからびっくりですね。
今回は太平洋フェリー「いしかり」の乗船から降船までをレビューしたいと思います。
今回の乗船の模様は、動画にもしてありますので、よろしければせひ御覧ください。
【太平洋フェリー いしかり 仙台-名古屋】ホテル並みの豪華客船をリーズナブルなS寝台の宿泊で楽しむ!
なお、復路はANAプレミアムクラス名古屋→仙台便に搭乗しましたが、そちらの詳細は別の記事にしてありますので、是非ごらんください
目次
太平洋フェリー「いしかり」仙台→名古屋便に乗船。乗船前の手続きから船内設備、2度の食事、大浴場、寝室からwifiの利用、降船までレビューします
太平洋フェリー「いしかり」について
「いしかり」の基本スペック
今回利用した太平洋フェリー「いしかり」の基本スペックです。
- 全長199.9m
- 全幅27.0m
- 旅客777名
- 乗用車100台
フェリーですので、全長、全幅ともかなり大型の客船で、客室は5-7階を占めています。
基本は苫小牧から仙台経由で名古屋までを往復しています。なお、苫小牧から名古屋までは約40時間かかります。
仙台-名古屋間は「いしかり」と「きそ」が隔日で運行しており、仙台12:50発、名古屋10:30着となっています。(今回乗船時は、ランチバイキングのため、到着が約1時間早くなっていました)
(2019年12月現在の情報です。最新の情報は太平洋フェリーホームページを御覧ください)
インターネットでの事前予約 早割は1ヶ月前までに予約が必要なので注意!
今回は早割でお得に利用できましたので、ご紹介します。
ネットでの予約方法 早割なら料金は新幹線と比べても割安!
予約は乗船2ヶ月前の9:00から受付です。
太平洋フェリーホームページから予約します。
このとき、予定が確定しているなら、なるべく1ヶ月前までに予約をすると、かなり安く予約できます。
なんと、28日前までの予約で、最大50%オフ(実際私が利用したS寝台は50%オフでした)
さらに、1ヶ月前までなら、車の運賃も30%オフになります。
もともと、車を仙台から名古屋に移動する予定で、移動方法をいろいろ考えていたのですが、運転していくのも大変ですし、陸送は約3万円~と結構費用がかかるので、どうしたものかと考えていましたが、フェリーなら船旅をしながら運べますし、費用も安く一石二鳥でした(その代わり時間はかかります^^;)。
なお、お得な早割ですが、インターネット予約限定で、予約日を含め3日以内に決済が必要ですので、その点は注意が必要です。
以下は、実際の決済後画面です。
仙台-名古屋の車両を含めた運賃が18,200円です!
ちなみに駅探では、新幹線の最安料金が18,260円となっていますので、車の分が無料になるようなもんですね。
また、車を載せない場合の2等客室(大部屋)の早割料金はなんと1,800円です。高速バスよりも遥かに安いですよね。
仙台-名古屋、名古屋-苫小牧、仙台-苫小牧の移動で、時間があって、安く済ませたいなら、フェリーも一考の価値アリですね。
乗船前の手続き、車両搬入~駐車
乗船前に酔いドメを飲んでおきましょう
かなり揺れの少ない船ではありますが、少しでも心配があれば酔いドメを飲んでおきましょう。
私がいつも(船釣りの時など)飲んでいる酔止めは下のアネロンニスキャップです。
かなり強力な酔止めで、結構荒れている海でも、これを飲んでいるときに酔ったことは一度もありませんので、オススメです。
乗船前の手続き
乗船手続きについては、
車でご乗船される方は、
(1)苫小牧港発は120分前
(2)仙台港発、名古屋港発は90分前
までにお済ませください。またお車のない方は60分前までにお済ませください。
と、記載されています。90分前までに、手続きをして、その後車を実際に搬入するまで(出発30分前くらいです)は時間がありますので、近くのラーメン屋でご飯をたべました。
フェリーターミナルのカウンターで、乗船手続きをします。
なお、手続きの際には、乗船名簿(ネットで登録しておけば不要です)、車検証、登録の際に利用したクレジットカードが必要ですので、忘れないようにしましょう。
車両の搬入~駐車まで
車両の搬入は出発の30分前くらいから始まります。
ターミナルの隣の広い駐車スペースで、待機場所がありますので、時間が来たらそちらで待機し、指示に従って乗船します。
いよいよ乗船です!ワクワクしますね。
乗船後は、駐車場所を指示されますので、かなりキツキツですが、指示に従って車を止めます。
こんな感じで所狭しと車が並びます。
なお、一旦客室に入ると、車には戻られませんので、必要なものは全部持って客室に入らなくてはいけません。
太平洋フェリー いしかり 船内の設備
大型の客船ですので、船内は非常に広く、飛行機や新幹線とは比べ物にならないくらい様々な施設が整っています。
特にいしかりは豪華装備の客船です。簡単ですが、ご紹介します。
なお、設備は色々ありますが、ショップや軽食カウンターは開いている時間がかなり短いので、開店時間を確認して利用することをおすすめします。
船内wifiが利用可能ですが、事前に手続きが必要です!
いしかりの船内では、有料(980円/24時間)でwifiが利用可能です。ただし、乗船前にメールアドレスを登録して、手続きを済ませておく必要がありますのでご注意ください。
なお、ソフトバンクをご利用の方は、無料で利用可能なようです。
今回はWifiを利用しましたので、乗船前に手続きしておきました。写真は登録完了のお知らせです。
ちなみにWifiの回線速度ですが、2Mbps程度で、動画等は無理なスピードです。洋上ではおそらく飛行機と同様に衛星回線を利用していると思われますのでしょうがないですね。
速度はこんなもんです。無いよりはましと、割り切るしか無いですね^^;。
太平洋フェリー いしかり 船内の様子
最上階(7階)から5階方向を見下ろしたところです。
軽食がとれる「ヨットクラブ」とその周囲のラウンジです。
昼は結構混んでいますが、夜になると空いてきます。ラウンジのテーブル席の一部ではコンセントが利用可能です。
ヨットクラブは開店時間が短いので注意が必要です。
ヨットクラブの向かいにはミニコンサートスペースがあります。
写真スペースです。
こちらがミコノスというシアタールームです。映画の上映や、夜はショーが行われるようです。
こちらが夕食と朝食のビュッフェレストラン会場です。
ショップです。開店時間が短いので要注意です。
なお、船内ではクレジットカードは利用できませんので、現金を持参する必要があります。
ゲームコーナーやマッサージコーナー(機械)もあります。
大浴場です。
いいお風呂でしたよ^^。リンスインシャンプーとボディーソープはありますが、タオルは各自で用意です。
船外の景色
仙台港から出港
当日は天気もよく、いい船旅日和でした(ちょっと寒かったですが)
無事定刻通り出港しました。
ここから約20時間の船旅の始まりです^^。
夕暮れ~日の出の太平洋
初日も二日目も天気は最高でした。
夕暮れの太平洋です。
方角的に日が沈むところは見えませんが、きれいな夕焼けでした。月が小さく見えていますね。
日の出を拝むことができました。
朝焼けのような感じになっています。日の出はきれいでしたが、強烈に寒かったです^^;。
名古屋港へ到着
無事に名古屋港へほぼ定刻通り到着です。
二度の食事
食事は夕食と朝食を船内で食べました。夕食も朝食も会場は同じです。
どちらもビュッフェ形式のものでしたが、メニューも夕食と朝食らしいメニューで豊富に用意されており、満足度は高かったです。
なお、食事は基本的に別料金です。料金と時間は以下のとおりです。
なお、ビュッフェレストランだけでなく、ヨットクラブでは軽食の提供もしています。また、ショップにもスナック等ありますので、必ずしもレストランを利用する必要はありません。
充実した夕食ビュッフェ
夕食は18:30からで、値段は2,100円です。
待ちきれないのか、20分前くらいから列が作られていました(基本的に暇なんですよね~)。
夕食ビュッフェです。種類、ボリュームとも十分でした。
結構なボリュームですが、しっかりいただきました^^
朝食も十分
朝食は7:30からで、1,100円です。
こちらも日本の朝食らしく、納豆や卵料理の定番から、パンやソーセージまで幅広く揃えられていました。
朝食も質・量ともに十分でした。
ザ・朝食って感じでしょうか^^。おいしかったですよ。
S寝台について
当然ですが、仙台-名古屋便のフェリーでは、宿泊が必要ですので、部屋のグレードもあらかじめ選んでおく必要があります。
今回予約したS寝台は、シングルベッドのみの簡素な寝室で、料金も1泊5,000円(早割で(2,500円)と格安でした。
最も安いのは雑魚寝になる2等客室(3,600円)、最も高額なのは特等(10,600円)となります。
鍵付きの個室は1等インサイド(窓なしの個室です:7,500円)からとなります。
S寝台です。シングルベッドのみで、カプセルホテル感覚です。テレビ(BS放送のみ)と、コンセントがついていて、寝る分には問題ありません。
カーテンをしめるとこうなります。
S寝台の問題点はセキュリティですね。鍵がありませんので、そこが気になる方は1等にしたほうがいいかもしれません。
寝心地としては、船の微妙な振動が時々伝わってきて、やや眠りが浅かった感じがします^^;。
太平洋フェリー 仙台-名古屋便 いしかり まとめ
- 太平洋フェリー「いしかり」で仙台から名古屋まで車とともに船旅を楽しんできました
- 船内ではWifiも使えますし、大浴場もあります
- 食事も夕食と朝食の充実したビュッフェレストランがあります
- 船外の景色も十分に楽しめますよ
- 時間に余裕があれば、是非オススメします
太平洋フェリー「いしかり」での船旅は、日常から隔離された空間でゆったりした時を過ごすことができます。そして何と言っても料金は格安です。
時間に余裕がある方は、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?
今回の乗船の模様は、動画にもしてありますので、よろしければせひ御覧ください。
【太平洋フェリー いしかり 仙台-名古屋】ホテル並みの豪華客船をリーズナブルなS寝台の宿泊で楽しむ!
なお、復路はANAプレミアムクラス名古屋→仙台便に搭乗しましたが、そちらの詳細は別の記事にしてありますので、是非ごらんください
本記事が、太平洋フェリー「いしかり」の情報を知りたい方や、これから船旅をしようと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
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