福島県 かむろみの郷 奥飯坂・穴原温泉 匠のこころ 吉川屋へ行ってきました。
穴原温泉は奥飯坂温泉とも呼ばれ、飯坂温泉を摺上川(すりかみがわ)沿いに2kmほど上流に入った温泉地です。
匠のこころ 吉川屋はプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の常連で、2021年には総合11位(料理部門4位、もてなし部門8位)となっています。
今回は最も高級な客室の一つ、岩露天風呂付き特別室に宿泊しました。
この記事では、プロが選ぶ吉川屋がどんな宿なのか、岩露天風呂付き客室のお部屋とお風呂、豪華な夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【福島県 穴原温泉♨️吉川屋】プロが選ぶ全国トップ10の宿を楽しむ!
目次
福島県 かむろみの郷 穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 岩露天風呂付き特別室に宿泊してきましたので、客室、豪華夕食と朝食、館内の様子までブログでご紹介します
穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 基本情報
穴原温泉とは
穴原温泉(あなばらおんせん)は、福島県福島市にある温泉です。
飯坂温泉街を摺上川(すりかみがわ)沿いに、2キロ上流に入った場所に広がる温泉地で、別名奥飯坂温泉とも言われます。旅館が6軒と共同浴場が1軒存在しています。
大昔、弓の名手の俵藤太(たわらのとうた)が川の女神の弁天に導かれて魔物の大百足を退治し、その血から湧き出したという伝説もあります。
今の吉川屋七台目若旦那が、このおどろおどろしい絵で描かれた伝説ではいかん!ということで、イラストを描いたのが「かむろみ三姉妹」です(「かむろみの郷」とは、「川の女神様の郷」という意味です)。
穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 基本情報
匠のこころ 吉川屋 基本情報
穴原温泉 匠のこころ 吉川屋の公式ホームページはこちら、公式インスタグラムはこちらです。
吉川屋のコンセプトは「ココロとカラダにやさしい宿」。日々頑張っている皆さんにゆっくりと心と体の両方を癒してもらいたいとの思いということです。
吉川屋は、飯坂温泉の街中からやや北、緑豊かな穴原地区に位置しており、ダイナミックな岩肌の見える片倉山、下流とはまた違った表情を見せる摺上川の清流に抱かれた温泉宿となっています。
吉川屋の創業は1841年(天保12年)、一昨年には創業180年を迎えた大変歴史のある老舗宿です。
現在の建物は平成8年に完成し、将棋の竜王戦、囲碁の本因坊戦さらには天皇皇后両陛下も何度か宿泊され、歴史とともに格式の高い宿となっています。
プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の常連で、2020年には総合TOP10、2021年には総合11位(料理部門4位、もてなし部門8位、東北では八幡屋に次いで総合2位)となっています。
近年では「温泉むすめ」ブームに乗って元漫画家志望だった七代目若旦那がデザインを考えたという「弁財天バージョンの飯坂真尋ちゃん」がパネルとなって登場、売店には温泉むすめの祭壇が出来、ファン必見のスポットとなっています(吉川屋オリジナルの「かむろみ三姉妹」まで登場し、大変な賑わいを見せているそうです)。
- 客室数:全100室
- 駐車場:完備(150台、無料)
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:10:00
穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 場所
住所:〒960-0282福島県福島市飯坂町湯野新湯6
TEL :024-542-2226
【ホテルへのアクセス】
自家用車:東北自動車道 福島飯坂ICより車で12分
JR:JR福島駅より福島交通飯坂線・飯坂温泉駅下車、車で5分(送迎有)
匠のこころ 吉川屋 客室
吉川屋の客室は全100室、旧館の層雲閣(6階建て)、眺めの良い紫雲閣(9階建て)、ロビーのある紅雲閣(6階建て)、新館の凌雲閣(11階建て)の、4つの棟から構成されています。
- 層雲閣・・・歴史の趣きある客室
- 紫雲閣・・・吉川屋の中で1番眺望のすばらしい建物
- 紅雲閣・・・2F、4~6Fが客室となっており、すべて10畳以上の和室となっています
- 凌雲閣・・・吉川屋の中では1番グレードの高いお部屋で、客室はすべて12畳以上の広さとなっています
今回は吉川屋では最も高級な客室の一つ、凌雲閣の岩露天風呂付き特別室(12.5帖+6帖の和室)に宿泊しました。
穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 温泉について
吉川屋のお風呂は地下30mから引いている自家源泉の「弱アルカリ性単純泉」の湯。季節ごとの美しい風景を見せてくれる片倉山と摺上川に面し、大自然のパノラマをお楽しむことができます。
大浴場は大型の内湯と露天風呂があり、それぞれ時間により男女交代制となっています。
露天風呂(さるあみの湯、かもしかの湯)
内湯(藤太の湯、弁天の湯)
貸切風呂(女神の貸切風呂 湯野~YUNO):1回45分 2750円
また屋外には足湯「女神の休足」もあります。
[泉 質]61℃ 弱アルカリ性単純泉(pH8.46) 無色透明無臭
[効 能]鎮静効果、皮膚疾患・病後回復・疲労回復・ストレス解消・神経痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・冷え性 等(公式ホームページより)
今回の宿泊プランの紹介
楽天トラベルで予約
今回は楽天トラベルから予約しました。
今回は一般のプランで、岩露天風呂付き特別室です。
宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で128,010円(大人 47,450円、子供33,110円でした(休前日)。
福島県 穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 岩露天風呂付き特別室に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
ホテルの概要
穴原温泉は奥飯坂温泉とも呼ばれ、飯坂温泉を摺上川(すりかみがわ)沿いに2kmほど上流に入った温泉地です。
匠のこころ 吉川屋はプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の常連で、2021年には総合11位(料理部門4位、もてなし部門8位)となっています。
今回は最も高級な客室の一つ、岩露天風呂付き特別室に宿泊して吉川屋を堪能してきました。
この記事では、吉川屋の豪華な館内から、絶景のお風呂、豪華な食事、今回泊まったお部屋までフルレビューしますので、是非最後までご覧ください。
吉川屋の創業は1841年(天保12年)、一昨年には創業180年を迎えた大変歴史のある老舗宿です。
コンセプトは「ココロとカラダにやさしい宿」。日々頑張っている皆さんにゆっくりと心と体の両方を癒してもらいたいとの思いということです。
客室数は全100室、比較的大型の温泉ホテルとなっています。
こちらは外側のエントランス。木造で非常に重厚な雰囲気となっています。
エントランスを入るとさらに奥にもう一つエントランスがあります。
通路の脇には小川が流れ、高級ホテルの気分が高まりますね^^
こちらの絵は、吉川屋3代目の時代に描かれた絵とのことです。
フロント〜ロビーです。とても開放的なロビーとなっており、右手にフロント、奥にはラウンジ、左手側は別棟への通路となっています。
フロント脇には「日本のホテル・旅館100選」の盾がありました。
吉川屋は2021年が総合11位(料理部門4位、おもてなし部門8位)、2020年が総合10位でした。
展示コーナーがありました。
こちらは吉川屋五代目のカメラコレクションとのこと。
こちらはNHKの大河ドラマで使用された鎧のレプリカ。
パソコンコーナーもありました。その上には吉川屋スタッフおすすめ福島県観光マップが。
鬼滅の刃のレンタル衣装で撮影コーナーがありました。
チェックイン
チェックインはフロントで行いました。
夕食会場の場所と時間、朝食会場の場所と時間が案内されました。またロビーラウンジで軽食がいただけるそうです。
現在カラオケボックスなどの営業は休止しているそうです。
貸切風呂を予約していました。こちらがかなりいいお風呂でしたので後ほどご紹介します。
吉川屋 岩露天風呂付き客室533号室 お部屋レビュー
今回のお部屋は凌雲閣533号室、岩露天風呂付き特別室という客室です。
吉川屋の中では最も高級なお部屋の一つで、2016年に囲碁の本因坊戦の対局室として利用されたというお部屋になります。
こちらが鍵です。
玄関です。畳敷きになっていて、すでに和の雰囲気です。棚には高価そうな陶器が飾られていました。
こちらがお部屋ですが、まずは奥の方まで行ってみます。
窓からも山の景色はみえますが・・・ベランダに出てみると
この絶景です!左に見える山が片倉山、下に見える川が摺上川(すりかみがわ)です。
時期的に木が枯れているのは残念ですが、新緑や紅葉の時期は素晴らしそうな景色になっています。
窓側から改めてお部屋を見てみます。こちらのリビングは12.5畳の和室となっています。
奥には7帖の次の間がありました。
大きくて高級なテーブルです。座椅子も立派で、さらに・・
座布団の厚さがこんなに!囲碁の対局でもこの座布団が使用されたかと思うと胸熱です^^
立派な床の間がありました。床の間があると和を感じますよね。
テレビは40インチ程度でした。
吉川屋の館内について解説します。
まず、大浴場ですが、弁天の湯と藤太の湯の2つの大浴場は男女入れ替え制になっており、夜入れ替えになります。チェックイン日しか入れないお風呂がありますのでご注意ください。
大浴場については撮影させていただきましたので、後ほどご紹介します。
貸切風呂「湯野〜YUNO〜」は館内に1つのみの貸切風呂です。「湯野」という名前は飯坂の地名とローマ神話「ユーノー」をかけたものとされています。こちらがとても良かったので、後ほどご紹介します。
屋外に「女神の休足」と名付けられた足湯がありましたので、こちらは後でお見せします。
ラウンジ「摺上の瀬」についても後でお見せします。
吉川屋の客室は全100室、旧館の層雲閣(6階建て)、眺めの良い紫雲閣(9階建て)、ロビーのある紅雲閣(6階建て)、新館の凌雲閣(11階建て)の、4つの棟から構成されています。
今回のお部屋がある凌雲閣は吉川屋の中では1番グレードの高い客室となっており、すべての客室が12畳以上の広さとなっています。
プロが選んだ日本のホテル・旅館100選の冊子がありました。吉川屋は2020年に10位、2021年に11位と、ほぼトップテンの常連となっています。
この後魅力をたっぷりご紹介して参りますので、どの辺をプロが選んだのか、是非考えながらご覧ください。
お部屋でwifiが使えます。通信速度も79Mbpsとかなり速めです。
こちらがクローゼットになっています。
フェイスタオルには吉川屋のロゴが入っています。その他アメニティ(歯ブラシ、クシ、ヘアブラシなど)やバスタオルなどもありました。
MAJIMARI ORGANICという化粧品のセットがありました。
お部屋の廊下の前に飾りがありました。
こちらが水回りです。右側にはほぼ同じ形のトイレが2つあります。
こちらがトイレの一つです。かなり広いトイレになっており、ウォッシュレットもついています。
こちらにはお茶器やおしゃれなカップなどがありました。
ティーバッグやコーヒーバッグも用意されていました。
冷蔵庫には何も入っていませんでした。
奥には洗面と、右側にお楽しみのお風呂の入り口があります。
洗面はシンクが2つ、シンプルですが、かなり大きめの洗面になっています。
そしてこちらが檜の内湯です。全体が木造りとなっていて、中に入ると檜のいい香りに包まれます。湯舟の大きさはほぼ一人専用といったところです。
お湯は張られておらず、一見沸かし湯のように見えますが、お部屋を案内していただいた担当の方によると、こちらの蛇口からは温泉が出るそうです。
洗い場もしっかりと用意されています。
こちらがシャンプー、ボディソープ、コンディショナーです。
こちらがお部屋の岩露天風呂です。大人2人くらい入れそうな広めのお風呂で、全体が岩造りでとてもいい雰囲気になっています。
源泉は下の方からも出ていますが、蛇口が付いていて、湯温を調整できるようになっています。
屋根はかかっていますが、周りは完全に開放されており、開放感は十分です。
奥には砂利敷きの広いベランダが広がっており、遠くに片倉山の絶景を望めます。柵である程度囲われているので、周囲からは見えないと思われます。
こちらから源泉が流れています。源泉はpH8.5のアルカリ性単純泉で、無色透明無臭です。
源泉掛け流しとなっていますが、濾過消毒の有無については記載がなく100%かどうかは不明です。
蛇口がついていて、温度調整が可能です。
お風呂にはいるとこんな感じです。山の景色が遠くに見えてかなり素晴らしい景色のお風呂になっています。
吉川屋 大浴場のご紹介
大浴場は1階にあり、「藤太の湯」と「弁天の湯」がチェックイン日とチェックアウト日で男女入れ替えとなっていますので、両日入れば両方のお風呂を楽しむことができます。
お風呂はレイアウトや湯舟の広さなど結構違いがありますので、できれば両方入ることをオススメします。
1階は中央にプールがあり、両側に温泉があるレイアウトになっています。途中の廊下では、後でお見せしますが写真などの展示物を見ることができます。
以下大浴場・脱衣スペースの撮影は宿の許可を頂いて撮影しています。
吉川屋 大浴場内湯 藤太の湯
まずは藤太の湯(露天風呂はさるあみの湯)をご紹介します。
ちなみに藤太の湯の「藤太」は、後でご紹介しますが、穴原温泉の起源の藤太伝説に由来しています。
こちらが藤太の湯エントランスです。手入れの行き届いた、とても清潔なエントランスになっています。もちろんバリアフリーにも配慮されています。
湯上がりに喉を潤すための冷水もこちらにありました。
大型ホテルだけあり、脱衣スペースはかなり広いです。特にこちらの藤太の湯は脱衣スペースも湯舟ももう一つの弁天の湯より広くなっています。
洗面も十分にありますね。
洗い場もかなりたくさんあります。写真に見えているのは全体の半分くらいです。
湯舟はこの広さです。果てしなく続くと言ってもいいくらいのお風呂で、ここまで広い湯舟は見たことがないかもしれません。それくらい広かったです。
全体が石でできていて、比較的浅めの湯船になっていて、ゆったりとお湯に浸かることができます。
窓もとても大きな窓になっています。湯舟にゆったりと浸かりながら、片倉山の絶景を見ると、大きな絵画が何枚も連なっているような絶景を見ることができます。
奥の方に来ると、摺上川も見えます。そして、右の方には露天風呂「さるあみの湯」が見えます。
サウナとシャワーコーナーがありました。
吉川屋 大浴場露天風呂 さるあみの湯
藤太の湯の奥にあるのが露天風呂さるあみの湯です。
こちらの露天風呂も非常に大きな岩風呂になっています。大型の岩がたくさん配置されていてとても雰囲気がありますね。
入り口の脇からは摺上川と山の景色がばっちりと見えます。
大部分で屋根がかかっていますが、奥の方は屋根がかかっておらず、上が完全に開放されています。特に奥側の方からはすばらしい絶景が見えるのではないでしょうか。
吉川屋 大浴場内湯 弁天の湯
もう一つの大浴場、弁天の湯です。
こちらが入り口です。同様にバリアフリーに配慮された広い入り口になっていて、冷水が用意されていました。
脱衣スペースも木を基調とした明るい広いスペースになっていますが、全体の広さは藤太の湯の半分くらいになっています。
洗面です。
こちらが内湯、弁天の湯です。右側に大きな湯舟が1つと、左側に檜風呂が見えています。
洗い場も十分ありますが、やはり藤太の湯の半分くらいの広さです。
こちらはサウナやシャワーのスペースです。
こちらがサウナです。
大きい方の湯舟はこんな感じです。石の大型の湯舟になっていて、ところどころでジャクジーのように泡が出ていて、癒されます。
窓は分かれていますが、こちらの方が片倉山がより間近に見られて、迫力があります。
こちらの小さめの湯舟は檜風呂ということで、上に檜が縁取られています。こちらのお湯は少し熱めのお湯になっていました。
奥には露天風呂かもしかの湯の入り口がありました。
かもしかの湯です。
もう一つのさるあみの湯よりは小さな湯舟になっていますが、周りに大きな岩が配置されていて、ちょっとした秘湯のような感じになっています。
屋根はかかっていますが、周囲は解放されていて、正面に山が間近に見えてなかなかの迫力です。
貸切風呂 湯野〜YUNO〜
貸切風呂「湯野〜YUNO〜」をご紹介します。予約時間に、フロントへ行くと担当の方がお風呂まで案内してくれます。
入浴料は45分で2,750円(税込)、但し午前中は少しお安くなっています。
吉川屋の貸切風呂はこちらの一つだけです。これからお見せしますが、なかなかいい露天風呂ですので、ご希望の方は事前予約をオススメします。
こちらが入り口の鍵です。
貸切風呂ですので脱衣スペースは小さめですが、とても清潔になっています。
洗面のアメニティは充実しています。とても整っていますね^^
トイレもありました。
こちらが貸切風呂となります。内風呂と露天風呂があります。手すりなども複数用意されていて、バリアフリーにもしっかり対応しています。
内風呂は広めの石のお風呂になっていて、奥の窓を開けると半露天のようになりますね。寒い時期は露天風呂に入る前にこちらに入って温まることができそうです。
洗い場も一つ用意されていました。シャンプー類も充実しています。
そしてこちらが露天風呂です。壁や床も含めて全体が木造りになっていて、とてもいい雰囲気になっています。
湯舟は丸い木造りの湯船で、大人一人分くらいの大きさです。手すりや半身浴用の台もついています。
お風呂から山を見るとこんな景色が見えます。今は冬で山肌が見えますが、春や夏の景色は緑でさらに素晴らしい景色になっているのではと想像できます。
こちらから源泉がでています。お湯は他のお風呂と同様に、pH8.4のアルカリ性単純泉、無色透明となっていますが、こちらはほんのりと硫黄の匂いがしました。
吉川屋 館内をご紹介します
吉川屋は大型ホテルだけあり、さまざまな施設があります。コロナ禍で利用できない施設も一部あるようですが、利用できる部分をご紹介します。
足湯 女神の休足
足湯、女神の休足はエントランスから駐車場側に歩いたところにあります。屋根があるので場所はわかりやすいと思います。
こちらが女神の休足です。こじんまりとした足湯ですが、周りは木と石でできていて、リラックスできそうです。タオルも用意されています。
ロビーラウンジ 摺上の瀬
フロントの奥にあるラウンジ、摺上の瀬です。
広いラウンジとなっており、ソファとテーブルがたくさんありました。窓からは摺上川と片倉山が目の前に見えます。チェックインの際には案内してもらうまでこちらで待つこともできます。
カウンターでは、有料ですがビール、ソフトドリンクやアイスクリームなどもいただけます。
奥にはさらにテーブル席が広がっています。
カフェのようなおしゃれな椅子に座って、景色を見ながらコーヒーなどをいただくこともできます。
向かいにある片倉山はなんと吉川屋所有の山とのことです。
時間限定で、ウェルカムフードのような形で軽食をいただくことができます。
コーヒーやお茶もありました。
古関裕而 記念コーナー
古関裕而(こせきゆうじ)氏の記念コーナーがありました。
古関裕而氏は、福島県出身の世界的な作曲家です。この記念コーナーは、古関裕而氏が朝の連続ドラマ小説の主役になったのを記念して設置されたそうです。
おみやげ処
売店はラウンジの向かい側にありました。
かなり大型の売店です。
品揃えはお菓子をはじめとしたお土産が中心です。
吉川屋オリジナルお菓子、かむろみの月もありました。
お酒コーナーです。地酒などが売られていました。ソフトドリンクなども売っていました。
1階大浴場前
1階の大浴場の間が通路になっているのですが、エレベーターの前にはエステコーナーがありました。
その奥にはプールが。この時は営業していませんでしたが、とても綺麗でいつでも入れそうな雰囲気でした。奥には大浴場と同様の景色が見えています。
こちらが大浴場の間の通路です。100m以上は距離がありますが、その途中でギャラリーのようなところがありました。
こちらは吉川屋180年の歴史が年表になっていました。歴史のあるホテルでは昔の写真が飾られていることが多いですが、年表が貼られているのは珍しいですね^^
昔の写真も複数展示されていました。
その反対側には、当時の天皇陛下をはじめとした皇族の宿泊時の写真が展示されていました。
皇族の宿泊施設に選ばれるというのはホテルにとって大変名誉なことで、吉川屋の格式の高さが認められたことになりますね。
吉川屋は福島県では唯一、竜王戦や本因坊戦の舞台となっているホテルでもあります。
お楽しみの夕食
夕食は花の庄という会場でいただきました。
仲居さんがお待ちでした。
大変綺麗な会場で、廊下はギャラリーのようになっていました。
こんかいのお部屋は「ぼたん」。ぼたんのお花が描かれていました。
お部屋の広さもすごいですが、テーブルの大きさもびっくりしました^^。
これほどの長いテーブルの真ん中に私たちの食事が置かれていてなんとも贅沢です^^
室内は大変新しく清潔で、大きな床の間もありました。
こちらがあらかじめ配膳されていた大人用の食前杯(リンゴジュース)と前菜(八寸)です。奥にはメインの陶板焼きが見えています。とても上品な配置ですね。
こちらはお子様膳。子供のメニューもとても充実しています。
下左からエビフライ、ハンバーグ、茶碗蒸し、煮物、刺身、そしてメインはすき焼きです。
こちらは御献立。メインは黒毛和牛陶板焼きでしょうか。主に和食ですが、フォアグラなど洋風の料理も入っていてとても素敵な料理の数々で、特に吸椀の女神薬膳美肌スープは妻がとても気に入っていました。
ドリンクメニューです。ワインや日本酒がとても充実しています。
日本酒付きのかたは飲み比べセットもいいですね^^
うちはいつも通りワインをいただきました^^。
【八寸】菜の花ムース
【八寸】左からタラの芽湯葉巻き、イチゴチーズ茶巾、ふきのとう豆腐、鯛笹寿司
【八寸】左から穴子クレープ巻き木の芽味噌、空豆
【箸染】フォアグラ鯛子茶碗蒸し。鯛子とは鯛の卵巣のことで、見た目はタラコのような感じです。フォアグラ風味の茶碗蒸しと鯛子の絡みは絶品でした^^
【吸椀】女神薬膳美肌スープ 妻絶賛の一品です^^
ナツメ、舞茸、大根、人参、アワビなど、美肌に良さそうな具入りのスープ。スープの味も絶妙で、飲み干してしまいました^^
【造り】料理長おまかせ 左からタイ、マグロ、イカ、赤貝 海苔醤油でいただきます。
【主菜】黒毛和牛陶板焼き 本日のメインです。
焼けてきました。柔らかくてジューシーな和牛、最高でした^^。野菜も良かったです。
タレはポン酢と穴原味噌(りんごと地元の味噌を使った吉川屋オリジナルの味噌)。
【煮物】ハマグリと山菜・伊達鶏くずうち くずうちとは、葛粉をまぶして茹でられた料理です。
こちらも大きなハマグリの貝に貝の身と伊達鶏が入っていて目でも楽しめます。そして焼きねぎの風味がとても良かったです。
【皿物】春の貝いちごサラダ
サラダのドレッシングはイチゴ風味、左がアワビ、下にホタテが見えます。
【食事】筍炊き込みご飯 桜海老、味噌仕立て
【香の物】三種盛り
こちらが筍炊き込みご飯 筍の香りと上に乗っている桜海老の香りが素晴らしく、絶品で全部いただいてしまいました^^。
【デザート】イチゴのプリン、季節のフルーツ(イチゴ、キウイ、りんごのコンポート)
夜の吉川屋
夜のエントランスです。
夕食の後お部屋に戻ると布団が敷かれていました。
吉川屋 朝食ビュッフェ
朝食は3階のレストラン「まつかぜ」。
入り口の前には新聞がありました。
会場はとても広いテーブル席になっています。山側には2人用のテーブルが並んでいます。
下には摺上側も見えます。
なんと和室もありました。
こちらがバイキング会場です。品数豊富ですが、一通りご紹介していきます。
わかさぎ南蛮漬け
こちらは会津の郷土料理、こづゆ。会津に来たら一度は食べておきたいですね。
しいたけとほうれん草のおひたし
こちらも福島の郷土料理、いか人参。
大根の漬物と梅干し
新じゃがの温泉蒸し 源泉を使って蒸しているそうです。
こちらはフルーツサラダ。イチゴやオレンジが入ったサラダバーです。
こちらも飯坂温泉名物、ラジウム卵。ラジウムの含有量が豊富な飯坂温泉で作った温泉卵です。
納豆コーナー。なんと福島県は納豆の消費量が日本一とのことです。
しらすや大根おろし、ネギなどが用意されていました。納豆と一緒に食べることもできそうです。
ご飯コーナーには、白米、おかゆと豚汁がありました。
チキンとゴロゴロ野菜、干し大根とニシン。
こちらはフライドポテト、チキンナゲット。
牛肉じゃが、油麩と県産伊達鶏の炒め煮
卵焼き、スクランブルエッグ
ウインナー、ベーコン。
紅鮭塩焼き、塩サバ。
バターロール、ごまロール。
ドリンクは牛乳、オレンジジュース、アップルジュース
フルーツウォーター
藤太のフルーツカレー。すりおろしたリンゴとパイナップルが入った特製のカレーです。
ヨーグルトです。
ライチやパイナップルの生フルーツもありました。
ドリップコーヒーのコーナーです。お部屋に持って帰ることも出来ます。
こんな感じで盛り付けました^^。ビュッフェは見た目がちょっとアレですね^^
温泉むすめ かむろみ三姉妹と飯坂真尋ちゃん
藤太湯伝説とかむろみ三姉妹
穴原温泉の起源として、大昔、弓の名手の俵藤太(たわらのとうた)が川の女神の弁天に導かれて魔物の大百足を退治し、その血から湧き出したという伝説があり、「藤太湯伝説」と言われています。
魔物や血が出てきておどろおどろしい絵になっていたこの伝説ではいかん!ということで、今の吉川屋七代目の若旦那が「かむろみ三姉妹」というキャラクターを描きました(「かむろみ」とは、「川の女神様」という意味です)。
上の写真の絵は、七代目が描いた原画ですが、現在は漫画家の方がアレンジしたキャラクターとなっています。
かむろみ三姉妹のスタンプラリーを娘がやっていました^^。
温泉むすめ 飯坂真尋ちゃん
かむろみ三姉妹とは別に、地域活性化プロジェクトとして、全国各地の温泉地をモチーフにしたアニメキャラクター、温泉むすめが作られた、若者を中心にひそかなブームとなっています。
飯坂温泉のキャラクターは飯坂真尋ちゃん。今見えているこちらの祭壇は、吉川屋のショップの一角に設けられています。
ちなみに吉川屋では、飯坂真尋ちゃんに一工夫加えた「弁天財バージョン」の飯坂真尋ちゃんが展示されています。
弁天財バージョンの飯坂真尋ちゃんの前で娘も写真を取ってきましたよ^^。
ショップの一角では、温泉むすめのキャラクターグッズが販売されていました。
こちらのCDはクラウドファンディングで作成したそうです。150万円の目標が370万円集まったそうですよ^^。
若い世代に温泉を知ってもらうきっかけづくりになれば、ということで、吉川屋では積極的に活動しているそうです。
チェックアウト
フロントでチェックアウトです。
最後は車が見えなくなるまでずっと手を振ってお見送りです。
実際宿泊して良かった点、気になった点
今回、穴原温泉 匠のこころ 吉川屋に宿泊しましたが、良かった点や気になった点など上げてみたいと思います。
宿泊してよかった点
さすがプロが選ぶ宿、設備とおもてなしが素晴らしい
やはり大型ホテル、ラウンジ、ショッピング、大浴場、プール、エステサロンなど館内で楽しむための設備は標準的なものはすべて揃っており、しかも高級感があり、充実しています。
そして、お出迎えから車が見えなくなるまでのおもてなし。おそらくそういった点がプロが選ぶ宿100選のトップ10の常連の理由ではないかと思います。
お風呂がとても充実
上で紹介した通り、大浴場は圧巻の広さで、素晴らしいものでしたが、貸切風呂もとても良かったです。
また、お部屋の露天風呂も十分に満足できました。
気になった点
特に気になった点はありませんが・・・
今回は特に気になった点はありませんでした^^
福島県 穴原温泉 匠のこころ 吉川屋 まとめ
- プロが選ぶ日本の宿トップ10 吉川屋に宿泊しました
- 館内の設備の充実、高級感、おもてなしはさすがの一言
- 大浴場の広さ、露天風呂の開放感は素晴らしかったです
- 会場での夕食会席、朝食ビュッフェも大満足でした
プロが選ぶ宿100選のトップ10常連である理由がわかるような素晴らしい宿泊でした。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【福島県 穴原温泉♨️吉川屋】プロが選ぶ全国トップ10の宿を楽しむ!
本記事が、穴原温泉 吉川屋の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。