この記事では、宮城県 鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさやについて、お風呂、お部屋、食事の詳細を解説します。
鳴子温泉郷は、5つのエリアからなる温泉郷で、温泉の全泉質と言われる11種の内9種もあるため、鳴子温泉の湯宿をめぐれば、日本の泉質のほとんどに入ることも可能と言われています。
元祖うなぎ湯の宿 ゆさやは、創業380年、国の登録有形文化財に指定されている老舗旅館で、肌に優しい、トロトロのうなぎ湯と呼ばれる硫黄泉が自慢です。
今回は、ゆさやでは数少ない、トイレ付き客室に宿泊しました。
この記事では、元祖うなぎ湯の宿、ゆさやの歴史と概要、お部屋、お風呂と夕食・朝食までフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【宮城県 鳴子温泉♨️元祖うなぎ湯の宿 ゆさや】登録有形文化財の宿はトロトロの硫黄泉だった!
宮城県 鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさやに宿泊してきましたので、館内の概要、お部屋、お風呂、夕食と朝食までブログでご紹介します
鳴子温泉 ゆさや 基本情報
鳴子温泉郷とは
鳴子温泉郷は、宮城県の北部、大崎市にあり、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温度、中山平温泉、鬼首温泉の5つのエリアからなり370本の源泉を持つ温泉郷です。
鳴子温泉の歴史は古く、西暦837年に潟山(鳴子火山)が噴火大爆発し、温泉が轟音とともに湧き出したとされ、宮城の秋保温泉、福島の飯坂温泉とともに、奥州みちのく3名湯に数えらる名湯です。
その昔、源義経一行が藤原秀衝を頼って平泉に逃げのびる途中、北の方が亀若丸を産み落としたが、赤ん坊は産声をあげなかった。そこで、この地に湧く温泉を産湯に使ったところ、元気な泣き声をあげたので、啼子と呼ばれるようになり、それが鳴子に変わったという言い伝えもあります。
泉質も温泉の全泉質と言われる11種の内9種もあるため、鳴子温泉の湯宿をめぐれば、日本の泉質のほとんどに入ることも可能と言われています。
鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさや 基本情報
ゆさや 基本情報
宮城県 鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさやの公式ホームページはこちら。公式インスタグラムはこちら。
ゆさやの創業はなんと江戸時代の1632年。越後上杉家に仕えた遊佐一族が湯治宿を開業したのが始まりとされ、その後伊達藩から湯守を仰せつかり、鳴子温泉で最古の名湯「滝の湯」の管理を今日まで続けられているそうです。
ゆさや本館は、明治23年の火災後に新築され、昭和11年に改築された建物で、入母屋作りの瓦葺屋根、表側の梁は建物の端から端まで12間半の一本丸太、ロビー付近の柱は太い栗材が使用されています。
その後、昭和37年から3回ほど大きく改装され、柱の位置等は変わっていますが、380年を経ても、江戸時代の建築様式と構造は、ほぼそのまま保存されています。
ゆさやの館主は代々、遊佐勘左衛門氏を名のり、現在の館主は17代目、木造モルタル2階建ての建物は、2000年10月に国の登録有形文化財に登録されました。
インターネットで予約できる客室はトイレなしのお部屋です。トイレ付のお部屋を希望の場合は、電話で予約する必要があります。
夕食・朝食ともにお部屋食です。
クレジットカードは利用可能です。
WiFiは用意されています。また、ドコモはじめ携帯の電波は繋がります。
- 客室数:全14室
- 駐車場:20台(無料)
- チェックイン:14:00
- チェックアウト:10:00
ゆさや 場所
住所:〒989-6823宮城県大崎市鳴子温泉湯元84
TEL :0229-83-2565
【宿へのアクセス】
自家用車:東北道 古川ICより約40分
JR:JR鳴子温泉駅から徒歩4分
ゆさや 客室
客室は全て和室で14室(うち2室がトイレ付き)。
今回宿泊するのは、2階のトイレ付きのお部屋です。
ゆさや 温泉
肌の触感がツルツルのうなぎ湯は文政年間の「大八州遊記」やその後の「撫子日記」等に紹介され既に江戸時代中期には世に知られていたそうです。
源泉は地下65メートルから湧出する温泉で、天候や気温の変化で色がエメラルドからカラス色へと日によって変化する神秘の温泉です。
お風呂は男女の大浴場と貸切風呂「茜の湯」。宿泊者は近所にある公衆浴場「滝の湯」も無料で入ることができます。貸切風呂は到着順に予約を入れることができます。
源泉が高温のため、浴槽水の入れ替えの時だけ水を加えて適温に調整しています。その後は源泉かけ流しで源泉の量だけで温度調整しています。
ゆさやは日帰り入浴はできません
浴室浴槽名:男湯・女湯
- 源泉名:源泉名:新うなぎ湯3号・山道新1号泉・2号・3号・4号・5号・6号 混合泉
- 泉質:含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
- pH:7.9
- 泉温:68.9℃
浴室浴槽名:貸切露天風呂 茜の湯
- 源泉名:山道新1号泉・2号・3号・4号・5号・6号 混合泉
- 泉質:含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉
- pH:8.3
- 泉温:88.0℃
※泉温が高温ですが、浴槽水の入れ替えの時だけ水を加えて適温に調整。その後は源泉100%かけ流しで源泉の量だけで温度調整しています(源泉率約90パーセント)。
お風呂については記事内で詳細に解説していますので是非御覧ください。
電話で予約
今回はトイレ付きのお部屋を指定したいため電話で予約しました(トイレ付きのお部屋はwebでは予約不可です)。
1泊2食付き、宿泊費は家族3人(大人2人、子供1人)で—-円でした。
宮城県 鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさやに宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
宿の概要
今回は、宮城県 鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさや(以下ゆさや)をご紹介します。
鳴子温泉郷は、5つのエリアからなる温泉郷で、温泉の全泉質と言われる11種の内9種もあるため、鳴子温泉の湯宿をめぐれば、日本の泉質のほとんどに入ることも可能と言われている名湯です。
ゆさやは、国の登録有形文化財に指定されている老舗旅館で、肌に優しい、トロトロのうなぎ湯と呼ばれる硫黄泉が自慢です。
今回は、ゆさやでは数少ない、トイレ付き客室に宿泊しました。
この記事では、歴史と概要、お部屋、お風呂と夕食・朝食までゆさやの魅力をフルレビューします。
見どころたっぷりの記事となっていますので、ぜひじっくりとご覧ください。
歴史と概要
JR鳴子温泉駅から歩いて数分、裏山には温泉神社、周囲には鳴子観光ホテルや大江戸温泉物語ますやなどの大型ホテルが軒を連ねる坂道の途中にひっそりと佇むように、 ゆさやはあります。
(江戸時代から明治23年焼失するまでの建物)
ゆさやの創業はなんと江戸時代の1632年。越後上杉家に仕えた遊佐一族が湯治宿を開業したのが始まりとされ、その後伊達藩から湯守を仰せつかり、
隣接する鳴子温泉で最古の名湯「滝の湯」の管理を今日まで続けられているそうです。
(大正時代から昭和初期の頃の湯の街通り)
現在のゆさや本館は、明治23年に建築された入母屋造りの瓦葺屋根。
(昭和11年に建てられた現在の建物の原型)
昭和11年に改築はされているものの、380年を経ても、江戸時代の建築様式と構造は、ほぼそのまま保存されています。
ゆさやの館主は代々、遊佐勘左衛門を名のり、現在の館主は17代目、木造モルタル2階建ての建物は、2000年10月に国の有形文化財に登録されました。
ゆさやの自慢は、肌の触感がツルツルのうなぎ湯。源泉は地下65メートルから湧出する温泉で、日によってエメラルドからカラス色などに変化する神秘の温泉です。
温泉については、この後たっぷりとご紹介します。
入母屋造りの面影が残された、素敵なエントランスから、館内に入ってみましょう。
フロント前は、カーペット敷き、レトロで素敵な空間。
こちらはお休み所のようなスペース
ソファのあるこちらのスペースでは、
ゆさやの歴史がわかる資料や、
有形文化財の盾などが展示されています。
こちらはフロント
フロント前には売店「鍵屋」がありました。
工芸品などを中心にした品揃えです。
湯上がりサイダーやわらび餅がありました^^
ゆさや お部屋レビュー
客室について解説
ゆさやの客室は全14室、うち2部屋がトイレ付きです。
仙台牛しゃぶしゃぶや豆乳鍋などから選べるスタンダードプランでは、15000円台からとなっています。ちなみに、後でご紹介するお料理を見ていただければ、かなりコスパがいいということがわかると思います。
なお、インターネットで予約できる客室はトイレなしのお部屋ですので、トイレ付のお部屋を希望の場合は、電話で予約する必要があります。
2階 トイレ付き和室「鶴の間」 お部屋レビュー
では、お部屋レビューです。
今回のお部屋は「鶴の間」トイレ付きの和室です。
まずは4畳半の次の間のようなお部屋です。
クローゼットには湯かごがありました。これは嬉しいですね👍
ゆかたはしっかりと名入りになっています。
レトロな鏡台(ドレッサー)
こちらがメインのお部屋10畳和室です。
昔の雰囲気が残された純和風のとても素敵なお部屋です。
床の間もとても立派。鶴の掛け軸がかかっています。
お茶菓子は鳴子銘菓のわらび餅でした。
お茶は鳴子温泉の七福茶
お部屋の周囲は周り廊下のようになっています。
こちらは広縁のようなスペース。
窓からは温泉の街並みが見えますが、駐車場の上には貸切風呂があります。
お部屋にはエアコンが2台ありました。
もう一つの窓からは大江戸温泉物語 ますや が見えています。
洗面です。
アメニティについては、プラ削減のため、必要な方はフロントからいただいてくるスタイルです。
冷蔵庫です
なんと冷やされていたフルーツと水羊羹はサービスです。これは嬉しい👍
ドリンク類は有料となっています。
トイレは新しく、ウォッシュレット付きとなっています。
お部屋でWiFiが利用できます。通信速度は35Mbpsでした。
ゆさや 温泉
温泉について解説
ゆさやでは、内湯「うなぎ湯」が男女入れ替え、そして貸切風呂の「茜の湯」があります。貸切風呂は、到着順に30分の貸切となっています。
ゆさやの宿泊客は隣にある滝の湯も無料で入ることができます。
ゆさやの自慢は、肌の触感がツルツルのうなぎ湯。源泉は地下65メートルから湧出する温泉で、日によってエメラルドからカラス色などに変化する神秘の温泉です。
内湯の泉質はpH7.9の含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉、泉温は68.9℃、お湯の入れ替え時に加水していますが、ほぼ源泉掛け流しとなっています。
うなぎ湯 その1
内湯をご紹介します。
脱衣スペースです。お部屋が14ですので、十分な広さですね。
洗面です。
アメニティ、化粧品、ドライヤーが用意されていました。
大浴場 内湯
全体はとても広いスペースになっていて、お風呂が手前と奥に2つあります。それぞれお湯の色が違っていますね。浴室に入ると硫黄のいい匂いがしてきます👍
手前のお風呂は周囲が木で縁取られた小さめのお風呂。こちらはお湯が緑?色になっています。
奥のお風呂は石造りの広めのお風呂になっていて、周囲には岩の装飾がされています。こちらがゆさやのメインのお風呂となります。
お湯は白い濁り湯で、すこしぬるぬるする素晴らしいお湯になっています。
シャワー付きの洗い場が4つあります。
シャンプーのブランドはミキモトコスメティクスでした。
うなぎ湯 その2
男女入れ替えのもう一つの内湯ですが、こちらは少し狭くなっています。
洗面とアメニティなどは同様です。
お風呂です。先ほどのお風呂と比べると狭めです。
洗い場は2つ用意されています。
お風呂も石造りの小さめのお風呂で、2-3人程度でしょうか。お湯は薄濁りの緑色のお湯になっています。こちらも硫黄の匂いがしています♪
貸切露天風呂 茜の湯
貸切風呂は駐車場から少し坂を登る必要があります。
途中、蔵がありました
小高くなっているので、温泉街が見渡せます
こちらが貸切風呂「茜の湯」です。
茜の湯 脱衣スペースです。貸切風呂ですので十分な広さですね。
洗面とトイレです。
貸切露天風呂の泉質は約88℃と内湯より高温ですが、こちらは源泉100%掛け流しです。
pH8.3 含硫黄ーナトリウムー炭酸水素・塩化物・硫酸塩泉
貸切露天風呂 茜の湯
屋根はありますが、奥は開放感十分です👍
湯舟はとても広く、周囲には木が縁取られていて高級感もありますね^^
手すりや段差でバリアフリーも配慮されています。
お湯を貯めることで、源泉100%の温度も調整されています。
個室会場で夕食
夕食は1階のお食事処でいただきます。
畳の上にテーブル、足に優しいセッティングです👍
食事はある程度配膳されていました。
ドリンクメニューです。生ビール、地酒、ワインなど一通り揃っています。
食事のメニューです。凝った料理が多く、とても工夫されていました。食前酒は梅酒のカクテルです。
【焼八寸】マグロの時雨煮、サーモンマリネ、さわらの包み焼き、みょうが
こちらがさわらの包み焼き。熱々の包み焼きは野菜の香りと一緒に包み込まれていました^^
【煮物】鶏つくねと高野豆腐のかぶら掛け
【酢の物】ワカメそうめん 菊、きゅうりの酢の物です。
【口代り】季節野菜の彩りサラダ 鴨スモーク入りのサラダを、春巻きの皮で包んだもの これは凝ったお料理!
【お造り】マグロ、ブリ、ホタテ、アオリイカ
【椀代り】かに餡の茶碗蒸し
【主餐】仙台黒毛和牛しゃぶしゃぶ
選べるメイン料理、今回はしゃぶしゃぶにしました。
【揚げ物】てんぷら エビの変わり揚げ ミョウガの天ぷらもありました
【お食事】山菜ご飯 熱々の山菜ご飯は絶品でした^^
【水菓子】マンゴープリン 生クリームと、マンゴーの実が乗ったマンゴープリンです♪
個室会場で朝食
朝食も同じ会場で和食膳です。
ご飯はつや姫。お櫃でおかわり自由です^^
朝食膳です。朝からとても豪華!ご飯が進みます(^^♪
チェックアウト
フロントでチェックアウトです。
鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさや いかがでしたか?
登録有形文化財のレトロで素敵な雰囲気と、鳴子温泉の素晴らしい泉質に癒される宿泊でした。
これからもいろいろな宿をご紹介してまいりますので、引き続きご覧ください。
宮城県 鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさや まとめ
- 鳴子温泉の老舗宿、ゆさやに宿泊しました
- ゆさやでは2部屋のみの、トイレ付き和室のお部屋をご紹介しています
- 貸切風呂、男女入れ替えを含め、入れるお風呂は3つ。つるつるのにごり湯でとても癒されます
- 食事も個室でプライベート感十分で大満足でした^^
登録有形文化財のレトロで素敵な雰囲気と、鳴子温泉の素晴らしい泉質に癒される宿泊でした。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【宮城県 鳴子温泉♨️元祖うなぎ湯の宿 ゆさや】登録有形文化財の宿はトロトロの硫黄泉だった!
本記事が、鳴子温泉 元祖うなぎ湯の宿 ゆさやの情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。